語り・ストーリーテリングコミュの１／２周年企画その?ｵﾉﾏﾄﾍﾟとくりかえし

　ものがたりを語るには　もちろんある程度は覚えなければいけないのですが、そのものがたりをどうやって自分のものにするかということをしないとｺﾋﾟｰｱﾝﾄﾞﾍﾟｰｽﾄになってしまいます。

　　ものがたりを生き生きしたものにするには　ｵﾉﾏﾄﾍﾟ（擬音語　擬声語　擬態語）とくりかえしがとても効果があります。それらのことばはものがたりに心地よいﾘｽﾞﾑをつくるんですね。日本語はことにｵﾉﾏﾄﾍﾟが発達した言語なのです。

　　たとえばﾃｸﾃｸﾃｸﾃｸ　ﾃｸﾃｸﾃｸﾃｸ...歩いていきました。ｶﾞｧﾗｶﾞｧﾗｶﾞｧﾗｶﾞｧﾗ.ころがって..。行げっちゃｶｻｶｻ行ぐなっちゃｶｻｶｻ...ﾄﾞﾝﾌﾞﾗｺｯｺｽｯｺｯｺ　ﾄﾞﾝﾌﾞﾗｺｯｺｽｯｺｯｺ..と流れてきました。

....ゆらゆら　さらさら　きらきら　くらくら　ちりちり　のろのろ　はらはら　ほろほろ　ﾄﾎﾞﾄﾎﾞ　ﾒﾗﾒﾗ　ﾉｿﾉｿ　ﾄﾝﾄﾝ　ﾎﾞﾂﾎﾞﾂ　ｸﾁｬｸﾁｬ　ｺﾁｬｺﾁｬ　

しっとり　ぽっちり　ゆったり　ぽっとり　ぴったり　すっぽり　もったり　ほっかり...ｺﾄﾘ　ｶﾀﾘ　

　　　しゅーしゅー　ｼﾞｭｰｼﾞｭｰ　ｻﾞｧｻﾞｧ　ｻｧｻｧ　ﾋﾟｮﾝﾋﾟｮﾝ　ﾂﾝﾂﾝ　つるつる　ざらざら　

　　わたしはまつたにみよこさんの再話のなかの擬音語がとても好きです。　ほとほとと戸をたたく...とか手ずれのしない擬音語はとても新鮮です。...あなたもあたらしいオノマトペつくってみてはいかがですか？　

　　そしてくりかえし..　むかぁしむかぁしからはじまってめでたしめでたし...のあいだに　どれだけくりかえしがあるでしょう...昔話自体が繰り返しから成り立っているといっても過言ではありません。たとえば三人の息子のはなし　なまけものの姉とはたらきものの妹　はたらきもののおじいさんとなまけもののおじいさん。

　そのうえにものがたりはおなじことばをくりかえすことでﾘｽﾞﾑをつくりこどもたちに安心をあたえてきたのです。

　　次回は母音について...です。