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PWL音楽論コミュのLONDON HI-NRG NIGHT 1984 VOL.1-B

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当時のLONDONディスコをイメージしたミックステープ。
今回は引き続き、1984年中期を描いたB面の内容について。

LONDON HI-NRG NIGHT 1984 VOL.1-B

01. Invitation(ORIGINAL12” EDIT) / LIFE FORCE
02. Long After Tonight / TRUE
03. Can The Rhythm (ORIGINAL-EDIT) / GIRL TALK
04. Love Trap / ASTAIRE
05. Light Of Love / OH ROMEO
06. No Fool(ALBUM-MIX) / HAZELL DEAN
07. I'm On Fire / KELLY MARIE
08. Two Tribes (Hibakusha) / FRANKIE GOES TO HOLLYWOOD
09. Somebody To Love / CAFE SOCIETY
10. I Need A Man In My Life / KATIE KISSOON
11. Back In My Arms(DANCE MIX-EDIT) / HAZELL DEAN
12. I Hear Thunder / SEVENTH AVENUE

B面スタートはLIFE FORCEの大ヒット曲Invitation。
LONDONディスコを象徴とする、繊細なシンセ使いを発揮したプロデューサーROB DAVISにしか描くことができない独自の世界観。
こちらは2バージョンの内、オリジナルとなるファーストミックスでカップリング収録となったDUBテイストのあるInstrumental-MIXを使ってスタートと後半ブレイクに取り入れた。
正にオープニングに相応しい、ジリジリと重みのあるサウンド作りはオリジナルならでは。

2曲目はRECORD MIRRORにチャートインされたLong After Tonight。
こちらは60年代のヒットメーカーBACHARACH & DAVID作のカバーソングで、
TRUEなる黒人女性ボーカルが明るくキャッチーに歌い上げており、カウベル&クラップが打ち込まれたHI-NRGサウンドは、当時らしい爽やかさもあり、エネルギッシュさも伝わる。

続くCan The Rhythmは、SAW作の中でもマイナーイメージがありますが、当時のロンドンディスコではヒットしていました。
今回使用したのは12インチバージョンではなく、7インチとINSTRUMENTALを使ってオリジナルサウンドの12インチを作成。
跳ね上がるクラップをメインとした12インチに比べ、オリジナルならではのシンセ音色にエフェクトの
効いた哀愁感は、当時の薄暗いダンスフロアをイメージさせるものがあり、
SAWファンにとってはレアなバージョン。

ASTAIREをはじめ、KELLY MARIEなど当時のロンドンを共に盛り上げたプロデューサー
NIGEL WRIGHTによるヒット曲のひとつがLove Trap。
ただ正直、ソングライターNIGEL STOCKの楽曲イメージはちょっと計算されたようなメロディを匂わせますが、UKならではのシンセアレンジとカウベル&クラップがサウンド全体を上手く引き立てている。

ちなみにNIGEL WRIGHTはSAWをリスペクトしているプロデューサーの一人。
(「SAWをリスペクトするプロデューサー」を参照)

Light Of Loveは、Once Is Not Enoughのカップリングで、個人的に変化球を取り入れた1曲。
前回にも説明したBOBBY ORLANDO+C.SHOREによる隠れた名作として評価したい。
特に拘ったのは、3分程のショートバージョンながら、フェードアウト寸前でのオルガンシンセのスパークするギリギリまでフルに流す、ここまで聴かないと意味がない。

続くNo Foolはチャートインした1作品ではありますが、個人的にHI-NRGらしさを感じさせるALBUMバージョンの方をセレクト。
サビメロ部分で「No Fool〜For Love」の後に二つ打ちクラップが入る。(パッパッ!)
アレンジもシンセ使いに哀愁感があり、ミディアムテンポでもある為、ALBUMバージョンがいい変化球となった。

この後はI'm On Fireの激しい中間ブレイクからカットイン。
Aメロ部分はカットとなりましたが、エネルギッシュさあるI'm On Fireは、中間ブレイクからでも充分に
アピール度がある。

繋ぎとして拘ったのが、この後のTwo Tribes (Hibakusha)への切り替わり部分。
I'm On Fireのエンディング「I'm On Fire!」と叫んだ直後に、Two Tribesのオーケストラサンプル音「ジャーン!」でカットイン。
ここはHI-NRG-MIXに相応しいHibakushaをセレクト。
オープニングのバスドラとメタル感あるシンセベースが「何かが始まる」を漂わせる。

Hibakusha中間ブレイク(叫び声・拳銃音など)に入り、続くSomebody To Loveの中間ブレイクビート
部分でミックスし、こちらも後半部分のみ。
元は60年代ロックのカバー曲ですが、エレクトリックなHI-NRGバージョンとしてチャートヒットした。

KATIE KISSOON / I Need A Man In My Life は自身にとってもHI-NRGを取り入れた唯一の作品ですが、グッドメロなポップに対し、激しいシンセサウンドというスタイルにHI-NRGらしさを感じさせる。
チャート上では30位中、下位ランクですが、そもそも30位以内なら大ヒットでしょう。

そしてラスト前の最大の盛り上げポイントとしたのが、SAW&HAZELL DEAN によるHI-NRGセカンドヒットとなったBack In My Arms。

前曲I Need A Man In My Lifeの中間ブレイクで、まさかのド派手ビートが重なる。
ここはBack In My Armsの中間ブレイク部分からミックス。
但し、この部分は盛り上げポイントである為、後半サビメロ「Once Again〜!」あたりでオープニングブレイクに戻し、1コーラスから再度スタートとした。
しっかり2コーラスを流して中間ブレイクまで。

B面のラストを飾るのは、UK HI-NRG界をリードする大御所IAN LEVINE & FIRCHRA TRENCHによる不滅の名作I Hear Thunderで締めとした。
SEVENTH AVENUEのメインボーカルPHIL CRESWICKのハイトーンボイスと、FIRCHRA TRENCHの
ピアノアレンジをはじめとするソングライティングセンス。
そして中間ブレイクでのドラム缶を叩くような激しい打ち込みサンプルなど、HI-NRGとしてのボルテージが頂点を極めたパーフェクト感は見事としか言いようがない。

こんなにも名作が日本のディスコでは全く流れていなかった...。
これもまたセンスの根本的な違いなのか?
それとも当時ではレコードが入荷されなかったのだろうか?

今回の音源についてはYOUTUBEにアップしましたので興味ある方は聴いてみて下さい。

次回に続く..。

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