後半のブレイク・ビート部分では、強力な「パーカッション音」や「チョッパー・ベース」はここでしか使われておらず、「ワンポイント効果」という点も意識しながら、勢いあるノリは「フェードアウト」する最後まで損なわれることがない。 「レコード・ジャケット」こそ、安っぽい「イタリアン・ユーロ」のイメージ(好きな方にはスイマセン!)を抱くところだが、中身は数少ない「完璧なPWL−EURO」に仕上げられた貴重な作品である。 レコード会社が「A&M」ということもあり、「Carol Hitchcock-- GET READY」を意識したようにも感じられる。
三枚目は、「RESPECT with guest vocals by PHIL OAKEY-- WHAT COMES AFTER GOODBYE」(90年12月リリース)
UK界の大御所「THE HUMAN LEAGUE」のリード・ボーカル「PHIL OAKEY」氏を起用した、 「正統派UK−POP」とも言える美しいメロディ・ラインをベースに、あの「Lonnie Gordon -- IF I HAVE TO STAND ALONE」のリズム・トラックを上手く重ねながら「PWL-MIX」をアピールした、こちらもまたオリジナル・プロデューサーとの絶妙な「技術バランス」が発揮された作品。 PWL単独リミキサーが「SAWオリジナル・ビート」を使用するケースは非常に珍しく、90年後期に近づくにつれ、こうした場面も見られるようになった。