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木と山の仕事コミュの国産材が売れる商品になるには?

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森林再生のコミュニティに書き込んだのですが、反応がないのでこちらに再掲載させてください。

当方、林業に関する知識はまったくありませんので、間違いがありましたらご指摘ください。5年前に国産の木材だけで家を建てたユーザーの立場での意見・提案です。

>国産材が売れない理由
値段が高いということに終始すると思います。たとえば無垢の床材でも、広葉樹・針葉樹を問わず輸入材のほうがはるかに安価です。しかし現場の方の書き込みを見るかぎり、輸入材と価格競争をするのは難しそうです。

>どうすれば国産材が売れるのか
値段が下げられないならば、高くても売れる商品にする必要があると思います。ブランドをつけることもそうですが、輸入材にはない付加価値をつけるというのはどうでしょうか。

我が家では予算の都合上、計画を大幅に変更して床などにはJパネルを使いました。結果的には非常に満足していますが、このような国産材を使った「反らない・安全・比較的安価」な加工品をそれぞれの山の特徴を生かしたブランド作りとあわせていけば売れるのかな、と思います。

間違っていたら指摘していただきたいのですが、輸入材は船で運ばれてきますから、国産材よりも防腐剤や防虫剤が多く使われているというイメージがあります。実際そうかもしれません。だとすると、これだけシックハウスや健康的な住まいに対する意識が高まっているのですから、安全な国産材をクローズアップすべきだと思います。

また、衣食住の安全に目を向ける消費者は、意識が高いと同時に経済的にもゆとりがある層だと思います。そのへんの客層を狙った販路拡大は難しいでしょうか。

たとえば木材だけでなく、DIYで簡単に施工できる杉板の加工品や、マンションにも施工できる国産材の加工品などもよいと思いますし、静岡で行なっている「自分の家で使う木を自分たちで切る」といったようなイベントも効果があると思います。

長々と失礼しました!

コメント(72)

オーボアサン 貴重な情報ありがとうございます。。
その情報はどこかに載ってたりするのでしょうか??できる限りそうゆう情報は知識として、蓄えようと日々新聞・林業系の雑誌は読んでいるのですが・・・(最近、サボり気味ですが)

このような事実だと、まさに、短絡的に中国に需要があるから輸出だ!!なんて言えなくなりますね。まぁ同じようなことは日本もやってきて、ここまで経済成長したような気がしますが・・
中国輸出に関しては、難しい問題ですね。答えが簡単にみつかったらここまで林業は衰退していない気がします。

現在マスコミが取り上げるほど、国産材に特集するものがなさそうなので、近い将来(2・3年)ではなく、もっと長期的な見方で国産材の国内消費を地道に進めていく方がいいんではないでしょうか。そのためにはコーディネーターを担う企業や団体などの基礎を固めていって消費者に訴えていくのはどうでしょうか? 安い・早いの住宅orこだわりの住宅(国産材)の両方を提供できる企業が出てきてくれたり・・ 
「国産材で家を建てる」は、企業の社会貢献活動のひとつになり得ませんかね? 森林ボランティアとか二酸化炭素削減というのもいいですが、国内林業的にも大きな原動力になるような気がします。(間接的にCO2削減にも寄与しますし)

なんか、教科書的な考え方ですいません。もう少し考えてみます。自分はこのようなコーディネートや普及を担う職に就きたいと思っているので、いろいろ考えが甘いなどのご指摘よろしくお願いします。
オーボワさん、ご苦労さまでした。
中国への輸出材が製品化して日本にもどってくる点ですが、これは拙著にも触れています。というより、当初から見込んでいます。

それは、リスクヘッジです。中国人になじみのない杉材は、すぐには全部売れません。しかし、製材所を稼働させないと素材が回転しない。そこで中国で製材加工して売れ残ったものを住友林業が引き取ることになったのです。
住林は、自社建築の住宅のロシア材や米材を使っていた部分にこの逆輸入杉材を使っているそうです。その点からは、国産材のシェアを増やすことになります。(国内の製材業者は困るでしょうが。)

中国内で宣伝が行き届けば、もともと潜在的な需要が高いので、そちらにも多く流れる可能性が高いでしょう。

むしろ危険なのは、製材や集成加工のコストが安いことに目をつけて、ロシア材を中国で加工して日本に輸入しようという動きがあることです。これは、まさに国産材の敵になりかねません。また中国産木材も少し日本に輸入されています。木がないはずの中国が木を輸出するなんて、本末転倒でしょう。

中国への木材輸出にはいろいろな裏話があるんですが、それはまた。
なお現在は、合板メーカーも国産材をどんどん使っていますし、ネタはたっぷりありますよ(笑)。木材業界は、百鬼夜行?する世界ですわ。
話が急展開してますね。

ところで、オーボワの疑問への私の意見は、皆さんと同じになります。

林業を収入のメインにしてない。特に大面積森林所有者はメインの仕事を持ちながら、言いかたが失礼かもしれませんが、ある意味趣味的な感じ又はボランティア感覚で森林経営をしているのでは。(もちろん損はしようとしていません)

情報交換については、森林をまとめる森林組合に特に感じられるところでは、自分の考えをまとめるというより、アイディアや行政におんぶするスタンスが染み付いてしまっているように感じます。そのため、情報交換をして自らの判断で積極的に動く体制になっていないような気がします。

また、他でうまくいっている事例を知っていても、自分のところでできない理由をつけて応用しようとしない印象があります。

これは、あくまで私の印象ですので、違っていることも多いと思いますが。
 中国への輸出材がブーメランで戻ってくる話、興味深く読ませていただきました。

 中国に輸出した日本材が日本国内に戻ってくる話は、製材業者にとっては痛手になるでしょうが、素材供給者にとっては、売れるから良いという考え方もありますね。

 中国で加工した方が安くなる理由の一つに、運賃は入らないのでしょうか。例えば、同量の木材を宮崎県・中国間で移動するのと、宮崎県・大阪と比べると、たぶん宮崎県・大阪の方が運賃が高いのではないでしょうか。

 みかん箱大の荷物を東京からアメリカに送る運賃と、東京から横浜に送る宅急便の運賃が同じなんですよと、日本郵船の方が嘆いておられたのを思い出して、運賃問題を考えたところですが。
>中国で加工した方が安くなる理由の一つに、運賃は入らないのでしょうか。

詳しいことは知りませんが、まず中国までの輸送は船です。国内の大半がトラック輸送であることに比べるとかなり安くなると思われます。
これは、エネルギー消費量にも響きます。いわゆるウッドマイルズの概念で、遠くまで木材を運ぶとエネルギーがかさんで二酸化炭素排出量も増えるわけですが、同じ量をトラックと船で運ぶとなると、船の方が少なくなるわけです。

ただし、海外輸出であるからには、検疫やら港湾使用料やら積み下ろしコストやらがかかります。もちろん為替の問題もあります。ドル建てで輸出すると、リスクが出ます。

なお、国産材を中国輸出して、製材加工したものを逆輸入する方式は、宮崎だけでなく、秋田県や和歌山県も考えているのではなかったかな。むしろ和歌山などは、最初からそれが狙いだったはず。もしかしたら山主にとっての、日本の製材業不信の現れかもしれません。

もっとも、現時点では中国の製材技術にも問題ありそうだけど。
 久々の書き込みになります。議論が白熱していて、なかなか追いつけず、すみません。

 中国での製材加工という流れは、びっくりですよね。
 原木は相当買いたたかれるはずなのに、この流れが成り立つのは、中国の加工コストが相当安いのか、それとも国産の製材工場のやる気がなさすぎて原木受け入れ先が足りないのか・・・。それとも、輸出補助でもあるんでしょうか?

 さてさて、少し話が戻ってしまうのですが、国産材の売れない理由について、以前の書き込みを読みながら考えてみました。

(1)コスト:でも、基本的には、国産材は、高いから売れない時代から、品質・供給量が安定しないから売れない時代になっていますよね。
 コストの他には、
(2)品質(強度・寸法安定性):若い人工林材は品質のバラツキが多く、それなのに乾燥製材が進んでいないのでバラツキが大きい。
(3)供給量:小規模所有者をまとめる仕組みがないため、安定的に供給できない
 といった問題があると思います。これでは、品確法に対応した構造材も生産できないし、狂いが大きくて内装材にも使えません。(内装材は、ひびわれや狂いが目に付くし、乾燥収縮でスキマができればクレームの元になるので、より高い精度を求められると思います。)

 大手ハウスメーカーが一番気にするのは、今は、安定供給と品質(強度・寸法安定性)でしょう。昨今の報道を見ても、今後は耐震性が一番の優先事項になりそうです。「環境に優しい」はもっと簡単に手に入る材料でもPRできます。例えば、「ニュージーランドパインを植林している」のTVCMが、企業の環境努力のイメージ戦略として使えるわけですから。

 でも、乾燥材がきちんと安定量手に入れば、使われる可能性もあるのでしょうが、製材所もあまり乾燥に熱心ではありません。それは、乾燥させても、乾燥コストに見合うだけの価格差が得られないからのようです。国内の製材所がそういう状況だから、中国への輸出に向かうのかしら・・・と思ったりするんですが、どうでしょう?
 
 たまの書き込みで、色々書いてしまってすみません。
 流通の問題も議題にありましたが、流通を短絡すれば、価格も安く、ユーザの意向も反映されやすくなるのはわかるのですが、流通短絡で省かれる業種にとっては死活問題ですよね。行政の立場では、積極的には推進できないんではないでしょうか?
 一方、大手メーカーは、自分で流通経路を持っていますよね。ただ、それが国産材ではないのは、大手メーカーの必要な量を安定的に共有できないからであって、海外からまとめて欲しい品質の材を欲しい量、安定価格で購入できる仕組みになっています。国産材もうまくこういう流れを作れればいいですよね。

 行政がこれらの問題を打開するリーダーシップを取れるかどうか?という問題提起がありましたが、国産材を使いたいのは林野庁だけで、経済産業省は、WTOがありますし、日本全体の経済効果を考えますから、外材輸入にはむしろ積極的なのでは?と思います。国産材を使った公団住宅なんてものが出ないのも、縦割り行政の象徴ですよね。

 情報交換ですが、受け売りですが、もともと所有者と製材所、市場、卸売、建築業・・・といった縦の繋がりは、高く売りたい←→安く買いたいという敵対関係にあるので、協力しあう関係ではないとのこと。そこには、自分の持っている情報を隠してうまく売買するだまし合いもあるというから、異業種の連携って、実は難しいのかもしれないですね。
 ただ、建築の立場から、製材所や森林経営者に、どういう材を作って欲しいのか、という情報を流すことは双方に有用ですよね。
 同業種間での、優良事例の情報は、業界誌などで良く取り上げていますが、表面だけの模倣か、「あそこは特別で、ウチでは無理」というあきらめかでとらえられてしまう感じはあります。直接、熱意を持って働きかけるキーパーソンが必要なのかもしれません。

 ところでプレカットですが、多くは知りませんが、先日セミナーで話を聞く機会がありましたので、参考まで、一例紹介しますね。製材が主体の会社で、国産材のプレカットにも取り組み、地域の木を使った家づくりをしているところにプレカット材の供給をしているようです。どのような材が必要かといった情報の提供、木それぞれの性質を活かした材の加工(しかもプレカットで)等、製材の立場を活かした取り組みをされているようです。
http://www.yamacho-net.co.jp/precut/precut.html
 ただ、「プレカット」に普通期待されるのは、今のところ、大工の手間の省略、位のことですよね。どこまでこういった取り組みが広がるか・・・難しいところです。

 ところで、「所有者は、林業専業でないから、切迫感を持って林業に取り組まないのでは?」という意見ありましたが、唯一の産業といえる林業が成り立たければ過疎化が進む・・という切迫感はないんでしょうか?
どんどん話題が専門的になって、これでいいのか、これでいいのだ、と思いつつ書きます(笑)。

輸送コストが数字になって紹介されると、うなってしまいますね。
中国の一般的な人件費は日本の20分の1とかいうし、十分ペイするはずです。

木材輸出に関しては、基本的に宮崎県日向市の細島港から、福建省福州港です。島根県の浜田港から出荷したこともあります。加工工場の場所まで詳しく知らないけれど、たしか厦門の郊外のはずです。

ほか、北海道の釧路港から上海に風倒木が今夏輸出されました(住友商事)。
鹿児島港から韓国ソウルには、プレカット材が輸出されました(ただし、コンテナ)。
サンプル的なものなら、高知とか秋田からも出ているはず。和歌山も出したかな。これらは千差万別ですが、上海・大連など華北が多かったように記憶します。

また製材技術や、乾燥ノウハウも伝授しないと無理です。スギはとくに彼らは経験がないから。

中国ならではのトラブルにも注意です。検疫に船1艘500万円はかかりますが、これを相手の意地悪で何度もさせられたり、小さなミスに乗じて賠償請求されるなど、中国ビジネスの怖さを聞きますからね。手慣れた貿易業者と組まずに、これまで商売そのものをまともにやったことのない森林組合連合会などが手を出せば、火傷必至です。

でも、日本の木材業者がしっかりしないと、遠からず製材加工はみんな中国で、という時代が来てしまうかもしれません。
ヤスヨさんのご指摘のとおり、内装材は構造材以上にひび割れや狂いにうるさいのが現状です。
強度や機能的には何の問題もなくても、目に見えるところに隙間ができたら、とたんにクレームとなるのが、現代の住宅産業でしょう。

本当は、これらを解決する大工の技などもあったりするのですが、今の大工の腕前では、それができる人は少ないし、多少のコストアップになるのが嫌われるようです。

乾燥も同じでしょうね。乾燥は必要と言いつつ、乾燥しても木材の価格が上がるわけでもないし、と相変わらず水も滴る木材が出荷されたりしている。国産の乾燥材の割合は、ようやく13%くらいでしたっけ。
かつては外材だって未乾燥でしたが、プレカットや集成加工のために要求したら、すぐに乾燥させるようになりました。でも国産材の世界では無視しました。これが今に至るまでの国産材没落の始まりではないでしょうか。

木材の世界って、博打的要素が強いので、なかなか川上と川中が連携しないのかもしれません。
中国輸出の際に宮崎の業者は、材価を固定制にしようと提案したそうですが、山元は断ったそうです。また材価が暴騰する日が来るかもしれない、と博打の大当たりを夢見ているのでしょう。現実は、さらに下落しているんですけどね(-_-)。

業者間でさえ、そんな状態ですから、いくら頭では林業がダメになれば地域経済がダメになり、自分たちの居場所もなくなると思っても、目先の利益から離れられない……。そんな構造なのでしょうか。
ものすごい勢いで話が進んでますね。

運賃が中国向けのほうが高いということは、大きな荷物は日本から中国への輸出量のほうが、中国から日本に輸入する量より多いんですね。

中国から農産物、衣料品、電子機器(航空機輸送でしょうか)がメインの輸入となるので、かさばると思ってました。

ブーメラン材の輸送費についてもう一つ質問ですが。

日本-中国間の輸送にコンテナで見積もりを出しているようですが、原木輸送はコンテナ積みの方がパラ積みより安いのでしょうか。コンテナに丸材を積み込むと余分な空間をたくさん運ぶことになるような。

バラ積みだと、船の積み降ろしに時間が掛かるので、やはりコストが掛かるのか判断できかねますが。実際の輸送はどちらで行っているのでしょう。

また、私が中国人なら木材の大半を輸入するならば、木材が到着する港湾施設付近に製材所などの施設を作ると思います。中国の方は製材所をトラックを使わなくてはならない内陸部に造っているのでしょうか。

 
ヤスヨさん>

> 行政がこれらの問題を打開するリーダーシップ
>を取れるかどうか?という問題提起がありました
>が、国産材を使いたいのは林野庁だけで、

木材取扱量、金額とも輸入材のほうが圧倒的に多いのはご存知の通り。

林野庁の木材への注目度は輸入材に向いて、扱い量の少ない国産材への注目度は低いようです。これは、林野庁に国産材を使うよう陳情に出かけた製材所の方が話しておられました。

逆に、高速道路休憩所などに「間伐が必要です」なる内容のパンフレットを置いて入る、国土交通省のほうが、国土保全目的で森林に進出したがってるようなところも感じます。
話題が木材輸出の専門的なところまで踏み込んでしまっていますが、この場では、基本的に国内の流通より十分安いということがわかっていただければよいのではないかと思います。

むしろ中国へ輸出する場合の着眼点は、その商品性です。
それは国内ほど曲がりや口径にこだわらないこと。

第1陣は、曲がり材が多すぎてクレームが来たらしいのですが(^^ゞ、日本ほど厳しくないのです。また積み込みも、直径16センチ以上の原木を混ぜています。なかには80センチくらいの大木もありました。国内のように仕分けをちゃんとしているわけではない。

これが出荷側、山元側にとっては、非常に楽だという面があります。コストダウンにもつながります。ここでも日本人特有の規格外を嫌う問題が浮き彫りになります。

実は、合板用のスギ丸太も、多少の曲がり材はかまわない。BC材を使ってくれます。全自動のロータリーレースは、曲がり具合も読み取って丸太をかつらむきにできるからです。6センチまで巻き取れると聞きます。
また曲がり材を曲がりなりに製材するカービングソーという製材機も登場しています。これなら曲面のまま製材して、その後の乾燥と圧密過程でまっすぐに延ばしてしまうそうです。

これまで値がつかなかった曲がり材や小径木が、輸出や設備の発達で十分利用可能になる。

これも国産材の商品化につながるかもしれません。
alpaさん>林野庁の木材への注目度は輸入材に向いて、扱い量の少ない国産材への注目度は低いようです。これは、林野庁に国産材を使うよう陳情に出かけた製材所の方が話しておられました。

「国産材をもっと使おう」と声かけしている当の林野庁がそんな状況なんですか・・・
意欲のある民間の人々の後押しをするくらいは期待したいんですが。

さて、中国への輸出ですが、
曲がり材や小径木が利用できるようになるのはいいんですが、
価格はそれ程高くないですよね。

国産材を売りたいのは、利益を森林に還元し、
森林の育成を進めることにあると思うんですが、
果たして、中国への販売で、山元に還元できるだけの利益は得られるんでしょうか?
下手に皆伐されて、再造林放棄されないか、少し心配になるんですが・・・

でも、間伐されなかったり、山に間伐材がうち捨てられるよりは良いですよね。
>国産材を売りたいのは、利益を森林に還元し、
>森林の育成を進めることにあると思うんですが、
>果たして、中国への販売で、山元に還元できるだけの利益は得られるんでしょうか?
>下手に皆伐されて、再造林放棄されないか、少し心配になるんですが・・・

一理ありますね。 
基本的に木材価格は国際基準で決まります。ロシア材や米材がどんどん中国に入っていく中で、日本材の価値が決まり、それが価格に反映されるわけです。今のところ、米材より安くロシア材より高い価格だそうです。
「日本で再造林できる価格」というのが当初からの目論見ですが、中国人の値引き圧力に対抗できるかどうか。

ただ、価格というのは商品に付けられるわけで、商品力が鍵です。高くても売れる商品に加工できるなら、その素材も高く買えますからね。このことは、国内でも同じです。中国人がスギを何に使うように加工するかも重要ですね。

ちなみに、主に出している宮崎県は林道作業道密度が日本一高くて、機械化も進んでいますから、十分ペイするそうですよ。宮崎のスギ材は、国内の他の産地でも脅威になっているほどです。
 中国の加工コストは安いので、十分ペイする、とのこと、同じ事(=大規模に、曲がり材や小径木もまとめて、乾燥させて製材する)を、国内でやったら、ペイしないんでしょうか。
 中国で売れるのに、なぜ日本国内で売れないのか・・・という単純な疑問なんですが。
 国内の賃金の高さや運送料の高さが問題なのか、国内の製材業や流通業のやる気の問題なのか・・・・??

 ところで、
>米材より安くロシア材より高い価格
 これはなかなか面白いですね。世界の市場の中での国産材の位置づけがわかります。
 さてさて、これを読んでふと思いつきました。

日本人は、海外での格付けをとても気にしますよね。
トヨタも日産もソニーも、ゴジラもヒデも、
海外で活躍して、改めて「あぁ、すごかったんだ」と納得したり。

国産材を使った家やら家具やら、海外でブランド化してみれば、
案外、国産材を見直す切っ掛けになったりして。
(たまには、こういう書き込みもアリ・・でしょうか?)
>国内の賃金の高さや運送料の高さが問題なのか、国内の製材業や流通業のやる気の問題なのか・・・・??

そのいずれもが該当すると思いますが、国産材輸出が国内の林産業の構造改革を引き起こす可能性は十分あると思います。

木材だけでなく中国から輸入することのメリットは、実は価格だけじゃないんですね。品目によっては流通コストを加えるとたいして国産物と変わらなくなる。問題は、国内では量と種類が安定して供給されないことです。安定供給できるか否かが流通コストにも跳ね返ってきます。
とくに木材に関しては、日本の流通はでたらめすぎる。でも、直そうとしない。

そこに中国輸出というファクターが加わることで、正される可能性があると私は感じています。ちょっと自己改革できないことを示して他力本願みたいで情けないけれど。

すでに木材輸出を始めた宮崎の業者は、その木材集荷能力を買われて、某商社から系列の合板工場に国産材を納入するよう頼まれたそうです。合板工場とすれば、ちゃんとした量が納期を守って入荷するなら国産材を使いたいのですね。
これなど、外材からシェアを少し取り戻した例になりませんか?

もし中国でスギが人気を呼んで引っ張りだこになったら、日本人も見直すかもしれませんね。こんなところに愛国心を出してほしい(笑)。 
>ICタグを使っての
>山⇒素材業⇒製材工場⇒プレカット工場⇒建築現場
>のトレーサビリティの実験が終わりました。

本当にすごい! の一言に尽きますね。

>次のステップは、このトレースの過程から出てくる様々な情報と、金融との連携をします。

これまた、すごい計画です。木材業者に言わせれば資金がないからできない、という話ばかりですから。
問題大ありの木材市場等の流通を改善できないのは、文句あっても木材市場には、資金のファクタリング機能があって、手形決済できるからでしょう。産直にすると、どちらも零細でお金がすぐに手にできない可能性が高い。リスクも大きい。
それらを改善できるシステムを作ってください。

それにしても、地場産材普及に奔走しながら、工務店に欺かれたという行政担当の彼、の話、あまりにリアルです。
よく使われるかもしれませんが、「地産地消」のシステム
も一つの方法ではないでしょうか?
私たちは、京都市の事業に協力しながらこのような
ことをしています。
http://ameblo.jp/r-style-fame/entry-10021074390.html
地産地消いいですね。

日本の第一線でがんばっている皆様の話を聞いてて本当に尊敬できました。

小さな地域が地産地消で潤えるようになれば過疎化の問題他にも色んな事に繋がっていけると思います。
その事でその地域住民の関心が上がりお年寄りの知識も借りれます。
地域産の野菜を道の駅などで売れるように地域全体で色んな動きが広がりそうです。

がんばってください。
皆様には本当についていけてませんが
ぼくなりに無知なのですが、

仕事をしているとこちらで風倒木の木などは本当に安い値段での落札にしかならず、材を山から出すまでの経費が赤字になります。

話を聞いていましたらやはり良い材でもやはり安くなっているようですね。

山で残る材をどうすればお金に出来るのか?
とあまり良くもない頭つかっています。

もしもなのですが、
輸入を一旦やめその間は輸入先の山作りにお金をかければ、今後も職をなくさず長く仕事の出来るようにお金を払えばそれなりに現地の人は潤うのでは?
国が山を買うような考えでは駄目でしょうか?
安いだけではなく珍しいとか良い材をリサイクルで使えるように。

林業家で旅好きな、世界に行って仕事をしたい人も今の若者には多そうです。
何年間か林業を習得した人にワーキングホイデーのような感じでどうでしょうか?
海外旅行ブーム←死語なのでしょうか?
をうまく利用し何年間か国からの以来で出張という風な・・・

でもこんな事は僕でも考えれるくらいなので他の人も考えていると思います。
もちろん没

その土地その国の気候などで樹木の成長と採算合わないのなら駄目でしょうね。
でもこの間プラネットアースを見ていて熱帯雨林の樹木の生長もなかなか早かったので・・・
外材を輸入するのならそれなりに安いだけではなくやはり日本人木を上手に残す所なく使いこなせる技が沢山残っているなら良い木を使い綺麗に使ってもらいたいです。

海外でなら他の国の輸入にも材が良くなればその土地の人達も良いですし、木の大切さなんかももっと理解できるだろうし、
それをやっているのが日本人ならやはりと他の国にももっと信頼と信用そこに他の国にも貿易などが生まれそうです。

ひらめきと希望はあるのですが、頭があまり詰まっていなく
 
話を後退させているようなのでこの辺で・・・
ごめんなさい。
あと林業だけではなく製材の技術もその土地で経営出来るのなら製材で輸入もできるのでは?
そのまま船で運搬するより外からの病気なども着いてきにくいのではと思います。
はじめまして。
三重県志摩市で4年ほど前から”ほぼ定年帰農”しています。

一応元建築士です。木造の経験は余りありませんでした。
(悪いことをして資格を取り上げられたわけではありません。
経営の歳がないので事務所をたたんじゃったので、、。
念のため。(^^;)

今回は、消費者サイド(施主+設計者)としての参加です。
「多少論点がずれるかもしれませんが、現在自宅を県産材で建てていますので、
その経験を少し書かせていただきます。

自己流の設計で(10年近く遠のいていましたのでヘロヘロです。^^ゞ)
出来る限り自然素材のパッシブソーラーハウスで、
運送にかかわるエネルギーコストも減らすことを前提にしたので、
外材を使うことは考えませんでした。

地産地消と環境に負担をかけない森作りの視点から、
構造材はFSC認証を取っている「速水林業」さんのものを使いたいと考えました。
「速水林業」に関してはこのトピックに参加の方はよくご存知だと思います。
予算調整の結果、構造材は主に「速水林業」を含む「尾鷲ひのきの会」の桧を使用できることになりました。

「桧の家」というだけで知人には相当豪邸だと思われているようです。
しかし、私は高価な家だとは思っていません。
今回は、外材や他の国産材との見積もり比較はしていませんが、
設計を手伝ってくれ工事をしてくれる工務店さんは
主に県産材を使うのを常としている地域工務店さんですが、
彼らが通常使っている仕様(土台・柱は桧、梁ほかは杉)と比較して、
構造材の材料費だけだと50万円弱の追加ですみました。

一般の木造一戸建て住宅の工事費(2500万位でしょうか?)からみて、
これはそんなに高い価格でしょうか?
70万円強/坪ですから、決してローコストの家とはいえませんが、
断熱材・下地材、にも自然素材を使い、
主要な開口部には断熱性能を考えてペアガラスの木製サッシを入れた価格としては、
決して高くない(むしろ非常にリーズナブル)と考えています。

もちろん、設備(特にキッチン)は極力ローコストにし、内部建具を減らし、
セルフビルドも取り入れるなどの工夫はしています。

現在の日本の木造住宅の耐用年数は30年位の短さだったと記憶していますが、
これは日本の気候風土に合わない外材を、
値段の低さだけにつられて安易に取り入れた一般日本人消費者の、
住宅に対する認識の低さの表れではありませんか?
それを推進した受託メーカーサイドや
有効な対策を持たなかった建築家サイドにも責任はあるでしょうが、
結局は日本人全体としての美学のなさが原因のような気がします。

とまあ、えらそうなことを書きましたが、
じゃあお前の美学はどうなんだと問われそうなので、
(そうお聞きになりたい方は)
http://hamasa/jp(浜佐建設 我が家の工務店さんです)
のブログ→M様邸を覗いてください。

現在、24日開催の「尾鷲ひのきの会見学会」も参加者募集中です。
(えー、結局告知かな?)

長々と失礼いたしました。
読んで下さった皆様、ありがとうございました。

 
はじめまして

地元の材木を使って建築する地元の工務店か衰退し、大手メーカーが伸びた原因のひとつは、人口の流動化に地元の建築家たちがが対応できなかったことに原因があると考えています。

 つまり、人口が固定している場合には、建築主も建築家たちも知り合い同士で、信用が置ける間柄だったのです。下手な建築をすれば地元でやっていけなくなる。

 繰り返しますが、建築主は信用のできる、また、何代も前からの知人である建築家に家を建ててもらえたわけです。

 しかし、人口が流動化するとどうでしょうか。
 外から来た人間にとって地元の工務店は安心して任せられる建築屋ではないのです。もしかすると腕の悪い工務店かもしれないのです。

 外から来た人間にとって安心して家を任せられるのは、小さな地元の工務店ではなく、大手のメーカーの方なのです。そのほうが品質・価格とも一定の安心できるのです。

 外から来た人間には、地元の腕の良い良心的な建築家が本当に信頼できる人なのかどうかわかりません。そういう人を知っていればその人に家を任せるでしょう。


 これを改善するためには、腕の良い信用できる工務店が集まって、自分たちが家を建てると、こういう品質のものがこういう価格でできますということを都心でPRすることです。「地元」でなどといっていないで外部に広げていく必要があります

 地元の家は地元の木で作りましょうなどという時代ではないと思います。地産地消は生鮮食品には当てはまっても、家には当てはまらないことを知るべきです。

 建て主は地元にいません。建て主にPRするのに、建て主のいないところでしても仕方ありません。

 建て主のことを第一に考えるのが、マーケティングの基本です。


 
ものすごくおバカな発想と笑われそうなんですが、素人の強み
発言をお許しください。
つみきハウス
http://www.coara.or.jp/~tumiki/tumikito.html
を見て妄想しているのですが、レゴブロックのように徹底的に
規格化した部材かつ部材(エレメント)はレンガ程度の大
きさと重さで、それだけで家のほとんどが出来上がれば需要が
出てこないでしょうか?
規格化すなわちモジュール化が大事です。アメリカの2バイの
規格も日本ではまだ大きすぎてDIYレベルで家をつくる気には
ちょっとなりません。
床はサワラのエレメント、壁は杉などと材質は選択できるのも
OKです。団塊の世代の方々の退職でDIYはけっこうはやってく
ると思うのですが、少しづつエレメントを買っては積んで次第
に家ができちまうのが良いです。
生産者側からみれば、簡単にエレメントが作れて、それこそ
道端で秤売りできるようになれば...
きっと、簡単にエレメントなんてのは出来ないでしょうね。
品質管理のコスト、切り出しの為の専用工具、機器コスト。
それでも、思うのです。もっと規格化されて、消費者にとって
木材を扱い易くするための工夫余地はあるんじゃないかと。
はじめまして。
皆さんの真剣な議論を読みまして、いろいろと刺激を受けました。

さて、国産材が売れる商品になるには、との最初のトピックスに戻って自分の地域の実情を思いつつまま書いてみます。
ご意見をいただければ幸いです。

1.国産材と外材の原木価格について
国産材の山元価格と外材の工場着値段は国産材が高いが、市場を経由した国産材は高くなっている。
山→市場→工場への輸送コストと市場手数料が原因です。

2.国産材製品と外材製品の値段の違い
工場着値段で、概ね18,000円/立米程度になっている外材、国産材も製品となると、乾燥材の場合、外材55,000円前後、国産材70,000円前後となります。
関東近辺では、国産材製品価格も58,000円程度でしょうか。
これは製材工場が設けているのではなく、生産性の問題です。
外材メーカーは比較的種類の少ない製品を一工場年間数万立米単位で製材しているのに比べ、国産材製材工場は多品種少量生産となっています。
この結果、値段に跳ね返ってくるのは、どの工業製品にもいえることです。
特に乾燥材については、乾燥スケジュールの関係から、大規模な乾燥機を所有している企業の方が有利になり、ここで5,000〜10,000円/立米の差が生まれます。
森林組合系統が製材業に取り組んでもうまくいかないのは、生産性の問題があるためで、中途半端な規模では外材には全く歯が立たないのは当然なのです。

3.国が進める新流通システム
こうした外材メーカーの大規模生産に対抗するため、国は新流通システムという国産材大規模工場化を促進する補助メニューを創設したのはご存じのとおりですが、なかなか軌道に乗りません。
メーカーが必要とする木材量、つまり生産性に応じた材料がそろわないからです。
製材工場は他業種と同様、何円単位で生産コストを計算されてますから、必要な材料がそろわなければ、当然、固定経費ばかりがかさんで儲けにはなりません。

なぜ、材料がそろわないかといえば、山主が同意してくれないからです。
かつて、原木価格が2〜4万円/立米した時代に、行政のPRもあって一生懸命植林した人が、現在の1万以下という価格で売ってくれるとは思えません。
また、利用を進めようと旗を振っている一方で、全国で赤字を出している林業公社は長伐期化により経営を立て直す、という説明をしています。
同じ行政主導にも関わらず、一方は切りましょう、一方は伐期を伸ばして価値を上げましょう、では所有者から信用を得るとは思えません。
実際のところ、林業公社が長伐期を進めるのは、長伐期にすると国から金融上の支援があるからで、今後何十年先に確実に値段があかるとは誰も保障していない、危険な先物取引と一緒だと思います。

4.住宅サイドの問題
住宅メーカーに話を聞きますと、どこの業界とも同じように自社での製品在庫をいかに抱えないかが重要、という視点があります。
ですから、現場で必要になった場合、夕方に電話して明日届くようなシステムが既に構築されています。
こうしたシステムに慣れなまま、伐期を迎えた国産材は昔ながらの商売システムで流通しているのが実態ではないでしょうか?
自社品質管理やコスト管理が厳しい大手メーカーでは採用が難しいと思います。
特に品確法が施行され、10年間の瑕疵担保を取ることになった住宅産業にとって、クレームは一番怖いものと聞いています。
外材と同様の品質確保をしない限り採用は難しいのが実情です。

また、国産材を扱うような地元工務店は、商品企画力、営業力の弱さも販路を伸ばせない要因だと思います。
メーカーはその時々の流行を家の間取り、設備、そして値段にも反映させますが、地元工務店ではそこまでの対応力はなかなか難しいのが現状でしょう。
特に営業マンがいるかどうかは大きな違いです。
専門の営業がいろいろな問題に速やかに対応してくれる、というのが当たり前になってしまっては、地元工務店の不明瞭さ(に見える部分)は敷居を高くしてしまっているようです。
実際は何の材料を使っているかわからないメーカーの方が怖いのですが。

5.材料としての良さ
国産材は地元で育った木だから地元の環境に適している、という表現を見ます。
実際、集成材に使用が多いホワイトウッドは防蟻性に問題がある、という結果もでていますが、外材一般が弱いわけではなく、ホワイトウッドが問題なのです。
木材の持ついろいろな良さは、外材と国産材で明確に打ち出せるほどのデータがないのが実情であり、材料としての優劣ではなく、地域環境に与えるメリットが唯一のセールストークになることがあります。

また、国産材製品開発で、外材と競争するあまり、たとえばスギ材のもつ柔らかさをなくすための圧密加工など、欠点かもしないけれど、その材料がもつ良さを殺してしまうことさえ推奨されています。
外材と全く同じ品質性能を追求すれば、単純に価格競争、品質競争に巻き込まれるのは当然だと思います。

6.対応
難しい問題ですが、製品製造コストは下げられます。
乾燥の問題はありますが、外材メーカーに話をしましたら、安定期な量が確保できれば、現状でも製材コストは外材より1割増し程度で対応できる、と聞いています。
安定的な量、ということになると山からどう出すかだけにかかってくるわけです。

先に書いたとおり、山主の同意が必要です。
山主にどう理解してもらうかを議論することが必要だと思います。
価格が低下したのは、外材が安くなったことに連携しているわけです。
これはなぜか、といえば、外国の生産コスト等の問題もありますが、一番大きな原因は、ご存じの方も多いと思いますが、プラザ合意などにより、円が一気に高くなったためで、為替による問題なのです。
こうして考えると、日本の経済が順調である限り、外材が以前のような高値になることは難しいと思われます。
外材が高くならなければ、国産材も高くするわけにはいかないわけで、山主には、今後、値段が上がる要素はない、ということをはっきりと訴え、その上で合意を得る必要があるのでないでしょうか。

(と書きつつも、国際的に既に木材が足りない状況になりつつあり、北洋材のように外材価格が上がる可能性は非常に高いのですが。)

また、品質面など外材と真っ向から対抗するのではなく、国産材としての良さを定性・定量的に示せるデータを蓄積し、住宅に使用するメリットをはっきりと示さなければならないと思います。

・・・疲れてきたので、今日はこの辺で。

なお、こうした国産材の利用促進についての国側の取り組み基本方針がHPで掲載されました。
総花的で優先順位が見えない基本方針ですが、現状はとらえられているように感じます。
参考までに。
http://www.rinya.maff.go.jp/puresu/h19-2gatu/0207mokuzai.html
こんにちは。続報いつも楽しみにしてます。

オーボワ様>

すごいところまで進んでいますね!
ICタグはどんどん身近なものになってきているし、木材でこれが使えれば新しい「顔の見える流通」ができると期待していましたが・・・それ以上のことを考えているんですね。金融機関との連携、楽しみな話です。詳しく知りたいんですが、この実験の成果はどこかで詳しく見られますか?

たけかんむり様>

海外の森林のことも考える必要はありますよね。おかしいくらいに安いですもん。

今までだと、ある国で木を伐採しすぎて禿山になった場合、その国では輸出をやめて資源保護に乗り出すけど、日本みたいな輸入国はすぐに次の輸入先をみつけてきてたと思います。
今まで木材の輸入先がフィリピン→インドネシア→マレーシア・・・と移ってきて、今ロシア材を大量買付けしているみたいに。用途に応じて北米とか北欧とかかなり多様化してるみたいですが。
いいかげん、輸入もできなくなる時代も来るんでは・・という気もします。どうなるんでしょうね。

材木の輸出国は、丸太で輸出するよりも製材で輸出したほうが儲けになるから、製材での輸出(=日本にとっては製材での輸入)も増えているみたいですよ。
だから、輸入材を製材していた小規模の製材工場は苦しいんじゃないでしょうか。

製材といえば、国産材が売れる商品にならないのは、製材工場の問題も大きいと思うんですが。ユーザーに(山よりは)近いはずなのに、乾燥化だとかの需要に全然こたえられていないですよね。

ありんこ農苑様>
尾鷲ひのきの家、すばらしいですね。

耐用年数の問題は、家の耐久性の問題よりも、ライフスタイルの問題かなぁと思ったりしています。都内に住んでいますが、まだ使える立派な家が次々に壊されていくのを毎月のように見ますから。
理念のある家作りは徐々に広まってきているように思いますが、「住まい方」の考えも含めて、広めていきたいなぁと思っています。
ヤスヨさん

どうも返答いただきうれしい次第です。
あれから個人的に色んな情報などを本などでしか情報得る事が出来なかったのですが、色んな事わかって来ましたわかる苦しみわからない苦しみ解るとなお苦しい時代ですね。
日本人今まで好きだったのですが、かなり私の知らない所では
つらくなる事沢山しています。
その事をせめる事も出来ないのでそれなりにこつこつ出来ることからはじめたいです。
なんでもフィリピンなどは国の森林率昔は90?しめていた所をはじめアメリカ、スペインが木材の輸入をはじめ70?まで落ちた所をとどめとばかりに日本が介入して現在20?だとか・・・他にも針葉樹の森タイガまでにも介入をはじめ森林再生不可能にまでおいやった事までまるとか・・・

じっと考える時間すらもったいないくらいヒヤッとさせられます。

「森を守れ」が森を殺す 田中淳夫 

こちらの本、題がかなり直球すぎなのですが内容は嘘もなさそうで本人が直接その国地域に行ったり日本の有名な学者さんに直接会いに行って対談したりしていました。
怖くなる事や色んな地域や国の森林事情や吉野林業他にもすんばらしい発明などの情報も入っていて面白い?大変勉強になる本でした。
もしよろしければ視読あれ。
追伸なのですが、この本の中にある内容で「紀州ひのき屋」
の特集あり移動式の炭焼き機があるらしいです。
これがあれば現場に行き大幅な移動費が節約できるかと思いました。
ここの社長さんはウバメカシがなくなるほど備長炭の製作ではなく今日本の状況にあった考えで檜などの木炭の活性化や林業復興を考えているとの内容が書かれていました。
僕の会社でも今現在仕事が大変忙しく落ち着いたら雨対策の為購入検討中との事 ←これは社員にとってもありがたいです。
雨や雪の日の社員対策などにも使えるしまた風倒木や間伐で出た針葉樹など対策にも移動費節約にも使えるかと思いました。
あとは個人に対しての消費者の安定ですね。
はじめまして、

「国産材を売れるようにするためには?」は深い真剣な内容ですね!

木材流通にも携わっている立場から、解決方法として申し上げられる点は「価格」だけですね。
Double.ko.co.サンが述べられている「価格」とを解決できれば売れますね!

だから、住宅建築材料としての木材は経済性以外に輸入材に勝る理由が見つからないと、このままの状態ではないですか?

もしくは、もっと円安になるとか............

それゆえに、建築用途以外での木材利用拡大策を進めています。
はじめまして。
大学で森林保全学の研究をしている学生です。

皆さんの書き込みを読んで、断片的な情報と新たな情報が整理され、その問題点がだいぶ見えてきたように思います。素晴らしいトピですね。ありがとうございます。

田中さんの本、僕も読んでみます。現在日本にいないので、帰国してからですが。

何せ、保全の分野にいるものですから、経済林としてだけでなく総合的な森林の保全を考えてしまいます。私たちが最終的に目指すのは、経済も含めた多面的機能が十分担保されかつ現実的に持続可能な森林経営だと思います。その観点から言うと、まず、経済として成り立ってない林業全体を救済するのは、一時的にできたとしても持続的なものにすることは大変困難だと考えます。なのでまず身の丈にあった業界に徐々に縮小することが前提のように思います。どう頑張っても現在の林業家が全員まともに食べていけるようにはならないし、なっても一時的な(中国の経済発展に便乗したバブル的なものな)気がします。

では、縮小した分の森林・人はどうするか。

森林の多くは公益的機能が高く管理も必要ない自然林に誘導していくべきだと思います。拡大造林以前に戻すということですね。また一部の都市近郊林や里山は需要があるところでは二次林として管理し、人々にアメニティを提供することも必要でしょう。要は、きちんとした森林情報管理を行い、森林計画を再検討し、どこを経済林にどこを自然林に誘導するかなどのゾーニングをきっちりやることです。

人に関しては難しくもありますが、たとえば上記のようなことを進める上で必要な資金を環境税などで補うとして(現在用途の決まってない環境税が億単位で集められていたりします)、その森林計画を実施するにあたり創出される雇用などを充てるなどが考えられます。

少し筋から離れてしまうかもしれませんが、これを前提に、残りの経済林をいかに流通に乗せるかを考えないと、ちょっと無理があるかなと思いましたので。しかしこれはまだ国内のことにしか言及していません。世界規模で考えるともう少し複雑でしょう。つまり、国として大丈夫か、地球として大丈夫かということです。でもまずは国だと思ったので。

これらを前提に、国産材流通への処方箋は皆さんのおっしゃる通りのように思います。僕自身少しSGECにも関わったので、特にトレーサビリティは非常に重要なポイントであると思います。ぜひお話を伺いたいです。やはり上記の森林計画にしてもそうですが、情報管理が第1のポイントであるようです。そういうことから、僕自身も森林情報取得・管理に関する研究を行っています。また、皆さんのご意見お聞かせください。トピ違いと言われたらその通りな気がしますが↓

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