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PWL音楽論コミュのMIKE STOCKからの特別ギフト

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ここ1年位の間に、ファンにとって長年お蔵入りとなっていた幻のS&W作品がMIKE STOCKの
オフィシャルHP上でアップロードされていた。
S&W作品の他にも、MATT AITKEN脱退後のLOVE THIS時代(94年以降)も含まれていますが、中でも注目すべきはS&W作品でしょう。

91年、MATT AITKENの突然の脱退により急遽、STOCK & WATERMANとしてプロダクションを継続することとなった事から、事前準備もないまま、再スタートせざるを得ない状況となったのは、同年以降の活動履歴が全てを物語っている。

加えて90年代になると、従来型ポップミュージックからHIP−HOPブームへと切り替わり、ポップミュージックジャンルの生き残りを掛けた厳しい時期ともなりました。
この2つのピンチをどう乗り切るかという状況の中で、新たなサウンド作りに悩んだという、約2年間の
S&Wワークはファンにとってある意味、素顔が見える貴重な空間とも言える。

そうしたS&Wワークの中でも、ずっと聴くことができなかったレア音源が、ナント!PETE WATERMAN
(PWL)からではなく、MIKE STOCKオフィシャルサイトから聴くことができるというのは前例のないケースであり、20年以上の時を経て届けられた、正にファンへのサプライズ。

ということで、今回はこの貴重音源についてご紹介したいと思います。

◆Sweetness And Light / COOL NOTES(93’ 7. 24作)
今回の中で最も魅力ある作品だと言える。
やはりWATERMANにとって、UK-SOULアーティストの中でもCOOL NOTESは数々の提供作品に特別な思い入れが感じられる。
これまでの楽曲数から推測すると、恐らく幻のセカンドシングルLove Is A Freaky Thingのカップリング候補だったと考えられる。
楽曲的にもシングル候補というタイプではありませんが、ファーストMake This A Special Nightがヒットしなかった時点で、最後の最後に書き上げたラスト提供曲らしさがある。

一見、ノーマルなミディアムSOULのようですが、こちらも聴けば聴くほどに
LORRAINE McINTOSHの歌声とS&Wソングの程よい心地よさに引き込まれる。
サビ部分を繰り返し聴いていると、JAM & LEWIS作KARYN WHITE / ROMANTICをイメージさせるものもあり、やはり彼らへの憧れもあるのでしょう。

UK-SOULと本家US-SOULとの大きな違い、これはボーカルグルーブを重視したUSに比べ、UKの方はどちらかというと、メロディ演出を基準にボーカルは基本的には忠実を維持しながら、シャウト&フェイクを加えるという細かなバランスに拘ったスタイルがあり、日本人には受け入れ易さもある。
逆に、本家US-SOULはガッツリと踊らせてくれるパワフルさはUSならではという、正にR&B-SOULは
それぞれの魅力がある。

◆Show Me No Mercy / KAHAL & KAHAL(93’ ×. ×作)
2003年にSCARLET FANTASTICオフィシャルサイトのみで自主制作盤として販売されたアルバム
Show Me No Mercy(同タイトル)で初リリースとなりましたが、一般市場では極めて入手困難でした。
これはYOUTUBEでも一切音源が聴くことができなかった幻の楽曲であり、ファンにとっては待望の
貴重音源。

SAW時代からもそうですが、SIGUE SIGUE SPUTNIK、THE DANSE SOCIETYなど、バンドアーティストとのサウンドバランスを活かしたプロデュースワークもまた、もう一つの魅力がある。
必ずしも全面バックアップではなく、アーティストの個性はしっかりと引き出す。
87年にPWLスタッフによるプロデュースでスタートしたSCARLET FANTASTICから、6年後に
本家STOCK & WATERMANとのワークに結び付いた。

この幻のアルバムには本オリジナルバージョンをはじめ、Extended Version、
Jewels & Stone 12" Version、Dave Ford Mixと3バージョンも収録されている。
これは是非とも手に入れたいCDアルバムである。
エレクトリックなHOUSEビート主体としたサウンドながら、あくまでS&Wポップを貫いた
サウンドバランスがいい。

◆Loving Proof / WANDA DEE(92’ 7. 24作)
こちらもまた、86年にPWL関連レコード会社LISSON第一号となったBlue Eyesから6年後の本家
プロデュースに至った1作。
Blue EyesはKENNY BECKなるソングライターによるブレイクダンスにぴったりなエレクトロダンス・
プロデュース作でしたが、エンジニアにMIKE DUFFY、ミックスにPHIL HARDINGという並びで言えば、
プロデューサー名義は通常SAWとなる。
これは裏を返すと、「エレクトロダンス専門にはゲストプロデューサーに託す」とも読み取れる、
PWLでは極めて珍しいシーン。

Loving Proofは、こちらもまた、HOUSEテイストとポップのバランスは90年代初期ならではの
流行スタイルのひとつ。
本アップロード曲の中では若干ショートながら、4分40秒という12インチに近い嬉しい音源と
なっている。
当時のS&Wソングらしい、爽やかなリゾート感のあるHOUSE-POP。
聴けることが何より嬉しい1作品。

◆Same Old Promises / LEROY OSBOURNE(93’ 1. 12作)
LEROYなる男性ボーカリストは、KYLIE作品のWord Is Out、Let's Get To Itのゲストボーカルを務めた
人物で、その流れからソロデビューに向けてレコーディングされた音源。
イメージ的には、WANDA DEE同様、リゾート感ある爽やかHOUSE-POPですが、メロディの美しさはあるものの、シングル候補としてはインパクト面で物足りなさがある。

Same Old Promisesは後にWORLDS APARTによってアルバム収録(94年リリース)となりましたが、
シングルカットされる事はなかった。
これは実際のレコーディング時期が93年以前のものであったのと、94年以降はS&Wワークが既に終結していた為、12インチバージョンは作られたものの、最終的にはこちらもお蔵入りとなった。

◆Totally Yours / ALEX TO(93’ 3. 6作)
STOCK自身の解説によると、ALEX TOはアジア系アーティストらしい。
彼について調べてみると、香港出身のシンガーであることが分かった。
こちらもまた、爽やかなR&Bポップといったイメージですが、シングル候補には物足りなさがある。
このビートサンプルは当時で言えば、プロレス団体ユニットWWF SUPERSTARに近いものがあり、
少し懐かしさを感じさせるところもある。

何故、アジア系アーティストなのか?と考えてみると、いわゆるUS、UKなど欧米人特有な力強さとは違った、ボーカルの柔らかさを活かした戦略のひとつだったのかも知れない。

この他、SUZETTE CHARLESのAfter You're Gone、Every Time We Touchを含め、7作品が新たにアップロードされていますが、この内4曲はYOUTUBE上ではアップされていない。正に短い活動の中の貴重なSTOCK & WATERMAN作品がここにある。

MATT AITKEN脱退と言えば、昨年12月にKYLIEのクリスマスアルバムがリリースされたと同時に、
26年ぶりにシングルEvery Day's Like ChristmasがA Stock Aitken Waterman Remixとしてダウンロードオンリーでリリースとなりました。
オランダ地方オンリーCDプロモ盤では、バックボーカル&キーボードをMIKE STOCK、ギターに
MATT AITKENというクレジットがある。

これは本当なのか?という疑問を持つ人もいるようですが、このクレジットに偽りはない。
PWLレコードを支えたビッグ・アーティストKYLIE MINOGUEにとって記念すべき、26年ぶりのSAWとの
スペシャルコラボであり、このオファーに対し、あのMATTが拒否する訳がない。

それは07年に再始動となったTHE SHEILAS-(I'm So) Happy Happy (You're Mine)でのクレジットを
確認して頂きたい。
当初はSAWトリオによるプロデュースを予定していましたが、結果、MATTを除くS&Wプロデュースと
なった。
この時のクレジットがプロデュースSTOCK & WATERMAN For SAW PRODUCTIONS
となっており、表記については忠実であることがわかる。

KYLIE-SAW REMIXに関しては、サウンドクオリティではなく、あの時のSAWサウンドはSAWにしかできない、これに気付くことさえできればそれでいい..。

金曜のハンパで素敵な午後3時半、ごきげんいかがですか?KYLIE MINOGUEです!

By おしえて!美bien!!! ビビアーン!

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