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PWL音楽論コミュのMIKE STOCKの著作権取得とNICKI FRENCHについて

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MATT AITKENのPWL脱退から始まり、続いてMIKE STOCKが1993年に脱退した後、
「WATERMANとSTOCKの権利争奪」という話が流れていたようだ。ただこの流れをよく整理してみると「双方の権利争奪」ではなく
「MIKE STOCKが権利を取得した」という事である。

これは、当初PWL主宰者であるPETE WATERMAN
(ALL BOYS MUSIC LIMITED)が著作権を全て握っていた為、本来取得するべきであった
MIKE STOCK(現MIKE STOCK PUBLISHING LTD)もその手続きを
行ったという事だ。

ただ、作品クレジット上はSAWの3名が名を連ねていた為に、どれだけの配分で権利を取得出来るかの裁判が行われたのだと思う。
当然に、3名のクレジットが入っているのでお互いの言い分があるのであって、
穏やかに事が納まるとは思えるはずがない。それぞれに「この曲は私なしには
完成しなかったし、ヒットしなかった。」という主張の対立があって当然である。
その後の権利配分等の結果がどうなったか詳細は知らないが、
とにかく問題は落着いたのだろう。

そして、それぞれが新たな活動をしていく中で、リリースする楽曲の中に
本人の気持ちが見えるモノが存在した。

それは、MIKE STOCKが立ち上げた新レーベル「LOVE THIS RECORD」からの
第一号アーティストとなったNICKI FRENCH。
彼女の4枚目のシングルとなったIS THERE ANYBODY OUT THERE?の12インチで、
2バージョンの内、「7md Mix」というバージョンがある。

恥ずかしながら私は、この記号の意味が解らずに英国の友人から教えて頂いたのだが、
この7md Mixとは、文字をひっくり返すと...、「PWL」となるのだ。
この意味を知る前にこのバージョンを聴いてよく似ているとは思っていたのだが、
途中のブレイク部分であの「HAZELL DEAN/Back in my arms」と全く同じリズムが入るのだ。しかも1995年に1984年のリズムをそのまま取り入れるというのは、ちょっと私は理解に苦しんだ。
しかしこの記号の意味を教えられた時、感じ取ることができた。

これはあくまで私の推測であるが、MIKE STOCKがPETE WATERMANに
対する「皮肉」の表現だったのだ。
この意味をどう捉えるかは人によって違うとは思うが、MIKEの気持ちを推測すれば、
「あなたがよくやっていたのはこういう手法でしたよねえ。」という一言が浮かぶ。
当時の1984年初期からPETEが曲の全体像を固めていたのでMIKE自身には彼なりの
イメージもあったのだと思う。

ただもうひとつ彼らの活動の流れをみて言える事は、STOCKとAITKENが
始めからWATERMANに対して不満を持っていたのなら、ある程度知名度が出た
早い段階でPWLを離れ、新たなスタジオを持っていたに違いない。
しかし、約8年という長きに渡って活動を共にしたという事はそれぞれが存在
メリットを強く感じていたからだと思う。

ただ活動が終盤に近づくにつれて、STOCK,ATIKENが著作権の状況に違和感を持ったのだろう。
そして、MATT AITKEN(MATT AITKEN MUSIC PUBLISHING)も後に著作権を取得したようだ。

PETE氏の思いを推測すれば、「自らの利益を得るには、自らその知識を備える
ことが不可欠だ。」という哲学があるように思えてならない。

何はともあれ、昨年2005年の11月に3者は再び顔を揃えた。

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