ADHD/LD/アスペ　【養育問題】コミュの30年前に行った療育　

私の息子は、現在31歳。下記の状況から現在アパートで一人暮らししながら、資本金23億の会社の設計部署に（障害枠の入社ではありません）通勤するまでになりました。
経過
・1歳半検診で、よく相手して下さいと指導受ける。
・3歳半まで、「むにゃむにゃ」という感じで言葉がなく、オムツも取れませんでした。最初の言葉は「タコ」を指して「ガコ」。
・聴覚他身体的検査を病院で受けましたが異常なし。知能検査から、早く療育施設に入れた方がよいと助言あり。
・児童相談所に相談にいくと、積み木の門をミニカーをくぐらせたので「つくし学園」（幼児の擁護学校）に通う程ではないとの診断。
・4歳までは家からよく逃亡。買い物中に手を離したら居なくなって警察のお世話になったこともあります。
・遅れがあるので年中を1年半、半年年長で支援学級へ通級。入学前の知能テストはＩＱ70台。応用問題は無理と言われました。小学校入学前は「言葉の教室」に通っていました。
・小3病院でリタリンを飲んで行った知能テストではＩＱ100を超えました。同時にＡＤＨＤと診断されました。
・小4で落ち着いたので普通学級へ常駐となりました。
・中学から私立高校（数研準2級、英検2級筆記合格（面接落ち）、漢検2級取得）理系大学（1年留年）
・中小企業の設備会社就職、2年半で退職。その後ポリテックセンター（就職訓練）で2ケ月後に職業訓練の先生の紹介で現在の会社の面接試験を受けて入社。（以前の職場は、中小企業だったので現場代理人からＣＡＤでの図面作成まで一人で行ってた。ＣＡＤの経験が評価されたらしい）
以上は約30年前からの息子の経過です。

何も療育してこなかった訳ではありません。自分で思いつく療育を行いました。
私の経験話が役立つのは、息子と似た状況の方なら参考になるでしょう。しかし状況に合致しない方には、冷たい言い方になりますが参考にならないと思います。

状況
・お父さんが、積極的に子供の療育に関わる方（無関心なお父さんはダメ）
・幼児期から変と感じた子で、ＡＤＨＤの他に合わせもつ障害がない子。
・兄弟に障害がない子。
以上3点は家の場合の状況です。気分を害する方もいるかもしれませんが状況を同じにしないと、私が行った療育は役にたたなく失望を増すと思ってます。
しかし状況が似ていたら３０年前行った事ですが少しは役に立つこともあると考えました。

幼児期の療育（～４歳ごろまで）
・無表情の笑わない子だったので帰宅してから、①お馬さんになったり、抱いてグルグル回したり、布団を敷いてジャンプなど遊びととして行いました。また風船を飛ばして叩く、ボールを転がして拾う。にぎる・つまむ・たたく等のオモチャも使いました。
①は、ほぼ毎日行いました。休日は公園に連れて遊ばせました。道路ではブロック段があれば其処を支えながら歩かせました。息子を笑顔にするため、できることは悔いを残さなよう行いました。

本日はここまで、想い出しながら次に続けます。

コメント(2)

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[1] mixiユーザー 11月24日 15:34

公文も利用しました。太い鉛筆で点線に沿って線を書くと動物になるというもの。
幼児期は、目、口、手の動き他、体の全体運動が成長に大きく関係すると思ってます。強制ではなく、遊びで楽しく行うことが大切です。

ブランコに乗って揺らすと息子は、目を閉じて気持ちよさそうなので田舎に帰省した時など、誰もいない公園で夕方なるまで何時間もブランコを揺らしたこともあります。

カエルと分る絵を描けるようになって言葉が出た感じです。3歳半で言葉になった訳ですが、自分のことを「じょじょじ」と言うようになりました。

（4歳～8歳ごろ）
ウルトラマンが大好きで、怪獣に凄く興味を持つようになりました。怪獣の絵本を以ってきて何て言うのか聞くので「キドラ」とか言ってあげたら、怪獣の名前（カタカナ）を覚えました。
言葉が凄く遅かったので、公文の文（おはよう、こんにちは・・・）で文字から会話の言葉を覚えました。
全身の運動で水泳がよいとのこどだったのでスイミングクラブへも通うことにしました。小6まで通って全ての泳ぎができるようになりました。
縄跳びが、運動能力として有益なので小1から縄跳びの練習を行いました。最初は波乗りです。小3で
自分で縄跳びができるようになったと思います。自転車も乗れるようになりましたが時期は不明です。
年長からつねられたり、小1年でも仲間外れやイジメに似たようなことがあったので、当時ミニ四駆がはやって息子も興味あったので、ガレージにミニ四駆のコースを造って近所の子供にも遊んでもらいました。それで息子のことを知ってまらうように努め、同学年の子とは相手にしてくれないので年下の子と遊んでいました。
上級生にからかわれることもありましたが、体が大きい方だったので取っ組合いで逃げることもなく立ち向かう気の強さはありました。
ポニーに乗ると療育によいと聞いたので、牧場へ行ってポニーに乗せたり、大学の障害児教育のところに参加させたり情報は色々集めました。

支援級に通ってましたが、シールを使った数の概念を教えました。丸いシールを貼ったのと数字を関連づけましたが、繰り上げで難があり、一円玉、十円玉、百円玉で教えました。繰り上げを覚えるのに2年半位かかったと思います。

（　9歳～　）
ゲームは好きなだけやらせました。指で操作するのでよいと思ったのです。またゲームができると友達もでき、更に上手いと尊敬されるかと思った。

病院でリタリンという薬を飲んだ時と、飲まない時の知能テストを受け、ＡＤＨＤの診断を受けました。リタリンは恐ろしいほど効いて、知能テストの結果もよく、リタリンを飲んで学校に通わせたら「お利口さん」だったみたいで、驚いた先生から病院で何があったのですかと質問されました。
リタリンは薬がきれる時に情緒不安定で泣き出したりするので、リタリンの副作用も考慮し服用はやめました。
公文の国語は続けましたが、算数は繰り返しになり効果ないと思い、水道式の塾に通わせました。水道式は、なぜそうなるのか原理から教える塾です。

キャンプなどや旅行などへも参加させました。自立が一番なので運動だけでなく、自分でやる機会を増やすように努めました。

教室をウロウロすることもなくなったので小4から普通級になりました。
3歳まで言葉がないと、その後の成長が見込めないという専門書を読んで、何とか悔いを残さないように療育に努めました。
一番大切なことは「些細な事でも褒めること」。しかしどうしても怒ってしまうことが多く、いつも反省です。息子は中学生の時「オレはラリッテいたんだろ」と言って小さいころ変だったのを自覚してます。また「オレはスパルタ教育を受けた」とも言ってました。不思議なことに小3までの記憶がないとも言います。

今日は、この辺にしておきます。「褒める」「自信をつける」は本当に大事です。

[2] mixiユーザー 11月25日 14:15

(9～12歳）
好きなことは、ゲームでも何でも自由にやらせました。「学校の怪談　花子ちゃん」というデームで難しい漢字に興味持ち、これを漢字でどう書くんだと色々聞いてきた時もありました。
子供にとって興味をもつ何かがあったら、そのことに対応すれば好きな事は覚えていきます。

障害児を集めて色々なスキルを教える大学のサークルに参加しました。「こういう場合、どう対応する？」と意見をみんなに聞いたり、「みんなの前で発表」したり、講堂で走ったり、鬼ごっこしたり、掃除をする等、サークルでは大変お世話になりました。発表時は、みんなが拍手して発表した子は大変嬉しそうな表情だったのを想い出されます。
学校では、褒められないことでもサークルでは褒められる。障害児にとっても大変気持ちのよいことです。自分に自信を持つことは成長を促す上で最も重要と考えます。

このサークルで知り合った子とは、息子は今も交流があり、当時指導してくれた学生さんも誘って年1回飲み会をしているようです。

ADHDは、好きなことは完璧です。しかしそうでもないことはダラシガナイ。そのダラシガナイことをどうやって改善するか一番の悩みどころです。
言葉が遅い子は、特に話を聞くのが苦手だと思ってます。絵を書いたり、動作で伝えたり、文字にしたり工夫は必要です。
学校の様子は、先生と日誌交換がいいかもしれません。

息子は友達にチョッカイを出す問題児であった為、父兄からの批判もありましたが、落ち着いてくると自然にそういった批判もなくなります。子供のそうした件で悩まれる方も多いと思います。色々な機関がありますので積極的に相談し心の荷を軽くして下さい。私も沢山利用させて頂きました。

振り返ってみて一番心配したのは、将来「息子はどうなるんだろう」の一言です。しかし遅れは少しづつ取り返すのも事実です。同学年の子のペラペラ話す会話を聞いてスゴイと感じたものです。

この時期、水道式の塾の先生主催の旅行には、積極的に参加させ北海道にも行かせました。

想い出されることが尽きたのでこの辺で、また想い出したら追記致します。

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