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「最近のイギリス事情」 勉強会コミュの英国:ヘンリー王子のイラク派遣中止 世論に複雑な波紋

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2007年5月16日


英国:ヘンリー王子のイラク派遣中止 世論に複雑な波紋 (毎日新聞)

チャールズ英皇太子の次男で陸軍士官のヘンリー王子(22)のイラク派遣中止について、英陸軍のダネット参謀長は16日に記者会見し「ヘンリー王子に対する直接の危険を見過ごせなくなった」と理由を説明した。武装勢力の攻撃目標となる恐れを考慮した結果の派遣中止は、イラクの治安悪化を英軍が認めることにもなり、国内世論に複雑な反響を呼んでいる。

 ダネット参謀長は声明で「先週末、自らイラクを視察して協議を重ね、ヘンリー王子の派遣中止を決めた」ことを明らかにした。参謀長は先月30日、英BBC放送でヘンリー王子を予定通りイラクへ派遣するが、状況によっては「決定変更」もあり得ると語っていた。

 ヘンリー王子はイラク派遣を望んでいたという。英皇太子公邸は16日、「ヘンリー王子は派遣中止に失望しているが、陸軍を除隊しない」とのコメントを発表した。

 英国防省は2月、ヘンリー王子が所属する近衛騎兵連隊と共にイラク南部バスラに派遣されると発表した。王位継承権を持つ王子の戦地従軍は、1982年のフォークランド紛争でのアンドルー王子以来になる予定だった。ヘンリー王子は、父チャールズ皇太子、兄ウィリアム王子に次ぎ英王位継承第3位。

 英メディアでは最近、イラク武装勢力がヘンリー王子殺害や拉致を狙っているとの報道が相次いだ。英大衆紙は、武装勢力がイラクでの王子攻撃の成功につながる情報に25万ポンド(約6000万円)の報奨金を提供するとも報じた。

 一方、BBC電子版は、イラク南部バスラに従軍して死亡した英兵士の父親が「私の息子やイラクで戦死した約150人の英兵よりも、ヘンリー王子の命がより価値があるということになる」と批判したと伝えた。また同電子版には「ヘンリー王子のイラク派遣には大きな危険を伴う」との意見がある一方、「イラクに行けないのなら、ヘンリー王子は除隊するべきだ」との厳しい投稿もあった。

 英首相府は「英軍の決定を尊重する」との談話を発表。これに対し、野党保守党の元イラク駐在下士官、スウェイン下院議員は「イラク武装勢力の勝利を認めるものだ」と語り、王子の派遣中止を非難した。

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