手話Circle（Gay Only）コミュの★サークルＮＥＷＳ　Ｎｏ３０３。

●NHKみんなの手話のテキスト（２００７年４月～６月号）の「はじめに」の文章を３人で順番に表現しました。「手話は心と心のかけはし」で始まる文章です。「かけはし」「スローガン」の表現をどう表すか考えました。手話表現をしながらろう者と健聴者のかかわりの話などをしました。

●「心と心のかけはし」という言葉から関連して、最近の日本に滞在している外国人は日本語を上手に話されることを思い出します。話題の黒人演歌歌手ジェロを始め、去年あたりから個人的に出会った外国人（世界各地）は皆さん「日本語が大好きだ。敬語は素晴らしい言葉なので一生懸命勉強した」と流暢な日本語で仰います。「せっかく憧れの日本に来て生活をしているのに、日本人に敬語を使っても通じないので驚いた」と嘆く方もいらっしゃいます。心と心を通わせるための言葉が意味をなさないのは悲しいことです。手話がろう者と健聴者の心をつなぐかけはしであってほしいものです。

●ほんの十年くらい前まではろう者が健聴者に連絡を取る時には、FAXを持っている健聴者に仲立ちをお願いして相手に電話をしてもらい約束の確認などをしていました。ですからろう者と健聴者の間には思いやりや気遣いがあったものです。今では携帯電話のテレビ電話機能や電子メールの発達などで第三者に言伝てをお願いするようなこともなくなりました。時代の移り変わりでしょうか。便利になった分無くなるものがあるのは仕方がないのでしょう。