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PWL音楽論コミュのPWL-MIX 89-90’S 2

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前回に引き続き、ミックステープPWL-MIX 89-90’SのB面について。
A面に続き、レア音源を含むサウンド重視によるセレクト。

B面ラインナップは以下のとおり。

PWL-MIX 89-90’S (SIDE2)

1. Number One (Extended Mix) / MARGARET URLICH
2. Hitchin' A Ride (12” Mix) / SINITTA
3. Body Shopping (12" Mix) / SINITTA
4. Heaven Knows (Powerhouse Mix) / WHENI N ROME
5. I Need You (12" Mix) / LONNIE GORDON
6. Give Your Heart (Extended EDIT) / KIWI & TESS
7. Can You Keep A Secret? (89 Extended Mix) / BROTHER BEYOND
8. Miss You (Tiger & Dub Mix) / T J JACKSON

スタートから珍しいレアな1枚、ニュージーランド出身アーティストMARGARET URLICH。
一度聴いて気付く方もいるかも知れませんが、サウンドアレンジは、あのWHITEY HOUSTON- I Wanna Dance With Somebody。
これは、WHITNEYの初期作品を多く手掛けたNARADA MICHAEL WALDENによるものですが、ここまでUS-POPサウンドをストレートに取り入れたPWL-MIXというのも珍しい。
12インチの方もオーストラリアオンリーということで、極めて入手困難な1枚となっており、サウンドの爽やかイメージから、オープニングとしてセレクト。

続くHitchin' A Rideは、69年のPOPバンドVANITY FAREのカバーですが、いわゆる80年代EUROサウンドにはピタリとハマるものがある。
オリジナルプロデューサーはLONDON BOYSでもお馴染み、ドイツのRALF RENE MAUE氏によるものですが、オリジナル音色にはUKとは違ったサンプルイメージがあり、思い切りあるストレートなインパクト音色を残しながら、シンセベースとビートのみPWLテイストを絡めた、正に名作カバーだと言える。

3曲目もSINITTAの作品が続きますが、こちらもTHE HITS-COLLECTIONのみ収録となったレアな12インチバージョン。
これは89年アルバムWICKEDに収録された楽曲ですが、シングルカットされずお蔵入りとなってしまった。

しかしながら、このバージョンアレンジは見事な仕上がりであり、新たに加えられたピアノ・リフが素晴らしい盛り上げポイントを生み出している。
一見、よくあるピアノサンプルにも聴こえますが、後半の5〜8カウント部分の細かなタイミングの取り方に飽きさせないアイデアを感じる。
この絶妙なリフに加え、アフリカンなパーカッションビートがまたいい。

そして、ここで意表を突くかのように入り込んでくるのが、WHENI N ROME。
こちらもまた、UKオンリーの12インチですが、ここ最近のNET市場ではレアアイテムとなっているようだ。
これは恐らく、80年代後期ということでポップサウンドの衰退時期とともに、楽曲によってはプレス枚数が少なくなってしまったモノも多かったのでしょう。
Heaven KnowsはUKでは2バージョン存在しますが、ここは縦ノリでノーマルなPowerhouse Mixをセレクト。
短めにカットしたくてもカットできないほど、全体の流れはパーフェクト。

続いてのLONNIE GORDONもアルバム収録曲からのセレクトですが、こちらは残念ながら12インチは存在しておらず、ダウンロードオンリーのインストを取り入れてロングバージョンを作成。
アルバムではA面ラストという地味な存在ですが、FUNKYなHIP-HOUSEビートという事で、非常にレア感ある数少ないDANCEスタイルであり、ずっとセレクトしたかった1曲。

この後、まさかのEURO-BEATサウンドへと切り替わるのが、KIWI & TESS。
デンマーク出身の女性デュオですが、サウンドイメージは正にEURO-BEAT。
曲作りもいわゆるストレートなコード進行で、よくあるパターンソングではありますが、
一見ありがちな中にある、ストレートを極めたメロを感じさせるものがある。
今回はオープニングブレイクが短い為、インストでスタートとし、ワンコーラスぐらいでカットインとした。

80年代後期から日本国内で主流となったイタリアンユーロと何が違うのか?
原曲メロの段階から作りが異なるのは当然ながら、イタリアの方はメロ重視というより、テンポの速さ重視であり、一般のポップは120〜130BPMに対し、イタリアはそれ以上。
更に速さで一押しする為、スネアドラムを入れず、ひたすらバスドラのみで押し続ける。
これが、結果として「みな同じ」となり、季節感も無ければ哀愁や楽曲個性も無くなってしまう。正に「速けりゃいいってもんじゃない」の典型。

7曲目は、以前の「PWLスタッフによるアフターワーク」で取り上げたBROTHER BEYOND。
87年にオリジナル12インチEXTENDEDがリリースされましたが、セカンドMIAMI-MIXの方がファーストテイクのイメージで、このやり直しとも言えるものが、TONY KINGがEDITに加わった89 Extended Mix。

ホーンセクションや、新たなノリを加えたベースラインをはじめ、アレンジ自体にボリウムを加え進化させた見事なRE-EXTENDEDではありますが、やはり一度リリースされたものが2年後に再びとなると、セールス的には厳しいものがある。

そして残念なことにマスターテープに不良個所(歌入り直前のSO KEEP SECRET TOO〜で音の歪み)があり、音を切り貼りする以外に修復ができない部分がある。
まあ、そんな事はさておき...バージョンアレンジに注目して頂きたい。

そしてラストを飾るのは、これまた珍しい隠れた名作とも言える、TONY KINGによるR&B-HOUSEポップスタイルなT J JACKSON。
聴けば聴くほどにTONY KINGでなければ出来ないサウンドの世界がある。
何よりメロがいい。
そしてポップながら、T J JACKSONの素晴らしいボーカルテクニック。
こちらも残念ながら、バージョンが短い為、DUB-MIXを使ってロングミックスとした。
これは恐らく、日本では知られていない極めてレアなPWL-MIXだと言える。

そして話は変わって、ここ最近のテレビ番組について。

まずは先日7/30放送の関ジャム完全燃showのテーマはダンスジャンルとグループダンスについて。
デビュー20周年を迎えた三浦大知くんをはじめ、スーパーチャンプルでもお馴染み、日本ダンス界のドンこと、坂見誠二さんというビックリなゲスト陣でありました。

ポップ・ブレイク・ロック・ヒップホップ・ニュージャック等、そのスタイルについて細かな特徴と、グループダンスとは何かについて、プレゼンを披露して頂きました。

そして番組後半では、ゲストメンバーによるグループダンスをやって頂きましたが、やはり動きの違い魅せてくれたのが、誠二さん。

同じポップでこうも違うのか?と言わんばかりの「カッコ良さを貫く俺流」。
オーバーに動くでもなく、緩急の中のしなやかさ、そしてキメていないようでシッカリとキメている、というこの繊細な動き。

この違いとは何なのか?
やはり、「ジャンルを乗り越えた俺流」でしかない。
ジャンルの基本に留まることに満足せず、最後は自分にしかないモノにしていく。
今の時代にここまで要求されることはないのかも知れませんが、ここが究極の次元。
当然ながら、キャリアだけでは成し遂げるものでもない。
同じ振付の中でも「でも皆と一緒じゃちょっとヤダ..」と思う個性である。

この間、フレッド・アステア映画「イースターパレード」(1948年)を見たのですが、オープニングシーンでのタップダンスを見て、改めてダンスの奥深さを知った。

あのタップは、タップシューズを履いたタップダンスを見ているのではなく、タップシューズを履いてはいるが、その上にあるダンスそのものを見ているという事に気が付いた。
これもまた「ジャンルを乗り越えた俺流」の世界。

よく考えてみれば、唯一無二とは標準的なジャンルを乗り越えるということなのでしょう。

そして、同日7/30放送の「ウチくる!?」ゲストはKAKKOこと鈴木杏樹さん!
オープニングからいきなり、PWL時代のエピソードを語りはじめたので、慌ててビデオ録画をスイッチオン!(古っ)
87年以降のお茶くみ時代から、機材の接続作業まで行ったというリアルな話が聞けたのは非常に嬉しかった!
流石は、ハッピーバースデーを手掛けた、フジTV。 有難し!

と、この話を聞いたら、以前に杏樹さんとPWL時代のトークをされたという、藤井ちゃん(ビビア〜ンでお馴染み)を思い出した。
恐らく藤井ちゃんは、ウチくる!?以上のもっとリアルな話を聞いたに違いない..。
羨ましい...、こりゃあもう、スレンダリーレコードからKAKKO-REMIXESをリリースするしかないでしょう!

またまた長くなりましたが..以上です。

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