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サンデーサイレンス革命コミュの角居師「これが始まり」シーザリオ次はブリーダーズカップか

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 【ロサンゼルス3日(日本時間4日)=下村静史】シーザリオのアメリカンオークス優勝で、角居勝彦調教師(41)は、海外初挑戦でGI獲得の快挙を達成した。シーザリオの今後に俄然注目が集まるが、角居師はオーナーの意向を尊重したいと断った上で、「自分としては(再度米国に)来たい気持ちがある」と、ブリーダーズカップ挑戦の可能性も示唆した。〔写真:記念撮影に臨むシーザリオの関係者。角居勝彦調教師(前列左から3人目)は、今秋のBC挑戦の可能性にも触れた=撮影・下村静史。同下:アメリカンオークスを圧勝したシーザリオに、現地の取材陣からは「世界で最強の3歳牝馬だろう」と賞賛の声が相次いだ=AP〕



 角居調教師は平成13年3月に厩舎を開業して以来、僅か4年4カ月、海外初挑戦でGI制覇の偉業達成だ。

 「本当に夢のようです。(福永)祐一君が1コーナーでうまく内の3番手に入れて、あの位置で我慢できたことが大きかった。直線では周囲の人が、ゴールする前に握手を求めてくるので大丈夫かな、と逆に心配になって…。いい馬を預かることができて、スタッフに恵まれたおかげで、ここまでくることができたと思います」と、喜びに声を震わせた。今回の勝利には、開業前から世界に目を向けていた意欲が結び付いたことは間違いない。

 技術調教師時代だった平成12年夏に、森秀行厩舎のスタッフとともに、ジュライCに勝ったアグネスワールド、“キングジョージ”に挑んだエアシャカール(5着)、ドージマムテキに帯同。約2カ月近く英国のニューマーケットに滞在、海外遠征のノウハウを学んでいる。そういったことも含め、これまでに培ってきた経験から弾き出された結論が、アメリカンオークスの出走だった。

★戦前から確信!!

 「欧州のタフなコースでは、成長途上の3歳牝馬には厳しい。この時期のロサンゼルスはそれほど気温も高くなく、馬にとってはいい環境。いきなりブリーダーズCではなく、3歳牝馬の限定戦でアメリカの芝ならば通用するはずですから」と、戦前から手応えは十分な様子だった。「(僚馬の)ディアデラノビア(骨折で回避)が来れたら、ワンツーも十分あったでしょう」と語り、「これが始まりですからね。またいい機会があれば挑戦したい」と、早くもさらなるステップアップに目を向けていた。

 ◆北橋修二調教師(福永騎手の師匠) 「衛星放送で生でレースを見たが、外枠が幸いしてうまくいったようだ。レース後、ユーイチから電話があったので、仕掛けるのが早かったのでは、と言ったら、『直線が短いのであれでちょうどよかったんです』と言っていた。いずれにしろ勝って本当によかった」

◆ブリーダーズカップ参戦の可能性十分

 シーザリオが日本馬として初めて米国の芝GIを勝ったことで、当然、浮上してくるのがブリーダーズC(10月29日、ベルモント競馬場)のメア&ターフ(芝2000メートル)などへの参戦だ。

 現在のところ、今後は北海道・早来のノーザンファームに放牧に出され、秋は秋華賞(10月16日、京都、GI、芝2000メートル)に向かう予定ではあるものの、角居師はレース後、米国の報道陣から「ベルモントへは来ないのか」と何度も聞かれた。

 「自分自身としては、来たい気持ちは十分にありますけれど、オーナーサイドの意向もありますので、分からないですね」と、角居師は参戦したい気持ちがあることを示した。

 米国の報道陣は「世界の3歳牝馬で最強と言ってもいい馬だろう。我々はスターを歓迎しているし、来るべき立場にある馬だ」と、強烈にプッシュ。機運が高まってくれば、再び遠征の可能性は十分ありそうだ。


★角居勝彦(すみい・かつひこ)
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 昭和39年3月28日、石川県生まれ、41歳。61年10月に中尾謙太郎厩舎の調教助手となり、平成8年12月の同調教師引退に伴い、松田国英厩舎に移る。12年3月に調教師免許を取得し翌年栗東で開業。初出走は13年3月11日阪神6Rのセトノマックイーンで5着。初勝利は同年3月24日阪神9Rのスカイアンドリュウ。重賞初勝利は14年GIII東スポ杯2歳Sのブルーイレヴン。16年にはデルタブルースで菊花賞を制しGI初制覇を挙げるなど飛躍の年となる。今年はシーザリオでのGIオークスを含む重賞6勝は全国トップ、20勝は全国リーディング9位(4日現在、いずれもJRAのみ)と躍進を続けている。



★“米初勝利”は58年のハクチカラ

 日本馬の海外遠征の先駆けは、ハクチカラだった。1956年の日本ダービー、57年の天皇賞(秋)、有馬記念と今でいうGIを3勝したハクチカラは、58年夏から約1年間、南カリフォルニアを拠点に米国で17戦1勝。その1勝は11戦目となった58年2月23日、サンタアニタ競馬場で行われたワシントンバースデーハンデ(芝2400メートル)だった。グレード制導入(73年)前で、現在のGIIサンルイオビスポハンデの前身となるレースだが、当時の優勝賞金は3万7300ドル。1ドル360円の時代で約1343万円。同年の日本最高賞金レースのダービーの1着が付加賞など込みで約400万円だから、3倍以上の額だった。軽ハンデに恵まれたとはいえ、歴史的名馬ラウンドテーブルなどを破っての快挙。それを思うと、シーザリオの日本馬初の米GI制覇は遅すぎたといえなくもない。

★米国の賞金事情

 シーザリオが勝ったアメリカンオークスの1着本賞金は45万ドル(約4950万円)。“GIなのにそんなに安いの?”と思うファンも多いだろう。日本の平地GIは21レースあり、ジャパンCの2億5000万円が最高で、2歳GIでも6000万円ある。アメリカンオークスとほぼ同距離の3歳牝馬のレースに秋華賞があるが、8900万円と大きく上回っている。対して、米国のGIは年間で100レース施行されている。最高はBCクラシックの208万ドル(約2億2880万円)だが、これは例外中の例外。1着本賞金12万ドル(1320万円)というレースもある。その点では、今年4回目を迎えたアメリカンオークスの45万ドルという賞金は米国では高い部類だ。

 ◆アメリカンオークス 米国競馬はダート戦が主流で、3歳牝馬ではケンタッキーオークス(1800メートル、今年で131回)が最高峰のレースとして知られる。だが、芝のレースも年々価値が高まり、現在3歳牝馬の芝GIは4レースある。その中で芝2000メートルのアメリカンオークスは2002年に創設され、昨年グレードがついてGIに認定と、最も歴史が浅いが、賞金は最高額。



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