岡山商大附属こぅとぅがっこぅコミュの春の岡山県高校野球　商大付、高梁譲らず　２８日再試合

延長１５回引き分けとなり、整列する商大付（右）と高梁のナイン＝岡山県営

　商大付０００００００００００００００　０
　高　梁０００００００００００００００　０（延長１５回引き分け）

（商）末藤―小林（高）福本―日笠

【評】商大付、高梁ともに決定打が出ず、延長１５回引き分け。

　商大付は９回までわずか１安打。延長１１回に１死三塁としたが１本が出ず、１２回には１死二塁で山田が中前打を放ったが中堅小割の好返球で二塁走者が本塁憤死。

　高梁は７～１０回に得点圏に走者を送り、１２、１４回もサヨナラ機をつくったが打線がつながらなかった。

　延長１５回２時間５３分の激闘

　「相手投手がすごい投球をしていた。絶対負けたくないと思った」。延長１５回を投げきった高梁・福本、商大付・末藤の両右腕は同じ内容のコメントで２時間５３分の激闘を振り返った。

　「制球を重視した」と高梁の福本。外角の際どいコースを突き、ゴロの山を築いた。９回を終え、外野に飛んだのは７回の左前打１本のみ。延長に入ると疲れが出たが堅守に支えられ、１７２球を投げ抜いた。

　末藤は１４０キロの速球とカーブの緩急が効いた。計９安打を浴び、終盤はピンチの連続だったが「バックを信頼して思い切って腕を振った。気力で投げた」と要所を締める。１９７球の力投に胸を張った。

　２８日の再試合に向け、「１点勝負になる」と福本は接戦を勝ち抜くつもり。末藤は「悔いのないように投げる」。今度はどんなドラマが待っているだろう。