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「茶道の心を味わう研究会」mixiコミュの8日成道会の広徳寺茶会・・・♪♪

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12月8日(土)、東京・練馬の名刹、大徳寺派広徳禅寺にての茶会、大勢の方が来てくださり、ありがとうございました。

当日は加賀前田家の江戸時代の書院建物と付随する茶室2棟で開催し、真紅の楓樹の紅葉が映える、12月としては穏やかな日でした。多くの方が感動したとおっしゃってくださり、何人もの方から「次回の茶会はいつですか?」とお尋ねがありました。

茶道の心を味わう研究会の水月庵では、主客共に研鑽しあって心を研ぎ澄ませる域に到達したいと、行人倚杖過橋画賛横物「行人倚杖過橋上 知是深林別有村」(画賛 天龍寺217世四住 翠巌承堅)を掛けました。

読みは、「行人杖に倚せて橋上を過ぎ、是れ深林別して村有るを知る」です。その意趣・・・深林の先には姨捨山があるのではなく、世俗社会とは別なる村、つまり茶道の真髄や人間の本来の生き方があり、友人や先人の導き(杖)を得ながら世俗を超越するための橋を渡っていくということです。この日の茶席の感慨が、超越への橋渡しになるよう、願って一日を勤めました。

翠巌承堅は今から240年前の明和6年遷化、住持職が半年か1年であった当時では異例の12年間も住職をしていました。茶人との交流も深く、現代に茶杓なども残っています。自坊の三秀院には茶室任有亭がありました。

茶碗は、江戸時代初期の天目釉古瀬戸、幕末の献上唐津、可愛さ溢れる鳶口付き無地京焼玉子手釉、そして現代作家ものの八代・高田焼文字象嵌茶碗を使いました。茶杓は暦の上ではちょっと時期遅れ、でも温暖化で紅葉が盛りなので、先代池田瓢阿さんの不昧公茶杓「銘 鴫立沢」写しにしました。

水指は小四方棚に李朝でも古い算盤型黒釉、釜は先代大西清右衛門の繕いの菊水地紋天猫釜、炉縁はこの日がお釈迦様が悟りを開いた日(成道会)なので沙羅双樹の木地に、花は紅大文字草と土佐水木新芽をマレーシア・サヨン陶の瓢型に入れ、建水は古上野、香合は金沢藩前田家に感謝を込めて大樋・薄雪持久寿屋型・・などを使いました。

表千家不白流の席の道具組は子細は分かりませんが、数奇者がみんなで道具を持ち寄ったので、水月庵よりもさらに充実した道具が出たようです。

広徳寺で茶道の心を味わう研究会が別の茶室を使って茶会をしたのは3年前のことでしたが、住職の福冨老師からは毎年茶会をやるようにとお誘いを戴きました。有り難いことです。

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