1. Life In Tokyo (PWL ORIGINAL-Mix) / EPO 2. Love Pains (The Rawhide & Bull Whip Mix) / HAZELL DEAN 3. Love On A Mountain Top (The Knight After Special Remix) / SINITTA 4. Feels Like I'm In Love (90's PWL Remix) / KELLY MARIE 5. I Just Wanna Spend Some Time With You (12" Mix) / SINITTA 6. What Comes After Goodbye (Extended Mix) / RESPECT with PHILIP OAKEY 7. Let's Go Round Again (ORIGINAL-DUB REMIX) / YELL 8. Julia (The PWL Remix) / MICHAEL FORTUNATI 9. Keep On (Clubbing) / CABARET VOLTAIRE
スタートを飾るのは、手掛けた日本人アーティストの中でも実力を誇るシンガーEPO。 PETE HAMMONDによるプロデュースですが、12インチバージョンはBRUCE FORESTによるポップとは程遠いHOUSEサウンドに切り替えられてしまった。 これもまた、DANCE-POPジャンルの衰退時期を表したものですが、時代背景に捉われることのないPOPサウンドの原形とも言えるバージョンが、EPOのシングルトラックス・アルバムのみ収録となったPWL オリジナル版が存在する。 今回は目立たない存在となってしまったオリジナルPWL-MIXを使用。
こちらもまた、PWLセカンドミックスという点で目立たない存在となったThe Knight After Special Remix。 EUROテイストの強さが魅力で、HAZELL DEANとの繋ぎバランスにもフィット感がある。 SINITTAの方のテンポが遅い為、ピッチを上げてビートミックスしてから元に戻した。
続くKELLY MARIEもまた、中間ブレイクでビートミックス。 KELLY MARIEは、HAMMOND & FORDという珍しいコンビですが、90年ではDAVE FORDが加わるケースも増え、サウンド面においても2者のサンプルチューニングを活かしたバージョンに魅力がある。
続くI Just Wanna Spend Some Time With Youはシングルカットされませんでしたが、後のTHE HITS-COLLECTIONにて初収録となったレアな12インチバージョン。 こちらはPETE HAMMONDによるソングライト&プロデュース作品の中でもクオリティあるPWLサウンドとして評価したい1作品。
6曲目は、これまた目立たない作品となったRESPECT with PHILIP OAKEY。 HUMAN LEAGUEのPHILIP OAKEY氏をゲストボーカルに迎えた、LONNIE GORDONテイストのある美しい90’S UK-POPの名作。 PHILIP OAKEYの低音ボーカルと女性ボーカルとのコンビネーションもまた魅力。
続いては、男性デュオのYELL!!。 日本ではCM等でもお馴染みとなったLet's Go Round Againですが、こちらも以前に紹介したファーストプロモオンリーとなるオリジナル12インチバージョンと、B面に収録されたDUB-MIXを織り交ぜたDUB-REMIXを使用。 オリジナルバージョンの元音源は7インチバージョンのロングイメージですが、サンプル音色からすると、PWLド真ん中というよりは、少しアンダーグランドなCLUBテイストがあり、B面のDUB-MIXはこれより更にCLUB色の強いスクラッチをはじめ、DJプレイ要素が魅力的。 前半と後半にDUB-MIXを織り交ぜて、こちらもレアなREMIXバージョンとした。
8曲目は、PWLの恩返しとも言えるMICHAEL FORTUNATI。 こちらもレコード盤としてはレアアイテムであり、バージョンとしてもほぼ日本盤のみリリースとなったリミックスアルバムTHE WORLD REMIXES収録曲。 リミキサー表記はありませんが、サウンドイメージからHARDING & CURNOWだと考えられる。 IAN CURNOWらしい、ディープなサンプル音色によるHOUSE-POPサウンド。 Danse Avec Moi(PWL-REMIX)と同時期にREMIXされたもので、インパクトの強さからJULIAの方はシングルカットされなかった。