前回のBANANARAMA MEGA PWL DUB & REMIXESに続く、B面に収録したミックステープについてご紹介したいと思います。
B面にセレクトしたのはDEAD OR ALIVE。 今回は以前に作成した全盛時期(84〜86年)の作品が中心ではなく、PWLとの関係が決裂した87年から約8年後に復活を果たし、95年にアルバムNukleopatraをリリースしたという、この時代の流れを テーマとしてみた。
アルバムNukleopatraは大ヒットに至らなかったものの、この作品の中にはDEAD OR ALIVE+PWL ならではの以前と全く変わらない見事なコンビネーションワークが描かれており、この幻とも言える 95年ワークをメインに、関係決裂のきっかけとなったアルバムMAD,BAD & DANGEROUS TO KNOW(86年)についてはダイジェスト形式として位置付けた。
DEAD OR ALIVE MAD,BAD & PWL HISTORY-MIX
Brand New Lover (Dub Mix) Something In My House (Naughty XXX Dub) I Want You (Remix) Special Star My Heart Goes Bang (American 'WIPE-OUT' Dub) You Spin Me Round (Buzzing Bees & Performance) Nukleopatra The Right Stuff (Remix) Rebel Rebel (Extended & Hole Mix) Gone Too Long(95’ Mix) Sex Drive( PWL Original Mix)
今回もまたDEAD OR ALIVEということで、オープニングを飾る6種類の音を織り交ぜたサンプリングを作成。 MUREDER-MIXからガラスの衝撃音とエンディングのサンプル音、LOVER COME BACK TO ME・ MY HEART GOES BANGから1種類、アルバムRIP IT UPから1種類と、そしてBRAND NEW LOVERのオープニングであるPETE BURNSボーカルの計6種類をセレクト。
このスペシャルサンプリングからスタートし、オープニングはMAD,BAD〜からのヒットシングル2曲を DUB-MIXメドレーとした。 Brand New Loverは、ファースト(The Dust Monkey's〜)とセカンドミックス(Up Ducky Mix)のブレイク部分のみを織り交ぜたものと、Something In My Houseの方は当時、幻の限定プロモとなっていた Naughty XXX Mixのエクソシストサンプル部分とHouse InstrumentalによるDUB-MIXとした。
シングル曲はこの2曲のみとし、残りはアルバムBAD,BAD〜の終盤に当たる2曲をセレクト。 I Want YouはUK盤Come Home With Me Babyのみ収録の幻のシングル?バージョンとなったREMIXを使用、この後のSpecial Starは頭のスネアからカットインとし、ここでアルバムMAD,BAD〜作品は終了。
この後すぐにNukleopatraに切り替えても面白くないので、ここで一旦ブレイクタイムを取り入れた。 ブレイクとして有効なMy Heart Goes Bang (American 'WIPE-OUT' Mix)ギターソロ部分を使用した DUB-MIXから、昨年リリースとなったTHE HIT FACTORYより、これまた幻のテイクとなった You Spin Me Round (Buzzing Bees Mix)のオープニングブレイクに絡ませた。
ラスト1曲前にセレクトしたのは、Gone Too Long。 こちらは、90年に日本盤のみリリースとなったアルバムFAN THE FLAMEからのGone 2 Longの PWLリメイクで、この見事なアレンジ進化を感じてほしい。 例えるなら、HAZELL DEAN / ALWAYSのYou're My Rainbowのような見事なメイクアップ技術を彷彿させるものがある。
そしてラストを飾るのは、Sex Drive95年ミックス! こちらもオリジナルはGLAM With PETE BURNS名義として94年にシングル・リリースとなったものですが、95年リメイクの方は、オープニングから中盤、そして後半の盛り上げに至る12インチトラックの描きをはじめ、PETE BURNSボーカルサンプリング技術を含め、正にPWL流メイクアップならではのクオリティを極めている。