【ダービー】恒例！データ大作戦（２）血統
２日目のデータ大作戦は血統を検証する。ダービー馬となるためには、血統の裏付けは重要なポイントとなる。父系、母系、総合力という３つの項目から徹底チェック。その結果、２歳王者で皐月賞４着のマイネルレコルトをはじめ、ペールギュント、エイシンニーザン、シルクネクサスの４頭が脱落した。なお、前日までの脱落馬についての見解は割愛する。
（１）父系から （最大６点減点）
《減点なし》 初年度産駒のタヤスツヨシ、ジェニュインのワンツーフィニッシュに始まり、１０年間で５勝を挙げ、２着も５頭と他の追随を許さないサンデーサイレンス産駒。今年も減点はなし。そのＳＳ産駒のスペシャルウィークは、スムースバリトン（東スポ杯２歳Ｓ）やオークスをシーザリオが制覇と、２年目の産駒がブレーク中。アドマイヤベガも初年度産駒からストーミーカフェが共同通信杯など重賞２勝を挙げる活躍。ＳＳ系も減点なし。オークス馬スマイルトゥモローを送ったホワイトマズルも大舞台で一発の魅力があるので減点なし。
《減点対象》 フォーティナイナー（エイシンニーザン）はマイネルセレクト、ユートピアなど産駒はダートに良績が集中しており、最大の６点減点。チーフベアハート（マイネルレコルト）はエアセレソンが新潟大賞典を勝ったが、２４００メートルのＧＩを戦い抜く底力には疑問が残る。４点減点。キングヘイロー（ニシノドコマデモ）も初年度からダービー出走馬を出したが、自身も距離に限界があったように、産駒にもその傾向が見られる。４点減点。グラスワンダー（シルクネクサス）は現役時代は距離の融通が利き幅広く活躍したが、産駒はフェアリーＳのフェリシアなど短距離中心に活躍。２点減点。
（２）母系から （最大６点減点）
《減点なし》 ディープインパクトは全兄ブラックタイドがＧＩＩ勝ち、ローゼンクロイツ、ブレーヴハート、ダンツキッチョウは兄姉がいずれも重賞ウイナーで減点なし。ニシノドコマデモは伯父に２冠馬セイウンスカイがいる母系で大舞台に強い。アドマイヤジャパンの母ビワハイジは２歳女王に加え古馬になっても札幌記念を制すなど成長力に富む母系といえる。アドマイヤフジは母がステイヤーズＳ２着、半兄がダートの交流ＧＩ勝ちと好印象。シックスセンスは母が仏ＧＩＩ勝ちで近親が欧州で活躍しているのも心強い。
《減点対象》 ペールギュントは、母が桜花賞２着でマイラー色が濃い。エイシンニーザンも母が小倉３歳Ｓ勝ちと距離に疑問、インティライミは近親の重賞ウイナーがオーバーザウォール（福島記念）のみではパンチ不足。マイネルレコルト、ダンスインザモアも近親に目立った活躍馬がおらず、ここまで４点減点。シルクネクサスは祖母が米ＧＩＩ勝ち馬だが、この系統は日本で血統ほどの活躍馬を出しておらず、こちらも４点減点。シャドウゲイトは祖母がカッティングエッジ（クイーンＣ）、近親にディヴァインライト（高松宮記念２着）がいるようにスピードタイプの母系。２点減点。
（３）総合力 （最大４点減点＝母の父や配合全体のバランスなどを対象）
《減点対象》 エイシンニーザン、シルクネクサスは母の父が地味。キャロルハウス、スターリフトとも母の父として目立った産駒を出しておらず、配合バランスという点で４点減点。ＳＳ産駒のなかではアドマイヤジャパン（カーリアン）、シックスセンス（デインヒル）、ペールギュント（リファール）の３頭はこの配合では２４００以上のＧＩでの実績が乏しく２点減点。アドマイヤフジは全体のバランスを見ると晩成タイプ。本格化するのは秋以降と思われ、２点減点。
★データ大作戦（２）の結論★
３項目すべてで減点となったエイシンニーザン、シルクネクサスがまず脱落。いずれもオープン勝ちの実績はあるものの、血統面からはダービーの舞台では大幅に劣ると判断した。次いで２項目での減点過多となった２歳チャンプのマイネルレコルトと重賞２勝のペールギュントも脱落した。
２日目を終えて、減点ゼロはダンツキッチョウ１頭。２番手にはディープインパクトが２点差で続いている。
■ルール■
持ち点１００点からの減点方式。日本ダービー過去１０年の傾向から、火曜＝戦績＆ステップ（２４点）、水曜＝血統（１６点）、木曜＝追い切り（３０点）、金曜＝騎手（１０点）、土曜＝枠順（１０点）、レース当日＝前日追いと馬場状態（１０点）を検証。各項目ごとに減点していき、残った持ち点から結論を出す。ただし、各項目や全体での減点が目立つ馬は、不安過多と判断して脱落馬として消していく。
サンスポ・コムより転載
２日目のデータ大作戦は血統を検証する。ダービー馬となるためには、血統の裏付けは重要なポイントとなる。父系、母系、総合力という３つの項目から徹底チェック。その結果、２歳王者で皐月賞４着のマイネルレコルトをはじめ、ペールギュント、エイシンニーザン、シルクネクサスの４頭が脱落した。なお、前日までの脱落馬についての見解は割愛する。
（１）父系から （最大６点減点）
《減点なし》 初年度産駒のタヤスツヨシ、ジェニュインのワンツーフィニッシュに始まり、１０年間で５勝を挙げ、２着も５頭と他の追随を許さないサンデーサイレンス産駒。今年も減点はなし。そのＳＳ産駒のスペシャルウィークは、スムースバリトン（東スポ杯２歳Ｓ）やオークスをシーザリオが制覇と、２年目の産駒がブレーク中。アドマイヤベガも初年度産駒からストーミーカフェが共同通信杯など重賞２勝を挙げる活躍。ＳＳ系も減点なし。オークス馬スマイルトゥモローを送ったホワイトマズルも大舞台で一発の魅力があるので減点なし。
《減点対象》 フォーティナイナー（エイシンニーザン）はマイネルセレクト、ユートピアなど産駒はダートに良績が集中しており、最大の６点減点。チーフベアハート（マイネルレコルト）はエアセレソンが新潟大賞典を勝ったが、２４００メートルのＧＩを戦い抜く底力には疑問が残る。４点減点。キングヘイロー（ニシノドコマデモ）も初年度からダービー出走馬を出したが、自身も距離に限界があったように、産駒にもその傾向が見られる。４点減点。グラスワンダー（シルクネクサス）は現役時代は距離の融通が利き幅広く活躍したが、産駒はフェアリーＳのフェリシアなど短距離中心に活躍。２点減点。
（２）母系から （最大６点減点）
《減点なし》 ディープインパクトは全兄ブラックタイドがＧＩＩ勝ち、ローゼンクロイツ、ブレーヴハート、ダンツキッチョウは兄姉がいずれも重賞ウイナーで減点なし。ニシノドコマデモは伯父に２冠馬セイウンスカイがいる母系で大舞台に強い。アドマイヤジャパンの母ビワハイジは２歳女王に加え古馬になっても札幌記念を制すなど成長力に富む母系といえる。アドマイヤフジは母がステイヤーズＳ２着、半兄がダートの交流ＧＩ勝ちと好印象。シックスセンスは母が仏ＧＩＩ勝ちで近親が欧州で活躍しているのも心強い。
《減点対象》 ペールギュントは、母が桜花賞２着でマイラー色が濃い。エイシンニーザンも母が小倉３歳Ｓ勝ちと距離に疑問、インティライミは近親の重賞ウイナーがオーバーザウォール（福島記念）のみではパンチ不足。マイネルレコルト、ダンスインザモアも近親に目立った活躍馬がおらず、ここまで４点減点。シルクネクサスは祖母が米ＧＩＩ勝ち馬だが、この系統は日本で血統ほどの活躍馬を出しておらず、こちらも４点減点。シャドウゲイトは祖母がカッティングエッジ（クイーンＣ）、近親にディヴァインライト（高松宮記念２着）がいるようにスピードタイプの母系。２点減点。
（３）総合力 （最大４点減点＝母の父や配合全体のバランスなどを対象）
《減点対象》 エイシンニーザン、シルクネクサスは母の父が地味。キャロルハウス、スターリフトとも母の父として目立った産駒を出しておらず、配合バランスという点で４点減点。ＳＳ産駒のなかではアドマイヤジャパン（カーリアン）、シックスセンス（デインヒル）、ペールギュント（リファール）の３頭はこの配合では２４００以上のＧＩでの実績が乏しく２点減点。アドマイヤフジは全体のバランスを見ると晩成タイプ。本格化するのは秋以降と思われ、２点減点。
★データ大作戦（２）の結論★
３項目すべてで減点となったエイシンニーザン、シルクネクサスがまず脱落。いずれもオープン勝ちの実績はあるものの、血統面からはダービーの舞台では大幅に劣ると判断した。次いで２項目での減点過多となった２歳チャンプのマイネルレコルトと重賞２勝のペールギュントも脱落した。
２日目を終えて、減点ゼロはダンツキッチョウ１頭。２番手にはディープインパクトが２点差で続いている。
■ルール■
持ち点１００点からの減点方式。日本ダービー過去１０年の傾向から、火曜＝戦績＆ステップ（２４点）、水曜＝血統（１６点）、木曜＝追い切り（３０点）、金曜＝騎手（１０点）、土曜＝枠順（１０点）、レース当日＝前日追いと馬場状態（１０点）を検証。各項目ごとに減点していき、残った持ち点から結論を出す。ただし、各項目や全体での減点が目立つ馬は、不安過多と判断して脱落馬として消していく。
サンスポ・コムより転載
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