RICK ASTLEYはこのほか、Til The Day That I Die・Stay With Me Tonightの未発表曲2作が収録されていますが、いずれも86年に録音されたもので、当時RICKオリジナルソングがWATERMANに殆ど認められなかった話は、恐らくこれらだったのでしょう。
Stay With Me Tonightはご存じMANDYアルバムに収録されましたが、RICKバージョンではポップらしい地味なアレンジとなっていますが、MANDYの方はHEAVYなROCKテイストに仕上げられており、 これはキュート一色なMANDY(歌の方はちょっと..)に対し、あえてアレンジにギャップを持たせたのでしょう。
HARDING & CURNOWの最高傑作といえば、シングルヒットShe Wants To Dance With Me以外では、やはりThe Love Has Goneでしょう。 よく考えてみると、数ある作品の中でもミディアムテンポなR&Bサウンドと言えばThe Love Has Goneのみであり、これはもしかするとWATERMANによる指示で作られた楽曲なのかもしれない。 ちなみに数年前に行われたデンマークでのライブでは、生演奏で歌うRICKの映像がYOUTUBEでみることができる。
今回リリースとなったCLUB MIXES OF THE 80’S。 RICK ASTLEY以外で最もレアな隠れ音源がある。
それは、BASIA / Until You Come Back To Me (Phil Harding 12" Remix)。
アルバム解説に掲載された12インチシングルはフランス盤ジャケットですが、 実はここに収録されたのは4分という短いバージョンの方で、USプロモオンリー(CD)という幻となっていた音源が今回収められている。 (内容についてはHARDING & CURNOW – BEST REMIXES!を参照)
本作は、PHIL HARDING氏がミックスエンジニアとして手掛けた作品集であり、 あの名作You Spin Me Round (Murder Mix)、Agents Aren't Aeroplanesを作り出した人物ではないことを付け加えておきたい。
では何故、Murder Mixを収録することができたのか? それは長きに渡ってPWLエンジニアとして活躍したPHIL HARDING氏に対し、 PETE WATERMANがセレクトを認めたものなのです。
Rick AstleyのNever Gonna Give You Up (2015 Extended Version) 7:44が欲しくて買いました。
Pete Hammond – Get Down Here Quick And Mix Yourself A Hit! https://www.discogs.com/ja/Pete-Hammond-Get-Down-Here-Quick-And-Mix-Yourself-A-Hit/release/6904089