ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

サンデーサイレンス革命コミュのディープ無念の3着…日本馬初の凱旋門賞制覇ならず

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
無念…。直線で先頭に立った武豊騎手のディープインパクト(左)は、残り100メートルで力尽きて3着。右は勝ったレールリンク(撮影・佐藤雄彦)
夢破れる…。パドックに引き上げてきた武豊騎手の表情には、隠し切れない落胆が映し出されていた(代表撮影)
 【パリ1日=鈴木康之】無敗3冠馬として初めて凱旋門賞に挑んだディープインパクト(栗東・池江泰郎、牡4)は3着に惜敗。日本馬初の世界最高峰レース制覇の快挙は成らなかった。ロンシャン競馬場に駆けつけた4000人以上の日本人ファンの大声援を受け、直線ではいったん先頭に立ったが、“伏兵”の2頭にかわされた。武豊騎手(37)=栗東・フリー=は「残念です」と無念の表情だった。


凱旋門賞結果へ
ディープインパクト特集へ





 4000人以上の日本人が駆けつけたロンシャン競馬場。快晴に恵まれ、絶好の馬場コンディションに、ディープインパクトの勝利を確信するように単勝は1.1倍。NHKが総合テレビで生中継するなど、まさに“国民的関心事”だったが、日本馬初の世界最高峰レース優勝の瞬間はなかった。

 絶好のスタートから2番手につけたディープは内めをスムーズに進む。途中、“3強”の1頭シロッコが2番手に上がる。勝負所の“偽りの直線”も余裕の手応えで通過。直線勝負に入った。残り300メートル。ディープが先頭に立った。場内から大きな歓声が上がる。あと200メートル、ディープをマークしていた3歳馬レールリンクが襲いかかる。武豊騎手の右ムチに反応し、150メートル地点では再び差し返したが、残り100メートルで2番手になり、ゴール前では3着に。唯一の敗戦が昨年の有馬記念だったが、今回は後ろからかわされるという、今まで経験したことのない敗戦だった。

 武豊騎手はレース直後、「残念です」とひと言。池江泰郎調教師は「正攻法の競馬をして十分力を出したと思います。難しいロンシャン競馬場でいい経験をしたと思いますしね。3歳馬の有利な凱旋門賞と言われますが、斤量差(3.5キロ)もあったかもしれません。」と無念を押し包むように切り出した。

 今年は、ディープ、昨年の覇者ハリケーンラン、シロッコと“3強”の出走で、他の有力馬が続々と回避。最終的に8頭立ての少頭数となり、後方からレースを運ぶディープには有利と思われた。ライバル2強には先着したが、3歳の伏兵に足元をすくわれる形となった。

 宝塚記念を制した後、8月9日に渡仏したディープは、現地のラフォンパリアス厩舎で、凱旋門賞一本に絞って調整してきた。9月13日には武豊騎手を背に、ロンシャン競馬場でスクーリングを経験。日本よりも長くて深い芝にも対応できるように、最善の策を講じてきた。それでも、59.5キロの斤量はデビュー以来初めて。力の要る馬場での酷量は、440キロほどと体の小さなディープにはこたえたのだろう。98日ぶりの実戦で、結果的には、“3カ月以上間隔が開いたら勝てない”というジンクスも、破ることはできなかった。歴代の凱旋門賞馬はすべて欧州調教馬。今年も地元馬の優勝で幕を閉じた。

 だがディープの旅路は、これで終わりではない。池江泰郎調教師は「絶対、こういうレースに挑戦したい」と言葉に力を込めた。再び、世界で飛ぶ走りを、そして頂点を−。ファンは、その瞬間を待っている。


■渡仏後のディープ
 ▼8・9 午後2時56分、シャルルドゴール空港に到着。検疫後、シャンティーのラフォンパリアス厩舎に移動
 ▼8・10 1時間の引き運動。初の空輸の疲れも感じさせず、落ち着いた姿
 ▼8・11 初めてエーグル調教場に入り、帯同馬のピカレスクコートと軽いキャンター
 ▼8・13 初めてファイバーサンドコース(1周1800メートル)へ入り軽いキャンター
 ▼8・14 ダートコースに入り、3頭の真ん中で我慢させる調教
 ▼8・17 ダートコースで軽いキャンター後、1周2000メートルの芝コースでキャンター
 ▼8・22 ダートで脚慣らし後、芝コースで終い1ハロンを15秒程度のキャンター
 ▼8・27 ダートで軽いキャンター後、ファイバーサンドコースへ。800メートル過ぎからピカレスクコートを追い抜き、上がり600メートルを15秒−15秒−13秒でフィニッシュ
 ▼8・30 渡仏後、初の追い切り。1800メートルのダートコースで軽めキャンターの後、芝コースの直線を強め。「5ハロンからペースを上げ、全体の時計が68秒、4ハロンは54秒くらい」と池江調教助手
 ▼9・7 武豊騎手が初めて手綱を取り、芝コースで追い切り。芝コースで入厩先の馬と併せ、3馬身追走からほぼ同入でフィニッシュ。「最後の800メートルぐらいはきっちりと伸ばして53秒ぐらい。今週でもレースに使えるぐらいの雰囲気」とユタカ
 ▼9・13 本番の舞台となるロンシャン競馬場で初の追い切り。躍動感ある走りに、武豊騎手は「何も言うことはありません」と満足
 ▼9・19 英のブックメーカー「ベットフェア」社が、ディープに4.3倍のオッズを提示。ハリケーンラン、シロッコのライバル2頭を抑えて1番人気に
 ▼9・21 シャンティーの芝で1週前追い切り。「来週やれば140%のデキ。完璧な状態で本番を迎えられる」と騎乗した池江助手
 ▼9・26 凱旋門賞3連覇を達成し日本でもお馴染みのオリビエ・ペリエ騎手が日本の報道陣に、「もし馬券を買える(立場)なら、ディープを買う」と称賛
 ▼9・27 武豊騎手を背にシャンティーの芝で最終追い切り。「今年、ボクが調教で乗った中では一番のデキ」と万全をアピール
 ▼9・28 史上2番目に少ない8頭での出走が確定
 ▼9・29 枠順が確定し、ディープは馬番(1)、枠番(ゲート番)(2)番に決まる

コメント(0)

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

サンデーサイレンス革命 更新情報

サンデーサイレンス革命のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング