ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

そのまんま575で交心コミュの叱られて夕陽の海へ泣きに行く

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加


 ★ 俳句日録080901

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

      叱られて夕陽の海へ泣きに行く

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――




 山道やひとり女の霧の中


 あきれられあきられすてられ秋のゆく


 霧のみね阿騎野わらじの夢ひかる


 きりの朝おとぎばなしの阿騎野かな


 きりふかき阿騎野宇陀川夢もよう


 ゆるやかに霧の宇陀川陽に染まる


 秋をゆくおもいつながる人ありや


 ほうき雲こころはこころで撫でようね


 叱られて夕陽の海へ泣きに行く


 あかあかと仕事を終える向日葵の落ちぬ夕陽となりて浮きけり


 ふわふわと波間にゆれる向日葵の夜を止める時空開けり


 泣きに行く夕陽の海に観しものは水浴びをする向日葵の影


 部屋詰めは年頃ならずも哀しけり命の限り恋するは業


 あきの陽にほのかに焼けしかいなかな


 赤とんぼうまれしときもやはり赤


 花野来て小さき花の愛を知る


 年ふりてふかき縁の花野かな


 老の身の野に躍りをる秋の山


 そぞろ神おさえがたかり秋の山


 黒頂天いっしょに銀河の外翔ぼう


 一粒の林檎落ちなばそれきしよ落ちて真を残しけり


 モンローも吃驚熟柿の落ちてくる


 拾いしも勿体なくて神棚に飾る熟柿の香り悩まし


 友の寄る庵に添えたる女郎花


 憧るる墨絵の余白秋深む


 忍べども色にいでけり酔芙蓉もとの芙蓉で忍びにけらし


 できふでき問わず楽しむ折り込みの短歌を知りれば動くめく心


 知りぬれば心ときめく未知の野の花野の如く広がる時空


 いとおかし昨日は知らず明日もまた知らねど今日のおもしろかるよ


 林檎食む刹那の歓喜知りぬれば罪ちゅう心遠ざくるべし


 をるもよしをらぬもまたよし空気にも似たる人とはなりにけらしも


 空の気をはらんで吹きく秋の風


 教会のミサの流れる星の夜に念いをひとつひとつ送りぬ



★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★



コメント(0)

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

そのまんま575で交心 更新情報

そのまんま575で交心のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング