「やぁ～べ～、死にそう」日記コミュのその７７　子供記者恐るべし

●１２月７日（木）
日本経団連の御手洗会長って、きっとボクのこと好きなんだ。
わざわざＡＰＥＣまで随行したし、
今朝も朝食勉強会だとか言って
赤プリ「ブルーガーデニア」に誘ってくれた。
献金してくれる団体だから、大歓迎だ。

この経済界の人たちは、律儀というか何というか
首相の地位を理解しているから、要求も節度がある。
新聞記者は追及したいか、コメントがほしいだけだから
適当に答えていれば満足してくれる。
でも、小学生にはそうはいかない。
今日の、小学校視察には参った。

新宿区の牛込仲之小学校に視察に行って、
給食を食べながら、子供たちと話した。

これについて記者連中は、
「給食は美味しかったか？」と質問。
「私が子供のころより美味しくなった気がする」と答えたら、
満足してしまった。
だが、子供たちはそうはいかない。

６年生の質問、恐るべしだよ。
「靖国参拝どうするの？」
だって。
つい「おじさんはまだ決めてないんだ。難しい質問だね」と
答えてしまった。ああ、このボクが「おじさん」なんて答えるとは、大失態！

「なんで政治家になったんですか？」もキツイ質問だ。
だってボク、そんなこと考えたこともなかったよ。
「お父さんもおじいさんも政治家だったから」なんて
答えちゃったよ。まるで馬鹿じゃない？

「好きな食べ物は？」も困ったな。
高級和食が好きなんだけど、それじゃまずいからね。
これに対してもつい
「ラーメンと焼肉だよ」って答えちゃった。
これじゃ、愛国心教育にならないじゃないか。

子供記者、恐るべし。
本当は給食メニューの、
わかめご飯とかじきの照り焼き、すごく旨かったんだけど、
味なんて忘れちゃったよ。

夜は、ホテルオークラ「山里」で
ナベツネさんたちと会食。
やっぱりジジイよりも、子供のほうが国家にとって大切だねって、実感したよ。

小泉さんの動向が心配だ。
本当に北朝鮮行き目指してるのかな。