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サンデーサイレンス革命コミュの米2歳王者の産駒が最高価格…セレクトセール2日目

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 「セレクトセール2005」の2日目が12日、北海道・苫小牧市のノーザンホースパークで開かれ、「ローザロバータの2005」(牡)が最高の1億9000万円で落札された。米2歳王者ヴィンディケーションの初年度産駒で、落札したのは、(株)ダノックスの野田順弘氏。初日最高の2億1000万円を記録したマストビーラヴドの2005(牡、父シンボリクリスエス)に続き、この日も「未知の夢とロマン」を買った。〔写真:2日目最高の1億9000万円で落札された「ローザロバータの2005」。父は米2歳牡馬チャンプのヴィンディケーションで、新種牡馬として日本の競馬関係者は注目している=北海道・苫小牧=撮影・高橋茂夫〕



 2日目最高の1億9000万円で落札された「ローザロバータの2005」(牡)は、ノーザンファームの吉田勝己代表が昨年11月、キーンランドのセールで父ヴィンディケーションの子を身ごもった母ローザロバータを55万ドル(約6000万円)で購入し、日本で誕生した持ち込み馬。

 父は米G I ・BCジュベナイル(ダ9ハロン)など4戦全勝の成績を残した米2歳牡馬チャンピオン。昨年から同国で種牡馬入りし、今の当歳馬が初年度産駒。母は米でG III 2勝を含む8勝を挙げた。米の重賞ウイナーが並ぶ母系を遡ると、皐月賞馬イシノサンデーの名も見られる。

 育成先のノーザンファーム・秋田博章場長は「想像を遥かに上回る数字で落としてくれた」と落札額に驚きの表情だ。印象については、「非常に無駄のない歩きをする馬。額の流星も目立つし、左前脚の白いところにはベガのような点々が落ちているからね。いい物語になりそうな雰囲気を持っている馬です」と、2冠牝馬を引き合いに出すほどの期待を寄せていた。

 父のヴィンディケーションに関しては、「相当なスピードの持ち主だったし、あれなら日本の芝にも適応するだけのものはあると思っています。もちろん、サンデーサイレンスと同じようなイメージは持っています。力強い馬だし、距離もある程度はもつんじゃないですかね。4年ぐらい前からSSの後継種牡馬になる新しい血を求めて買い続けていたんだけど、持ち込み馬としては去年のダービーを勝ったキングカメハメハ(父キングマンボ)が成功しているしね。これだけの値がついたのはその影響も大きかったと思います」と秋田さんは見ている。

 名種牡馬サンデーサイレンスが死亡して3年。その産駒は現2歳世代が最後。SSの血を引くダンスインザダーク、スペシャルウィーク、アグネスタキオン、アドマイヤベガ、そしてクロフネ、シンボリクリスエスetc…。“ポストSS”に、日本で活躍した種牡馬への期待も高まる一方で、海外からの新しい血にも注目が集まりそうだ。

(和田 稔夫)
★ヴィンディケーションは無敗の米2歳チャンプ

 初年度産駒にいきなり1億9000万円もの高値がついたヴィンディケーションは、現役時代4戦4勝。無敗のまま米G I ブリーダーズCジュヴェナイルを優勝して2002年の最優秀2歳牡馬に選出された。しかし、春の3冠を前に左脚繋靭帯を痛めていることが判明。秋に目標を切り替えたが、復帰が難しいことから引退、種牡馬入りした。シアトルスルーの後継馬として期待されている新鋭種牡馬だ。ちなみに、同馬の1歳年下の半弟トゥルーリーズン(父シルヴァーデピュティ)は、美浦・小島太厩舎に所属。2勝を挙げ、昨秋のG II セントライト記念3着などの活躍している。

★アドマイヤジャパンの半弟が1億2500万円

 2日目の最初の1億円超えは、『ビワハイジの2005』(牡、父アグネスタキオン)=写真。今年の皐月賞で3着だったアドマイヤジャパン(父SS)の半弟だ。“アドマイヤ”の近藤利一オーナーの隣で栗東の松田博資調教師が手を挙げ続け、1億2500万円でハンマープライス。兄を管理する松田博師は「ジャパンの当歳時は見てへんし、比較はよう分からんけどな。上もやってたから、もうちょっと大きくなれば分かりやすいやろ」と落札後の若駒を笑顔で見つめていた。近藤オーナーは「よかったよ。ただ、上は実績のあるサンデーの子やったからね。タキオンの子がどうなのかはまだピンとこないけど、安い買い物だったと思うしかないやろ。ジャパンのように頑張ってくれたらええな」と活躍を期待していた。

★シンボリクリスエス産駒は2日目も好調

 初日に2億1000万円の最高値馬(マストビーラヴドの2005、牡)を送り出したシンボリクリスエスの産駒は2日目も好調で、ジェドゥーザムールの2005(牡)の6500万円を筆頭に8頭が次々に売れた。2日間合計で23頭が上場して19頭に買い手がつき、落札率の82.6%は全体の80.1%を上回り、平均売却額は約4923万円にのぼった。

★春の3歳G I 独占したノーザンF生産馬が大人気

 2冠馬ディープインパクト、日米オークスVのシーザリオ、桜花賞&NHKマイルCの変則2冠を達成したラインクラフトなどノーザンファームの生産馬が今春は話題を独占。そんな実績が後押しし、今年も同牧場の生産馬・育成馬が高額で落札された。

 同ファームの吉田勝己代表は「ダービーやG I でこれだけの結果を出しているのは大きい。新しい種牡馬の子供も新馬戦で走っているし、よく売れましたからね」と分析した。その新種牡馬シンボリクリスエスの初年度産駒「マストビーラヴドの2005」(牡)が2日間で最高の2億1000万円で落札された。「姉(ラインクラフト)が桜花賞とNHKマイルCを勝っているし、特別な意味もあったと思いますが、クリスエスの産駒は全体的に脚が太くて健康な馬が多い」とコメント。

 大成功で終わったセールについては、「2日間のイベントで80億円を売り上げるなんて市場は今の時代じゃ考えられないこと。これだけの経済活動は大変なニュースだし、生産界全体にとっても明るいニュース。これからますます活発になっていくんじゃないかな」と語った。

〔写真:今春話題を独占したノーザンファームの吉田勝己代表は、ディープインパクトの池江泰郎調教師(右)と談笑〕

★302頭のうち242頭が落札

 今年で8回目を迎えた『セレクトセール2005』の2日目は、欠場馬5頭を除く145頭が上場され、114頭が落札(主取り31頭)。2日間の合計では上場馬302頭(欠場13頭)のうち、242頭が落札された(主取り60頭)。落札総額79億7200万円、1頭平均3294万円、落札率80.1%と全て昨年(落札総額76億8200万円、1頭平均3283万円、落札率76.0%)を上回った。

 セールを主催した(社)日本競走馬協会の副会長・吉田照哉氏(社台ファーム代表)は、「多くの人が参加してくれ、シンボリクリスエスを筆頭に新しい種馬に目を向けてくれた。生産者側も、セレクトセールということで、毛ヅヤや体格などよりレベルの高い馬を出してきたことも(成功に)つながったと思う。来年は1歳馬のセリを復活させ、当歳馬と1歳馬のセールを2日間に分けて行う予定。皆さんがびっくりするような馬を集めたいと思います」と笑顔で振り返った。

■セレクトセール2005取引価格ベスト10■
順位 価格(万円) 馬名(血統名) 父 購入者
母 生産者
(1) 2億1000 マストビーラヴドの2005 シンボリクリスエス (株)ダノックス
初日 マストビーラヴド ノーザンF
(2) 1億9000 ローザロバータの2005 ヴィンディケーション (株)ダノックス
2日目 ローザロバータ ノーザンF
(3) 1億7000 フェアリードールの2005 アドマイヤベガ 多田信尊
初日 フェアリードール ノーザンF
(4) 1億5000 クイーンモードの2005 アグネスタキオン 臼田浩義
2日目 クイーンモード 社台F
(5) 1億2500 ビワハイジの2005 アグネスタキオン 近藤利一
2日目 ビワハイジ ノーザンF
(6) 1億2000 ファンジカの2005 アグネスタキオン 島川隆哉
初日 ファンジカ 社台F
(7) 1億0000 ミズストライクゾーンの2005 エンパイアメーカー (有)エー・エイチ
2日目 ミズストライクゾーン 社台F
(8) 0億9000 グッドゲームの2005 ファスリエフ (株)RRA
初日 グッドゲーム ノーザンF
(8) 0億9000 ホワイトウォーターアフェアの2005 アグネスタキオン (有)エー・エイチ
2日目 ホワイトウォーターアフェア 社台F
(10) 0億8100 スマラの2005 シンボリクリスエス 野田みづき
初日 スマラ 社台F
(10) 0億8100 ノベンバースルーの2005 フサイチペガサス (株)グランプリ
初日 ノベンバースルー 千代田牧場
【注】価格は消費税抜き。性別はすべて牡馬。Fはファーム。敬称略。



■セレクトセールとは
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 社団法人日本競走馬協会の主催によるサラブレッドのセリで、平成10年にスタート。社台グループを筆頭に屈指の良血馬が上場されるセールとして定着。庭先取引(馬主と生産者の直接取引)が主流の中で、オープンな市場で売買の透明化を図り、新たな馬主も参加しやすい環境をつくった。同セールから、今年の2冠馬ディープインパクト(平成14年=7000万円)、一昨年の変則2冠馬キングカメハメハ(13年=7800万円)のほか、ゼンノロブロイ、アドマイヤグルーヴ、マンハッタンカフェ、ビリーヴ、ウインクリューガー、イングランディーレなど多数のG I 馬が出ている。



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