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PWL音楽論コミュのPETE WATERMAN’S激レアワーク

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いやあ、何年経ってもお宝は出てくるもんだ!
ホント、レコードコレクターはやめられない。
今回はそんな気にさせる激レアな1枚をご紹介したいと思います。

きっかけは、あの84年初期活動におけるレア盤コンピアルバム「CHUNKS OF FUNK」
(84年発、SOUL&HI-ENERGYによる幻のWATERMAN’Sアルバム)からはじまった。
このレアとも言えるアルバムの発売元は、MCAレコード系列の子会社にあたるLooseEnd-Recordsで、その名のとおりPWLの前身であるLOOSE END PRODUCTIONによる独自レーベル。

LOOSE END PRODUCTIONは、プロデューサーPETER COLLINSをメインとし、WATERMANによるレコードマネジメントによるもので、NIK KERSHAW、MUSICAL YOUTH、ALVIN STARDUST、TRACEY ULLMANといったアーティストを手掛け、数々のヒットを放ったBOROUGH-STUDIOこそが、
後のPWLプロダクションとなる。

この数少ないLooseEnd-Recordsレーベルをキーワードに更に検索してみると、驚くべき1枚にたどり着いた!

◆DENISE GYNGELL−YOU BROKE MY HEART IN 17 PLACES(84年リリース)
※10インチ・7インチともに収録内容は同じ。

なんと、プロデュースはRICHARD MYHILLなる70年代R&Bソングライターとコンビを組んだ人物こそが、PETE WATERMANでありました!
しかも、クレジット下欄をみてみると、「A PETE WATERMAN PRODUCTION」と表記されており、これは恐らく、LOOSE ENDからPWLへプロダクション変更する狭間にリリースされた中でも、WATERMAN自身がプロデュースを行った初シングルに当たるものと思われる。
そして驚くことに、アーティスト「DENISE GYNGELL」とは、後のWATERMAN氏の配偶者(91〜99年)となる人物であることが分かった。

DENISE GYNGELLについて更に調べてみると、彼女は元々「TIGHT FIT」というアイドル3人グループ(女2男1)に所属しており、YOUTUBEで音源を聴く限り、80年代前半を象徴するCANDY-POP
(NOLANS、ABBA等)路線全開なポップ・グループでありました。
(82年カバー曲「THE LION SLEEPS TONIGHT」はUKチャート1位を記録)
「TIGHT FIT」は81〜83年という短い活動期間ではありましたが、プロデュースを手掛けていた
TIM FRIESE-GREENE氏について調べてみると、面白い関係がみえてきた。

彼の手掛けたアーティストの中に、TALK TALK、BLUE ZOOという名があり、シンセポップ・グループ
TALK TALKのキーボード奏者には「IAN CURNOW」(84〜86年)、そしてBLUE ZOOのリミックスワークには「PETE HAMMOND」(82〜83年)がそれぞれ関わっていたのです。

PETE HAMMONDは元々LOOSE END(WATERMAN)所属でしたが、IAN CURNOWの場合は以前からPHIL HARDING(同LOOSE END)とのコンビ活動もあるが、PWL移籍に至る経歴というものがここにみられる。

シングル曲「YOU BROKE MY HEART IN 17 PLACES」については、80年代前半のCANDY-POP
イメージな爽やかポップで、ここではまだPWLサウンドらしさは感じられませんが、ナント!実はこの曲、LOOSE END PRODUCTION発、TRACEY ULLMANによる83年オリジナルソングであったのです。

しかし、注目すべきはカップリング「WHY DON’T YOU CALL ME」。

これぞファーストとも言えるPWL-MIXがここに存在する。
それもそのはず、ソングライト&プロデュースはMYHILL・WATERMANによるものであり、PWL初期音色とも言えるシンセサンプルで味付けされている。
この音色イメージは、例えるならEDWINA LAURIE / DARK GLASSES(同じく84年リリース)のカップリング「TANGLE OF EMOTIONS」(STOCK,AITKENソングライト)に近いものを感じさせる。
ソングタイプはそれぞれ異なるが、カップリングらしいミディアム・ポップな世界観がここにある。

DENISE GYNGELLシングルのリリース時期は恐らく、既にSAWワークと並行して行われたものと考えられ、極めてレアなシーンとなる作品だと言える。

こうした地味ながらも、カップリングに相応しいミディアム・ポップに出会ってみると、センスある音楽
プロデューサーというのは、アルバム曲とはまた違った、カップリングの世界ならではの楽曲コンセプト・イメージをも備え持っていることがわかる。

改めてCHUNKS OF FUNK収録曲、SOUL-SIDE(A面)の中のFUNKY SISTERS-MIX2曲
WINDJAMMER・CRUSADERSに注目してみた。
これらのオリジナル音源との違いはどうなのか?

WINDJAMMER / TOSSING AND TURNINGについては、12インチが2種類存在しており、オリジナル音源は4分バージョン。(FUNKY SISTERS-MIXは6分39秒)
オリジナルとの違いは、リズムトラックがより強調され、エフェクト処理やブレイクビートが加えられていた。
ちなみにFUNKY SISTERS-MIXの12インチにはリミキサー表記がありませんが、ナント!レコード盤をよくみてみると、レコードナンバー部分に「A FUNKY SISTERS-REMIX」(MCAT897-A3)と刻まれていたのです!

CRUSADERS / DEAD ENDの方は、USプロモ盤でオリジナルバージョン(内容はLPバージョン)が存在しており、FUNKY SISTERS-MIXではチョッパーベースを強調したSOUL-INSTイメージに対し、オリジナルではカッティングギターのノリを全面にアピールした、こちらも魅力あるバージョンで、USシンセサンプル・テイストも強く、PWL-MIXとの違いがわかる。

改めてよく考えてみると、SOUL&HI-ENERGYという極めて珍しいREMIXコンピレーション・アルバムを企画する人物とは、PETE WATERMANただ一人であり、これは一見アンマッチのようにも思えますが、これこそが彼にしかできない、新たな音楽構想を描いた幻の1枚だと言える。

次回も引き続き、PETE WATERMAN’S激レアワークを紹介したいと思います!

コメント(2)

>もとちゃんさん

コンピアルバム「CHUNKS OF FUNK」はNETでは
割と手に入ると思います。
ちなみに、HI-ENERGY-SIDE(B面)収録では
THE LEWIS'SとRIK LEVAYの2作については
コンピオンリーとなる幻のSAWプロデュースです!

このアルバムはノンストップで曲が繋がっている為
私は2枚を使ってロングMIXにしたりしてます。

是非、入手されることをお勧めします!

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