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西国三十三箇所めぐりコミュの善光寺へのお礼参りについて

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先日、後輩から、「何故、西国三十三観音霊場巡拝の後で、善光寺にお参りするのか?」
という質問を受け、何も答えられませんでした。

 本を読んだり、ネットで調べたりしましたが、結局はっきりしたことは分からずじまいでした。

 ただ、なんとなく、こうではないかと自分なりの結論を出しましたので先達様方のお知恵も頂きたくトピックを作らせていただきます。



 まず、「西国三十三観音巡り」と「善光寺参り」には、もともと関係はなかったと思われます。

 いつ頃から「善光寺へのお礼参り」をするようになったのか、確かな情報にたどり着けませんでしたので、ここは想像ですが、江戸時代からではなかろうかと考えました。

 この二つが結びつくには二つの要因があったと思います。

 一つは「善光寺まいり」の信仰が、大変盛んであり、しかもそれは関西よりも関東で篤かったこと。

 そして、もう一つは江戸時代に伊勢参り西国霊場巡拝をはじめとして、巡礼が盛んに行われるようになったことです。

 関東(江戸)から「お伊勢様」にお参りし、更に「熊野三山」に参拝すると、青岸渡寺から巡るのが都合が良いので、青岸渡寺が1番札所。

 12世紀後半に三井寺の覚忠上人は同様に青岸渡寺から始められて、現在10番の三室戸寺が最後のお寺でしたが、現在のように華厳寺が33番というのは、関東方面からの参詣者にとっては、都合の良い番付でしょう。

 そして、帰りに善光寺を回って関東へ帰るというモデルコースが出来上がった、というのが私の想像です。

 善光寺参りも西国巡礼も、その信仰が盛んになる過程では「聖」の存在が大きかったようなので、彼らが始めたのかもしれません。

 現在、西国霊場の番外として「四天王寺」にお参りするのは善光寺の一光三尊の阿弥陀様が四天王寺由来ということもありますが、番外札所に高野山までが入れられることがあるのは、やはり「聖」の関与が大きいのではないかと思います。

 なお、善光寺には「御印文」があり、これは本田善光の息子、善佐が頓死した時、地獄の閻魔様からいただいたと言われます。

 西国霊場の開祖と言われる、徳道上人が閻魔の御宝印をいただいて蘇生したという逸話と重なりますが、これも両所をつなげる一因なのかもしれません。

 勿論、阿弥陀如来と観世音菩薩が本尊と脇士の関係であること、また善光寺の観音様を含めた一光三尊の本尊様が日本最古の仏像であることも、お礼参りの裏付けになったことだろうと思います。

 また、高野山や四天王寺などに「お礼参り」をしても良いようですが、、三十三カ所成満して後となると、霊場の地域外の方が雰囲気が出るというのも善光寺へのお礼参りを後押ししているように思えます。

 如何でしょうか?

 ご意見をうかがえれば幸いです。

コメント(3)

トピ主さんの仰る通りで、
善光寺は勿論、高野山奥の院や四天王寺へのお礼参りや、番外寺として扱う事に関しては、
私も後付けだと思っております。

理由も仰る通り、関東の巡礼者向けの為だと思っております。

現在、大先達として巡礼しておりますが、実はお礼参りは未だしておりません。
今なお、現在進行中の巡礼です。お礼参りはこれでおしまいの意味と捉えております。

善光寺や奥の院にお礼参りすると仰る方々が確かにいらっしゃるのですが、皆さん、善光寺などで巡礼に先立ち、巡礼成就の願を掛けているのでしょうか?
そうで無ければ、お礼参りにならないのではと思うのですが・・・。

番外寺にあたるかどうかも、
札所会の現在のスタンスは、あくまで三十三ヶ寺のみであり、番外寺は巡礼者が個々の想いで決めれば良いといった見解ですね。
過去に公認番外寺として三ヶ寺認めていた時代があった様ですが、今はそれらも含めて関与せずのスタンスですね。

今迄、巡礼を重ねる毎に掛軸やら、こさえてまいりました。
まくり軸の製造者によって、枠順やら番外寺の指定が違うのですが、
「公認番外寺」すら蔑ろにしてまで、某自称番外寺が入ってる軸などもあり、困ったものです。

私はそんなの無視して、
家の宗派の総本山と、チビの頃から親しんだ近場の観音さんを軸に頂いています。
これで4軸程作っております。

善光寺や奥の院、四天王寺などとは、
比べようも無い程、先祖代々、生まれてこの方、色々お世話になったお寺さんですから。

この先、もう巡れまいと覚悟したら
多分、観音さんにお礼参りします。
>すこってぃさん

御返事ありがとうございます。

善光寺にはお参りするのが決まりだと思い、いままで何の疑問も持たずに西国の最後にお参りしておりました。

やはり、本当は後付けなんでしょうね。

〉チビの頃から親しんだ近場の観音さん

万一のために、私も納経の練習をしておかなくてはなりませんね。

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