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サンデーサイレンス革命コミュの岩田、晴れてJRA騎手に…公営兵庫から移籍

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10歳以上年下の“同期”とポーズを決める岩田康誠騎手(最前列)。今週末から中央の騎手として存分にアピールする=東京・港区六本木(撮影・森本幸一)
平成18年度JRA新規騎手免許交付式が27日、東京・港区のJRA六本木事務所で行われ、公営・兵庫から移籍する岩田康誠(やすなり)騎手(31)と競馬学校出身の計9人が新たに免許を手にした。8人のルーキーとともに記者会見した岩田は、勝ちたいレースを聞かれると、微笑を浮かべて「全部勝ちたいっす」と宣言。一昨年の菊花賞をデルタブルースで優勝し、地方競馬初のクラシック騎手に輝いた男が、中央競馬をもっともっと刺激的にする。



初々しい顔が並ぶ中に、31歳にしては童顔で人なつこい岩田騎手がいた。グレーのスーツに青地のネクタイ姿で、自らのネームプレートを胸の下に掲げて写真撮影。気分も新たに中央の騎手としてスタート地点についた。

「免許をもらった瞬間、JRAの騎手になったんだと実感しました。園田で培った15年間の経験を生かして結果を残していきたい」

伏し目がちに穏やかに語る様子は、闘志あふれる騎乗をする、あのファイターとは別人のようだ。今月16日、2次から挑んだ騎手試験に合格。その週は土日とも京都で20鞍に騎乗し、4勝の固め勝ち。“合格御礼”とばかりに、ファンや関係者に、その確かな手腕を改めてアピールした。

「試験が終わるまでは、頭の中はその問題で一杯でしたが、終わったら、まっさらになって、気分よく乗れました」と報道陣を笑わせたが、それで結果を出すのだからさすがだ。

1次試験から挑み昨年中央に移籍した柴山雄一騎手は、公営・笠松所属から未知の世界の美浦所属を選び、昨年80勝をマーク。全国リーディング11位、関東7位と活躍した。岩田自身、美浦も選択肢にはあったが、「(地方+中央で)3000勝以上させてもらって、中央でも100勝以上(27日現在137勝)させてもらったのは、JRAの関西の調教師や馬主がいたからこそ。その恩返しをしたいからです」と栗東所属の理由を打ち明けた。

地方から中央に移籍した騎手が驚き、あるいは戸惑うのが攻め馬の量だ。地方時代は早朝から何十頭も手綱を取るのが当たり前だが、中央では10頭にも満たない。筋力が衰えないよう、厩舎で木馬に乗って鍛えている例もある。その点について、「1頭1頭、馬の性格も違うし、コミュニケーションを図りながら、思いを伝えるように乗りたい。要は数ではなくて内容だと思う」と、量より質を強調する。

目標を聞かれ、「JRAの騎手として早く初勝利を挙げたい。数字はあとからついてくるし、2006年12月まで一生懸命やります。勝ちたいレースですか? 全部です」と宣言した。

昨年は212勝の武豊騎手を頂点に、横山典(134勝)、藤田(115勝)ら史上最多の8人が100勝以上をマークした。岩田は今年、京都牝馬Sをマイネサマンサで優勝するなどJRA13勝(27日現在)。この数字をどこまで伸ばすか楽しみだ。


★いきなり“凱旋”

JRA騎手としての岩田の初騎乗は、3月1日に姫路競馬場で行われる指定交流競走・市川特別。中央馬カレンナルージュ(栗・柴田見、牝6)の手綱を取る。週末の中央競馬では土日とも阪神で騎乗予定で、土曜メーンGIIIチューリップ賞はシェルズレイ(栗・松田国、牝3)、日曜メーン仁川Sはオーガストバイオ(栗・領家、牡5)に騎乗。他にも数多くの騎乗が見込まれる。


★競馬学校卒業のルーキー8人

(カッコ内は所属とデビュー予定)


《美浦》

◆田中博康騎手(高橋祥、中京)
「セールスポイントは真面目で努力を怠らないこと。馬を追う格好を見てほしい」

◆千葉直人騎手(成島、中京)
「目標は新人賞を狙える30勝。ひと鞍ずつ大事に乗りたい。勝ちたいレースはダービー」

◆的場勇人騎手(的場、中山)
「早くレースに乗りたい。自分は手足が長いので、それを生かして騎乗したい」

◆黛弘人騎手(中野栄、中山)
「免許をもらって気合が入りました。積極的にどん欲に、根性をもって頑張りたい」


《栗東》

◆北村友一騎手(田島、阪神)
「明るく、勉強熱心な点がアピールポイント。田島先生が勝ったダービーを勝ちたい」

◆田中克典騎手(山内、中京)
「免許を手にして実感がわきました。人の目につく騎乗でアピールしたい」

◆田村太雅騎手(佐藤正、中京)
「最後まで諦めずに騎乗し、結果を出すことで厩舎をはじめ関係者に恩返しをしたい」

◆船曳文士(ふなびき・ぶんし)騎手(加用、中京)
「積極的な騎乗を心掛け、向上心をもって臨みたい。できるだけ沢山勝ちたい」


★天才だった元騎手が目標の2人

競馬学校を卒業した8人の中で、千葉直人騎手(19)と船曳文士騎手(19)の目標は、福永洋一元騎手。関西のトップジョッキー、福永祐一の父だ。千葉騎手は中学1年の時、母親が買ってきた洋一さんの騎手時代のビデオを見て初めて知ったという。「天皇賞・春(昭和51年)で、それまで後ろから競馬をしていたエリモジョージで逃げて優勝させたのを見て感動しました」。船曳騎手は、関西のスポーツ紙の競馬記者だった父が洋一さんと知り合いだった。競馬学校では洋一さんのビデオを見て、「勝ちにこだわる騎乗、執念にあこがれた」という。2人はエリモジョージが春の盾を獲得してから10年後の昭和61年生まれだが、洋一さんの凄さ、偉大さは後に続く世代にも確実に受け継がれている。


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