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PWL音楽論コミュのSAW-Mix 89-90’S for PWL

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今回は最近作成したMIXテープについて。
きっかけは、先日紹介したPOP MONSTERJAMの影響と、SAWサウンドビューティとも言える完成度を極めた90年を中心に、当時未発表となった魅力ある別バージョンを織り交ぜたSAW12インチの世界を描いてみた。
HIP-HOP全盛時代にとらわれない、SAW流DANCE-POPが十分に味わえる内容だと思う。

SAW-Mix 89-90’S for PWL

1. Listen To Your Heart (12” Version) / SONIA
2. I Don't Wanna Get Hurt (Extended Edit Mix) / DONNA SUMMER
3. Step Back In Time (Tony & Steve’s Groove Mix) / KYLIE MINOGUE
4. Can't Shake The Feeling (Remix) / BIG FUN
5. Happenin' All Over Again (Italiano House Version) / LONNIE GORDON
6. If I Have To Stand Alone (Phil's Funky Mix) / LONNIE GORDON
7. Better Off Without You (Lickin' Mix) / HAZELL DEAN
8. How Could He Do This To Me? (Extended Version) / LONNIE GORDON
9. Listen To Your Heart (Reprise)

スタートは、SAWが誇るキュート&実力を備え持つ最終兵器SONIA。
4作のSAWオリジナルから第3シングルとなったListen To Your Heart。
本当に何度聴いてもいい曲、そんな不思議な魅力がある。
一番不思議なのは、こんなにもキュートなPOPアイドル曲にも関わらず、当時流行していたACID-HOUSEビートが絶妙にフィットしているということ。
そういう意味では、SAW作品中でもタイプとしては唯一の楽曲だと言える。
12インチでは別バージョンが存在しないのもパーフェクトである証。
2コーラス分を流してI Don't Wanna Get Hurtへカットイン。

今回もうひとつ拘ったのがDONNA SUMMERの楽曲で、12インチバージョンをよりシンプルに再編集し、本来の魅力を引き出したかった。
(以前にも紹介したP.W.L DIAMOND 90’S REMIXESと同コンセプト)
中でもI Don't Wanna Get Hurtの場合、ボーカルパートばかりがギッシリ詰まり過ぎているので、INSTを織り交ぜながら、本来のソングパターンに再編集とした。
改めて、アレンジ自体に関して言えば、オリジナルExtended Version(PHIL HARDING)がベストだと言える。

続くStep Back In Timeは、Groove感バッチリのTONY KING REMIXと、DMCプロモオンリーとなっていた幻の別バージョンTHE BIG SHOCKを手掛けたゲストリミキサー、
STEVE ANDERSONによる2バージョンを使用。
オープニング1コーラスからアッパーなTONYバージョン、そして2コーラス目からはJAZZYなピアノアレンジが魅力なTHE BIG SHOCKへ切り変えた。

実はこのTHE BIG SHOCK、後にPWLリミキサーによってコレと全く同じアレンジをそのまま流用した別バージョン
HARDING & CURNOW REMIXというのが存在する。

これを意味するのは、DMCプロモオンリーとなったTHE BIG SHOCKの基本アレンジをWATERMANが気に入った為、
PWLリミキサーによって再度流用した事が言える。
しかし、GROOVE感あるピアノアレンジ作りはSTEVE ANDERSONの方が遥かに勝っている。

この後のCan't Shake The Feeling (Remix)は、完全にPOP MONSTERJAMの影響そのもの。
Remixの流れは、1コーラスBメロからアレンジが入り込んでくる為、Aメロボーカル部分まで前曲
Step Back In Timeビートと重ね続けてみた。

続くHappenin' All Over Againについては、バージョンには相当拘った。
スタートからアッパーなItaliano House REMIX(DAVE FORD)を2コーラス。
その後の後半ブレイクにオリジナルHIP-HOUSE MIXのカップリングとなったItaliano House MIX(HARDING & CURNOW)を使用。
この後半ブレイクこそが、隠れたWATERMAN’S-GROOVE。
高音域によるピアノの転調と、弾くタイミングを小刻みに一気に盛り上げていく。
この流れが終わると一旦ブレイクダウンし、徐々に盛り上げながらラストサビ&2度目の
ピアノ転調という、この流れ。
サウンド元自体は、90年頃に流行した49ersをはじめとするITALO-HOUSEですが、
これを上手くフィーチャーさせるWATERMANのセンスは一般に評価されにくいところもある。
今回はこの2バージョンを組み合わせ、ミックスタイトルをItaliano House Versionとした。

このGROOVE感を更なる盛り上げとしてセレクトしたのは、またもLONNIE GORDONですが、ダウンロードオンリーの未発表音源となったIf I Have To Stand Alone
(Phil's Funky Mix)。
このUNRELEASED-MIXESの中でもPhil's Funky MixとPete Hammond Remixは、
SAW全盛時代を担った2大ミックスマスターの集大成を感じさせるベストリミックスと言える、幻のバージョン。

このド派手なサンプリング主体ビートとItaliano Houseをガッツリ被せたかった。
Phil's Funky Mixは、8分という全体にサウンド魅力があるので、ここはロングに。

ド派手な流れが終わり、ラスト前はSAW本来のサウンドビューティーの世界で締めくくりとした。
Better Off Without YouはLONNIEアルバムにも収録されましたが、最終的にシングル化されたのは、HAZELL DEAN最終ワークに相応しいSAWポップアレンジ全開な奥深さを感じさせる。
爽やかポップながら、MATTの渋いギターをフィーチャーさせた魅力あるSAWサウンド。
そしてラストはLONNIE GORDONの幻の4弾シングル候補となったと思われる
How Could He Do This To Me?(こちらもまたSAWポップの名作中の名作)で実質上のラストとした。

ここで終わってもよかったのですが、テープが少し余ってしまった理由もあり、オープニングの哀愁たっぷりなListen To Your Heart後半ブレイクを使用しRepriseでエンド。

結果としてLONNIE GORDONを3作使用することとなりましたが、全体的にも違和感なく、SAWサウンドの魅力を描くことができた。

話は変わって、ここ最近の音楽番組で気になった事。
4月に放送された「実はあの曲が超大事だった!関ジャム流 平成音楽史」。
ここで、あのR&Bを極めた人物、松尾潔氏が鋭いシーンをセレクト!

「平成において、やはりダンスグループとして極めたパイオニアと言えばZOOでしょう」
「Choo Choo Trainは、実はそれほどR&Bというタイプの曲ではないんですが、サビコーラスがメインボーカルではない男性(中西圭三)で、サビコーラス部分でグループダンスするという、このスタイルが実はR&Bしてるんです...。」

ZOOを知らずして本格ダンスグループは語れない。
このコメントを聴いて改めて気づかされたことがある。
何故、R&Bタイプ曲じゃないのにR&Bが成立するのか?
これは、通常R&Bにはコブシ回しが必須となるが、時にコブシを回さずに伸びやかに発声したり、シャクリ(次の音階へ舐めるように発声する)レベルのメロディラインというパターンがある。

これがZOOでいうChoo Choo Trainのサビメロ。
例え、黒人R&Bアーティストが歌っても、この部分のメロは変わらずR&Bが崩れない。
日本人アーティストの場合、コブシ回しに限界があるので、作家が如何にして影響を受けないR&Bメロを作り出していくかというのも重要だったりする。

そして勘違いしてはならないのは、ZOOは「パイオニア」というレベルに留まらず、今もなお、彼らのような個性溢れるグループダンスを魅せるアーティストが存在しないという事。
彼らに学んだのは、一人のセンスを極めた人物がグループをけん引し、全体を引き締めていくという事。
メンバーに物凄いダンサーがいた。

彼はブレイキン出身で、New Jackが流行したと同時にいわゆる「振付ステップ(通称タチ)」をマスターし、ブレイキン&タチの二刀流を極めたという凄腕職人なのだが、単なる二刀流じゃなく、それぞれセンスを極めた人物というのは他に存在しない。

彼らのプロフェッショナルとは、デビューシングルCareless DanceというR&Bの名作をはじめ、これぞグループダンスと言える、セカンドシングルGivenの素晴らしいパフォーマンスを含め、音にピッタリとハメる振付センスにもみられる。

関ジャムで、もう一人ゲストとして登場したのがヒャダイン。
安室奈美恵Chase The Chanceや、SPEEDのBody & Soulの曲中のRAPに触れ、
「曲の間奏部分でラップを取り入れていますが、RAPとHIP-HOPがここで初めて別れた」とコメント。

いくら何でもこりゃヒド過ぎる..。
これは80年代からポップミュージックに取り入れられる、よくあるRAPフレーズに過ぎない。
この後「RAPを入れることでヤンチャさが出る」と松尾氏によるナイスフォロー。

ヒャダイン「実はボクも時江田さんの影響で音楽始めるきっかけになったんです...」
時江田祐(ロバート秋山)「ヒャダが適当に言ってるだけだよ..」

時江田氏の手掛けたベストアルバム(Re)turn TSKレコーズ(2010年リリース)
1.SUKIYAKI予想図
2.SASHIMI
3.Begin〜はじまりの瞬〜
4.Time〜今しか手に入れられないモノ〜
5.Fresh
6.Discount one bound〜他とは一緒にされたくないから〜
7.WAKADORI 100

そして特別に作り上げた1曲が、Second floor〜登りつめるモノ〜

一度はじっくり聴いてみたいSPMラインナップである。

更に秋山氏にしか描くことのできない日本の懐かしい光景を歌う
「うちわ」と「ひろしのぼうしが飛んでった」
一生、頭から消えることのできない名作である。

あと先日の爆笑そっくりものまねラストを飾った、我らがミラクルとJOYによる
加藤ミリヤ&SHUN/今夜はブギーバック。
この究極の「バカっぽさ」...これが中々できない..。
そして音楽好きは嘘が付けない。
JOYは、前回のTRF−KOOも凄かった..。
この短いラップでもっていくとは...素晴らしいセンスである。

ということで、次回B面に続く...。

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