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夫婦別姓コミュの氏姓制度復活に関する私論

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私は夫婦別姓に賛成です。

しかし、「夫婦別姓」という用語は歴史的観点から正しくありません。

あえて言えば、「夫婦別苗字」というのが適切です。

というのは、日本人は古来「苗字」と「氏」の2種類のfamily nameを持っていて、それが伝統であったはずなのに、明治時代に近代化するときに名前の構造を簡略化しすぎたために現代の混乱が起こったと思っているからです。

民法でも、「苗字」と「氏」をごっちゃにしています。明治の初めに「苗字」を「氏」にして、本来の氏族名である「氏姓」を廃止してしまったことがいけなかったのです。

苗字も氏も同じ物だと思っているかもしれませんが、本来は違います。

「苗字」は「その家族の名前」であり、結婚や養子縁組や改名や分家、その他いろいろな理由でその人の人生の間に変更がありえます。

しかし、「氏」はどんなことがあっても変わりません。

そして、「姓」とは、「氏」に付随する称号です。

一例を挙げると、足利尊氏という人。

(苗字)(官名・通称)(氏)(姓)(名)
 足利  権大納言   源 朝臣 尊氏

です。

明治まで存続していたであった氏姓制度を現代にそぐう形で再導入すれば、この夫婦別姓問題は解決すると思うのですが、どう思いますか?

苗字を名乗りたい人は「苗字+名」、一生変わらない氏を使いたい人は「氏+名」とできるようにすればよいと思います。おそらく、夫婦別姓制度反対論者もこの制度なら納得させられると思います。

コメント(20)

>どう思いますか?

うーん、『苗字+官名・通称+氏+姓+名』の時代に生まれたらややこしかっただろうな、今のシンプルな名前のシステムの時代に生まれてよかった、と思いました^^;
(あ、平民なら前四つはなくて、名だけなのかな?)

わたしは、苗字=姓=氏、と思ってます。
由来が違うといわれても、現在の(自分が生まれてから今までの)生活で、苗字と姓と氏の違いを意識したことはありません。

>苗字も氏も同じ物だと思っているかもしれませんが、本来は違います。
‘昔は’おっしゃるとおりだったのかもしれませんね。
‘今は’例えば、Yahoo!辞書で 「姓」でひくと「苗字。氏。」と書いてあります。

>おそらく、夫婦別姓制度反対論者もこの制度なら納得させられると思います。
どうかなぁ。。。

私論、面白く拝見しました。ありがとうございました。
江戸時代は、平民は「苗字も氏もあるけれど、名乗れない」時代でした。

明治になったとき出されたお触れは「平民『苗字』必称令」だったでしょう?

苗字、氏、姓(かばね)は違います。あえていえば苗字と姓(せい)と『法律用語における』氏は同じ意味です。コンテクストの問題ですね。辞書で一緒だからとか言う問題ではありません。

私の「苗字」(民法でいう氏)は塔筋だけど、本来の「氏」は源です。

みんな一緒だと思っているのは、ごっちゃになって、わからなくなっているからです。だから、現代に合わせて復活させるなら…

1 民法における「氏」を「苗字」と「氏」の2つに分けて戸籍に記載する
2 苗字に関してはこれまでどおり一つの世帯で同じものを称する
3 氏に関しては今ある自分のものを名乗ってもいいし、歴史的に祖先が称していたもの、例えば源とか藤原とかでもいい。夫婦で違っていてもなんら問題なし。ただし、子供は両親どちらの氏を自分の氏にするか、成人するときに選択する(古代の氏姓制度では父の氏が自動的に子の氏になっていたので、それは改める)

税務署通知とか選挙の投票用紙とかの、官公庁の個人宛て通達とかは業務上の繁雑さを避けるため、「苗字+名」で表記する。

制度発足に際しては面倒かもしれませんが、じっくり時間をかけてゆけばいずれクリアできるでしょう。

苗字とはいわば世帯名で、氏とは古代の氏族名なんですよ。
先程の足利尊氏の件ですが、

苗字:足利
清和源氏のある家の名前です。これは現代人の、我々が問題にしている、日頃名乗ってもいる苗字の事です。
官名・通称:権大納品
与えられた官職とかに由来するミドルネームです。権兵衛とか彦三郎とか、なんでもありです。
氏:源
彼が清和天皇の子孫であることを表しています。古代、父から子供に引き継がれ、生涯変わりません。
姓(かばね):朝臣(あそん)
源の氏を持つ人に、氏にくっついてくる称号みたいなものです。奈良時代に、部族ごとに与えられた八種類が基本スタイルになっています。蘇我氏なら「臣」(おみ)、物部氏なら「連」(むらじ)です。
八種の姓といって、「真人」(まひと)、「朝臣」(あそん)、「宿禰」(すくね)、「道師」(みちのし)、「忌寸」(いみき)、「臣」、「連」、「稲置」(いなき)の八つがメインでした。
名:尊氏
これは説明を要しないでしょう。現代と違うのは、苗字の下にじかにくっつかないということです。

足利尊氏公は、存命中は「足利権大納言」ないしは「源尊氏」という組み合わせで自分の名前を称したはずです。それが明治以前の日本人の名前の構成です。
伯爵さん

本来の意味の氏姓制度の復活はもはや不可能でしょうし、我々の夫婦「別苗字」?論の趣旨からいっても解決策にはなりません。

祖先が賀茂県主だという方は、それを新しい制度で氏にすればいいし、よくわかんないなら今の苗字ないしもう結婚しちゃってるよって人はその、まあ橋本なり伊藤なり個人の旧姓を氏にして(大半そうなると思います)、制度を発足させられないでしょうかね?

どっち使ってもいいよって言う法的理念と、実際の制度運用はまた違いますからね…
えーと、氏を多分もたない民族(というのかな〜)、いますよね?琉球。アイヌ系とか。
これってヤマト(本土)的考えですよね(ちがったら失礼)
また、国際結婚のときはどーなるのかなーとか思いました。

別姓の正当性を突く別の方法、として、とても興味深く感じました。

ただ、今別姓に反対している人は、なんだか理論こそたててはいますが、
根っこはもろ感情的な、不条理ともいえるものが原因だと思います。
その部分をほぐさないことには、どのみち難しいんだろうなと思います。

「ほぐす」策のひとつにはなるとおもいますが、
これを提示して別姓を納得してくれるひとは、私の周囲にいそうにありません(^^;

解決というよりは、やはり相互理解(改姓も別姓もアリなんだよ、ということ)だろうなと思う今日この頃です。
苗字のない民族もたくさんいますよ。アイスランド人、ビルマ人、インドネシア人、チベット人(大半が中国籍)、近代までの沖縄人

アイスランドは厳しいです。「ヨハン・クリスチャンソン」とか「アンナ・ヨハンドッテル」てな感じで、個人名+父の名SONないしDOTTERで、代々続く家名を厳禁しています。

私が昔の制度の焼き直しを提唱するのは、そもそも日本人の名前の構成は異常にシンプルになってしまったから、そもそも伝統的な日本人の名前の付け方に反しているということです。

氏(いにしえの源平藤橘じゃなくて、現代人の事情に合わせて。成人するときに両親どちらかを選択する、原則生涯変わらない。制度発足に際しては、今の苗字ないし旧姓を氏にするのを原則だが、歴史的経緯から祖先の氏姓を名乗ってもいい、夫婦で違っていて当たり前)

苗字(世帯名。結婚するときにどっちにするか相談して決めてね)
名(ミドルネーム)
名(ラストネーム)

戸籍記載事項はこの四項目にして、平生個人の名前の名乗り方は個人の自由とすればどうですか。通称のオーソライズ論に近いかも知れませんね。

国の管理する項目が増えるのが嫌だという意見ですが、そんな無政府主義的な意見までカバーできません。
政治家は忙しいから…

声を大にして言いたいのは「夫婦同氏は日本の伝統ではない」ということですね。法務省も政治家もわかってない人が余りにも多い…

モデルケース

夫:山本市郎(祖先はワカラン)
妻:山本貴子、旧姓磯崎(祖先はワカラン)
という夫婦なら、法律上のフルネームは、
山本山本市郎&磯崎山本貴子 とする。中学生の息子、謙介くんは「山本山本謙介」か「磯崎山本謙介」かどちらか成人するときに選択する。

伯爵さんなら、平朝臣北夙川不可止だし、私なら、源朝臣塔筋小弥太になる。

これでは複合姓と何が違うんだ、長くなるだけじゃないかと言われますから、日頃名乗る分には、さっきの山本貴子さんは「山本貴子」か「磯崎貴子」かフルネーム「磯崎山本貴子」のどれでもいい。私は公務員なので、名札は「塔筋」ないしは「源朝臣」どちらか選べます。

生命保険、銀行口座、資格証明、パスポートなど公的な身分証明にはフルネームを要求するという原則は悪用防止上不可欠だと思います。

未成年の法律上の名前、未成年の学生さんの学校教育上の学生名は「世帯名(苗字)」+「個人名」としましょう。

役所の通知とかは、役人の手間を考えると「世帯名(苗字)」+「個人名」で「山本貴子さん」でいいのではないですか?結局行政サービスの問題だから、どうするかは各自治体に任せるしかないでしょう。

しかし、間違いなく、用語の整理が必要ですね。

国民の名前の問題だから、歴史的な伝統とか、よく考えないといけません。法務省の選択的夫婦別氏は半分賛成、半分反対です。

夫婦別氏は日本の伝統です。でも苗字(世帯名)は夫婦同じというのもまた日本の伝統です。『氏』と世帯名たる『苗字』の二つを併存させることが古来の伝統にだと主張しているます。(家父長制復活論ではありませんよ)

誰か国会議員でわかってくれる人いないかなあ…
現行法で選択的別氏をやるデメリットは、世帯ごとの外見的一体性が損なわれたり、公正証書偽造が増えることでしょうね。

選択的別氏で結婚した山本市郎&磯崎貴子だったら、他人からしたら二人が夫婦なのか解らない。

生涯変わらない氏と世帯名たる苗字を併存させる最大のメリットは公正証書にフルネームを要求することで他人の名前を悪用して行う犯罪を防げることではないでしょうか?

確かに、導入には手間がかかるでしょうね。そこは氏姓制度復刻現代版のデメリットです。
>選択的別氏で結婚した山本市郎&磯崎貴子だったら、他人からしたら二人が夫婦なのか解らない。

わからなくて結構(むしろその方がよい)から、別氏を希望します〜。
二人が夫婦であることを知らしめるべき場合は、上の方がおっしゃっているように、結婚式や手紙で報告したり、公文書(いまは「妻(未届)」の住民票)の提示でOK.挨拶もろくにしない近所の人や、会いもしない元同級生、職場のすみずみから取引先の面々にまで、「結婚したの」と知らしめることも、「私のダンナの名前は山本よ」と宣伝することも、趣味じゃないので・・・・・・。

世帯名を持つ必要性もメリットも感じません。同じ苗字でないと夫婦(家族)としての絆が築けないなんて、そっちの方がさびしい考え!サザエさんちを見てみなさい(笑)とおもいます。
日常生活では、外見的一体性について案外柔軟に対応されていると感じています。

旧姓使用や、事実婚(これも言わなければどちらか分かりませんが)のご夫婦は、
山本さん磯崎さんご夫妻、というように呼ばれますし、逆に片方とだけ親しければ、
山本さんの奥さん、磯崎さんの旦那さん、というように呼ばれていますし。

私自身も、夫を中心としたコミュニティで、「○○さんの奥さん」と呼ばれても抵抗はありません。
その中で、仲良くなった方は、名字で呼んでくださいますし。
逆に、夫も何度も「○○さんの旦那さん」と呼ばれていますが、これも仲良くなれば夫の名字も覚えて
いただけるので、気にしていません。

むしろ、夫婦でもない山本サザエさん(仮名)と、勝手に夫婦と思い込まれてしまったりするほうが
迷惑なのではないでしょうか。

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