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PWL音楽論コミュのFUNKY SISTERSって誰?

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PWLプロダクションの中でも様々なリミキサーが所属しているが、そんなリミキサーや
エンジニアスタッフが集団となって活動した、リミキサー・チーム「FUNKY SISTERS」について。

いったい彼らの正体とは?
以前にも書かせて頂いたとおり、MIKE STOCKのHPでこの質問を送ったことがある。
その時の回答は、「特に決まりはなく、その時々に集まるスタッフでリミックス作業を行う集団。」というものだった。
この回答にはちょっと曖昧な感覚は残るが、この「FUNKY SISTERS」名義の作品の数々を追いかけてみれば、なんとなくこの回答にも納得できる。

このリミックス集団名義の初回作品を調べてみると、あの幻のHI−ENERGY作品2曲を収録した希少な企画アルバム「CHUNKS OF FUNK」がそうだ。

CHUNKS OF FUNK

AN MCA/Pete Waterman Production
* Directed by Mike Stock and Matt Aitken - A Pete Waterman Production
+ A Funky Sisters Remix

LP: 84 UK MCA CHUNK 1 [CONTINUOUSLY SEQUENCED] [EXCLUSIVE REMIXES]

Tossing and Turning -- Windjammer +
You're The Best (Say, Say, Say) – Alicia Myers
Dead End -- Crusaders +
I'll Make It Up To You – One Way
You Think You're A Man * + --Divine
Behind A Painted Smile *--The Lewis's
Searchin'— HazellDean
Love My Way * - Rik Levay

このアルバムをみて分かるとおり、PETE WATERMANの幅広いセンスがこれに表れている。よく考えてみると、このようなひとつのプロダクションの中で「Black Music」と
「Hi−Energy」がカップリングされた企画アルバムが他にあるだろうか?
正しく、Black Music出身者で且つ、DISCOやPOP−Musicと幅広いセンスを持つ
PETEならではの企画である。

このアルバムでクレジットされているのは、A面(Black Music Side)では
WINDJAMMERとCRUSADERS。
そして、B面(Hi−Energy Side)では、DIVINEのみ。
ここで気付いて頂きたいのは、「DIVINE/YOU THINK YOU‘RE A MAN」である。このバージョンのクレジットをみてみると、「A FUNKY SISTERS REMIX」となっている。しかし、実際にこのバージョンを聴いてみると「REMIX VERSION」であり、
このREMIX VERSIONにはPETE自身の語りが入る「FGTH/RELAX風」の
RADIO MIXをベースに仕上げた、カッコイイバージョン。
(この情報については、過去に私がPWLオフィシャルサイトで質問し、回答を貰った確固たる事実です。)

このクレジットは本アルバムでしか表記されていないのだが、MCA RECORDからPETE自身が企画し、リリースしたものなのでクレジット・ミスというのは到底考えられない。

この状況も含めて考えてみると、FUNKY SISTERSにはPETE自身が主体となって発足したリミックス・プロジェクトであることが分かる。

更にPETE意外のメンバーはというと、リミックスワーク集団であることから、恐らくPWLのエンジニアオンリーのスタッフではなく、実際にMIXワーク実績のある人物が所属していると思われる。

だとすると、この時期に関わった人物と言えば、PHIL HARDING、PETE HAMMOND、MIKE DUFFY、BARRY EVANGELI(84年のみ)、PETE WARE(84年のみ)といった人達に、時にはSTOCK,AITKENが加わった可能性が高いと私は思う。

そして、FUNKY SISTERS名義の12インチシングルデビューはというと、
「WINDJAMMER/TOSSING AND TURNING」。
しかし、12インチでの彼らのクレジットは無いが、バージョンを確認してみると
CHUNKS OF FUNKバージョンと変わりない事から、同様バージョンだと思われる。
実は「WINDJAMMER」ではもう1曲手掛けている。

「LIVE WITHOUT YOUR LOVE」のカップリングである「CALL ME UP
(EXTENDED VERSION)」。
レコードジャケットにはクレジットが無く、レコード盤に
「A THE FUNKY SISTERS REMIX」と表記されている。
この曲もなかなかのGOOD−SOUL作品です。

最後となった作品を調べてみると、「ABC/THE NIGHT YOU MURDERD LOVE」のようだ。
そしてここでのクレジットを確認してみると、12インチとCD、または日本盤とそれぞれクレジットが違うようだ。ここでも分かるように、レコード会社であっても「FUNKY SISTERS」についてよく把握されていない。
「PHIL HARDING&THE FUNKY SISTERS」、「PETE HAMMOND&THE FUNKY SISTERS」、「PETE WATERMAN&PETE HAMMOND」と様々。

ただ、この表記を単純にみるとPHIL HARDINGやPETE HAMMONDはFUNKY SISTERSではないという感覚もあるが、私が思う正しい表記は
「PETE HAMMOND&THE FUNKY SISTERS」(UK12インチ表記)だと思う。そしてこの表記の意味は、FUNKY SISTERS(PETE HAMMOND自身も参加した)が作り上げたREMIXバージョンを、総合的にも兼任したという意味として捉えた。

また、「DIVINE/I‘M SO BEAUTIFUL(DIVINE MIX)」ニュージーランド盤
(WEA RECORD)クレジットでは「FUNKY SISTERS MIX」となっている。これも恐らく、
PETE WATERMANが主体となったという表れでしょう。言換えれば、PETE自身の
リミックスワーク上での別名義とも捉えられる。

個人的にお気に入りなのは、
「ERASURE/OH L‘AMOUR(FUNKY SISTERS PWL REMIX)」。
ERASUREとのワーキングのきっかけとなった作品でもあり、
PETE WATERMAN−SOUND特有の音色が味わえる。
12インチレコードではドイツ盤オンリーのようだが、DOLLARのバージョンを聴くなら、断然こちらの方がクオリティ高いMIXと言えるでしょう。

まあ、「誰なんだ!」等と決め付けることなく、「PETE主体リミックス・プロジェクト」と
理解すれば気持ちも落ち着くことでしょう。

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