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グレゴリオ聖歌・教会音楽コミュのカペラ 2008/9シーズン定期公演

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ルネサンスの教会音楽をグレゴリオ聖歌を交えた
ミサ典礼のスタイルで演奏しているプロの声楽アンサンブル、
ヴォーカル・アンサンブル カペラの2008/9シーズン定期公演
の告知をさせていただきます。

公式HP→http://www.cappellajp.com/tokyo/index.html

演奏 ヴォーカル・アンサンブル カペラ
superius  鈴木美登里(10月以外) 花井尚美 本保尚子
altus/tenor  青木洋也 及川 豊 根岸一郎 望月寛之
bassus  小笠原美敬 花井哲郎(Maestro di Cappella=音楽監督)


■カペラ定期・関連公演のご案内■

シリーズ〈3つのミサ・カプト〉
15世紀後半に作られたミサ《カプト》とよばれる作品が3曲伝えられています。
カプトとは単旋律聖歌「ペテロのところに来ると」Venit ad Petrumの一節に
ある、「頭」caputの語に由来し、これらのミサ曲は、そのca-の音節上に展開
される長い旋律(メリスマ)を定旋律として使っている、という点で共通して
います。特に作者不詳のミサ《カプト》は、ポリフォニーによるミサ曲という
ひとつのジャンルが確立されるにあたって、重要な役割を担った作品で、長年
ギヨーム・デュファイの作とされてきた曲です。近年の研究では、デュファイ
ではなく、名前を特定できないあるイギリス人の作曲家による作品であると
考えられています。この作品に影響を受けて、フランス・フランドルの二人の
作曲家ヨハンネス・オケゲムとヤコブ・オブレヒトが、同様の、しかしそれ
ぞれに工夫を凝らしたミサ《カプト》を作曲し、15世紀末に花開いたポリフォ
ニー・ミサ曲の芸術に大きく貢献しました。カプトはまた罪の象徴でもあるド
ラゴンの頭とも解釈され、作品の構成に影響を与えていると考えられます。

2008/9年のヴォーカル・アンサンブル カペラ定期公演のうち、始めの2回
(10月と2009年1月)は、オケゲムとオブレヒトのミサ《カプト》を取り上げ
ます。それに先だって9月15日にはレクチャー・コンサートを企画、イギリス
の作者不詳のミサ《カプト》の抜粋を演奏、ルネサンス・ミサの構造、歴史、
そしてその魅力を実演を交えて解説します。

2009年7月はカペラが10年来取り組んできたジョスカン・デ・プレのミサ曲
連続演奏です。当時の印刷譜の各楽章に、さいころの絵が記されている謎めい
た作品、ミサ・ディ・ダディを取り上げます。定旋律としてフランス語のシャン
ソン “N'aray je jamais”(私はいつか、今よりよいものを持つことができるの
だろうか)が使われているので、その歌詞を取って “Missa N'aray je jamais”
ミサ《私はいつか》と呼ばれます。このミサ曲の背景には「御聖体」の神秘が
隠されていると考えられますので、御聖体のミサ、としてプログラムを組み
ました。
15世紀末の多様なミサ曲を堪能できるカペラ定期公演を、どうぞお楽しみに!

◆関連公演
レクチャーコンサート『カプトとルネサンス・ミサ曲の魅力』
2008年9月15日(月祝)午後3時 淀橋教会小原記念チャペル
作者不詳(15世紀イギリス)
 ミサ《カプト》抜粋 Anonymous (15th c. English), Missa Caput
出演:カペラメンバー
   鈴木美登里、花井尚美、青木洋也、及川豊、小笠原美敬、花井哲郎
講師:花井哲郎

◆定期公演 第1回
2008年
10月13日(月祝)午後4時 聖アンセルモ・カトリック目黒教会
10月14日(火)午後2時30分 東京オペラシティ・近江楽堂

『オケゲムのミサ《カプト》』
グレゴリオ聖歌 ミサ固有唱 Gregorian chant, Proprium
オケゲム ミサ《カプト》 Johannes Ockeghem (ca.1410-1497), Missa Caput
オケゲム「めでたし元后(サルヴェ・レジーナ)」Johannes Ockeghem, Salve Regina
他

◆定期公演 第2回
2009年
1月11日(日)午後4時 カトリック由比ガ浜教会(鎌倉)
1月12日(月祝)午後4時 聖アンセルモ・カトリック目黒教会

『オブレヒトのミサ《カプト》』
グレゴリオ聖歌 ミサ固有唱 Gregorian chant, Proprium
オブレヒト ミサ《カプト》 Jacob Obrecht (1457/8-1505), Missa Caput
他

◆定期公演 第3回
2009年
7月10日(金)午後7時 聖アンセルモ・カトリック目黒教会

ジョスカン・デ・プレ ミサ曲連続演奏会 『御聖体のミサ』
 Missa de venerabili sacramento
ジョスカン ミサ《私はいつか》(ディ・ダディ=さいころのミサ)
 Josquin des Prez (ca.1450/55-1521), Missa N'aray je jamais (Di dadi)
ジョスカン 「ある人が大いなる宴を催し」
 Josquin des Prez, Homo quidam fecit cenam magnam
他

■カペラ「友の会」会員募集中です ■

【会員種別と特典の一例】
(会報および公演案内送付、ライブCDプレゼントは共通)
一般会員:年会費2,000円(主催公演割引)
定期会員:年会費10,000円(定期3公演チケット込、主催公演割引)
賛助会員:年会費20,000円(定期3公演ご招待、主催公演割引)
寄付会員:一口10,000円

【チケット料金】※会員でない場合の定価
1月11日以外
 前売 一般¥4,000/ペア ¥7,000
 当日 一般¥4,500/学生¥2,500*
1月11日(カトリック由比ガ浜教会)
 前売 一般¥3,500/ペア ¥6,000
 当日 一般¥4,000/学生¥2,500*

【前売取扱】
電子チケットぴあ http://pia.jp/t 0570-02-9999(9/15,1/11以外)
東京古典楽器センター 03-3952-5515
東京文化会館チケットサービス 03-5815-5452
東京芸術劇場チケットサービス 03-5985-1707
スペース・セント・ポール(東京カテドラル内) 03-3941-4971
サンパウロ 03-3357-8642
*学生券は、学生証を提示のうえお求めください(ぴあでは扱っていません)

問い合わせ:フォンス・フローリス m-kubota@fonsfloris.com(窪田)

コメント(1)

カペラ定期公演『オケゲムのミサ《カプト》』
10月14日(火)東京オペラシティ・近江楽堂
は完売しました。

前日の13日(月・祝)は、まだまだ席に余裕がありますので、
ぜひ、こちらにおいでください。

また、音楽監督の花井哲郎のメッセージがあります。
ぜひ、ご覧ください。
********************************************************
カペラによるミサ《カプト》第2弾です!
一曲目は9月にレクチャーコンサートで演奏したイギリスの
作者不詳の曲でしたが、これは私としても大発見の、なかなかの
名曲でした。クレド抜きでやったので、そのうち全曲演奏したい
と考えています。

今度はいよいよ本命のオケゲム、これはすごい曲です。
練習していてもぞくぞくしてきます。カプトのメロディーが、
従来のテノールではなく、もとの旋律をオクターヴ低く
歌うように指示されているので、バスが歌います。
つまり、バスを歌う私は何とはじめての定旋律担当!
低いところで、不思議な響きを作っていきます。変な和音が
たくさん出てきますが、その秘密はプログラム・ノートに
解説しますので、お楽しみに。

カペラのオケゲムというのも久しぶりです。とにかくオケゲムは個
性的です。テンポ感覚はデュファイ直系ですが、波のようにうねる
曲想、突然噴火したようにほとばしり出てくる速いパッセージ、永
遠の彼方に流れていくような構成は本当に独特です。カプトが意味
する神学的深みがオケゲムには実に似つかわしく、素晴らしい名曲
になっています。美しいサルヴェ・レジーナ、そして15世紀の写本
から歌うグレゴリオ聖歌とともに、異次元の空間へ誘う祈りの音楽
をお楽しみください。

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