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PWL音楽論コミュのMB’S LATIN-SOUND

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MATT BIANCOと言えば、LATIN-HOUSE大ヒットでお馴染み、Wap-Bam-Boogieが
88年当時の渋谷DISCOで流れていたこともあり、よく踊っていたのが個人的には思い出深い。

特に日曜のDISCOはガラガラで、夕方オープンから9時ぐらいまではフロアを殆ど一人占め状態であったという、好きな人にとってはコレとない、正に至福な空間でありました。
私一人で踊っていると、DJの方も何度かWap-Bam-Boogieを流してくれた。
流れるようなピアノソロとエッジの効いたギターに合わせながら、自由にステップを楽しんでいたのを思い出す。

そしてもう一つは、地元のFM横浜でMATT BIANCOやBASIA(初期メンバー)の曲が度々オンエアーされ、中でもBASIAのNew Day For Youは印象深かった。
あのベースライン音色を一度聴いて、「ん!これはPWLだな。」と分かると同時に、BASIAのレコードにも自然に興味が湧いていった。
今から考えてみると、横浜港のあの雰囲気と、ゆったりとした午後の一時にLATIN-SOULが心地良く
フィットしたのだと思う。

とまあ、相変わらず長い前フリとなりましたが、今回はMATT BIANCOについて語りたいと思う。
彼らとのPWLプロダクションワークを追いかけてみると、SAWワークをはじめ、様々な動きに繋がる
ストーリーがあった。

MATT BIANCOは、84年にレコードデビュー。
デビューシングルはGet Out Of Your Lazy Bedで、UKでは最高位15位という大ヒットを記録し、華々しいデビューを飾ったのですが、これには大きなヒット理由がある。

MATT BIANCOと言えば、全体的にはLATINジャンルをメインに活動するアーティストの強い印象ですが、Get Out Of Your Lazy Bedはネオロカビリータイプという、結果的にはワンポイントとして起用された楽曲であり、80年代前半で流行していたロカビリーが強烈なインパクトとなり、見事な大ヒットに繋がった。

しかも、プロデュースはPWLの前身であるLOOSE-ENDプロダクションを支えるPETER COLLINSによるもので、ロカビリーサウンドは得意分野であった。
更にリードボーカルは、Mark ReillyとBasiaによるツインボーカルで、両者が持つグルーブセンスは素晴らしく、その実力はデビューシングルの時点で既に実証されたに等しい。
Get Out Of Your Lazy Bedは、Mark Reillyによる軽快なボーカルによるAメロでスタートし、この後のサビでBasiaによるスキャットでキメるという、一見とても単調な楽曲タイプと思われがちですが、言い換えればメロディよりもボーカルのノリ一つだけでモッテいくという意味では、真のグルーブセンスを要する1曲だと言える。

この後、デビューアルバム「Whose Side Are You On」から4曲がシングルリリースされ、
Half A MinuteがUK23位というヒットを記録した。
しかし、この後にBASIAがメンバーから離れ、86年にソロデビューした流れからも分かるように、双方のボーカル個性は非常に強すぎた。
Get Out Of Your Lazy Bedのように、対等なボーカルバランスが活かされた楽曲については魅力が発揮されるが、それが時としてツインスタイルでは勿体無い部分もあった。

この理由には、Mark Reillyの方はどちらかと言うとLATINタイプが中心で、Basiaの方はJAZZ-POPを得意としており、楽曲タイプによってどちらかがジャンルに合わせていたイメージを感じさせるとともに、ポーランド出身であるBasiaのボーカル個性というものが表れている気もする。

そしていよいよ、新生PWLプロダクションとしてセカンドアルバムをリリースする訳ですが、その前に
MATT BIANCO+PHIL HARDINGとの共同ワークによるPWL作品が存在していた。
それが、「NO WAY JOSE / Tequila」という1枚。(85年8月リリース)

Tequilaと言えば、誰もが知るTHE CHAMPSによる58年オリジナル大ヒットですが、これがUK47位というミディアムヒットを記録したこともあり、こうしたエレクトロサウンド・リメイクをヒントに、新たな戦略を打ち出した。

そしてセカンドアルバム「MATT BIANCO」から、第一弾シングルとしてリリースされたのが、あの
GEORGIE FAME & THE BLUE FLAMES(64年UK最高位1位)の大ヒットカバー、Yeh Yeh。
結果はUK13位という大ヒットを記録。
もうお分かりだと思いますが、これが後の「MONDO KANE / New York Afternoon」ワークに繋がったのです。
このゲストボーカルというきっかけから、更にSAWによる単独プロデュースが実現し、SAMBAリリースにも発展した。
残念ながらヒットには至らなかったものの、セカンド12インチ「Ipanema Beach Party Mix」を含む
2バージョンがリリースされ、プロデュースワークに対するSAWの強い意気込みがここに感じられる。

更にNew York Afternoonのミディアムヒットにより、後にリリースされたHIT-FACTORYシリーズでは、初回アルバムと、そしてベスト盤とも言えるVOL.4にも収録され、SAWの才能幅がアピールされた1作品として刻まれるとともに、この勢いによってMONNDO KANE第二弾シングル、
SAWによる幻の名作オリジナル「An Everlasting Love In An Ever-Changing World」が生まれたのは、ファンにとっては嬉しいシーンとなった。

ということで、今回も長くなりそうなので次回に続く..。

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