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鉄鋼會館コミュの工具鋼を中心に熱処理暦40年。工具破損原因の追究が得意です。

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はじめまして。
千葉市内で熱処理工場を立ち上げて40年。ハイス、ダイス鋼を中心に、熱処理に従事してきました。とりわけ冷間鍛造工具の寿命改善に熱中してきました。真空炉、雰囲気炉もありますが、工具鋼はソルトバス(塩浴炉)熱処理が主体です。
◆最近は、ハイスの新鋼種開発が少ないようです。鋼種開発より、表面改質(コーティング)の効果のほうが大きいからでしょうか。
◆ハイスの焼入れは、殆どの熱処理現場では、真空炉を利用されているようですが、ソルトバスのほうが、好結果が得られております。
◆ハイスの生産量は、年々、減少しているようで、残念です。
◆冷間鍛造工具では、超鋼の比率が多くなってきました。しかしハイス工具に、複合コーティングを施すことで、超鋼工具に匹敵する性能が得られるケースもありました。またハイスを浸炭焼入れする冷間鍛造用ダイスもあります。
◆多品種小ロット向けには、今後もハイスが適材だと思います。

はじめて、このコミュニティに参加しました。宜しくおねがいします。

コメント(4)

軟鋼(SS材)を浸炭したら、硬さむらが発生しました。
とほほです。リムド鋼なので、熱処理不良は当たり前です。
「とほほ」な異常組織を紹介します。
外径30mm、内径10mmの中空部品を、920℃浸炭⇒850℃より焼入れ。
120℃焼もどしで、外径硬さはHRc58でした。ところが内径付近はHRc30前後。
表面は、焼もどしマルテンサイト(写真1、x400)。そして粒界にツルースタイトらしきものが析出していました。内径には0.5mm前後のフェライト層が散在(写真2、x50、写真3、x400)しています。
いまさらながら、リムド鋼の芯部は、不純物が多い。建築用に、生で使う材料だと再確認した次第です。
あほな話です。
JISのSS規格材で建築用途がリムド鋼とは今時珍しいですね。
国内高炉メーカーの構造用鋼はほとんどがキルド鋼ですよ。
ご助言、有難うございます。

◆某大手製鉄メーカの研究所に勤務している小生の倅から聞きました。安価な輸入材とか、再生材には、リムドが結構、流通しているようです。中小企業では、値下げ要求が厳しく、安ければ何でも良いという風習もあるようです。
素材を縦に切断して、マクロとサルファープリントで、検査する必要があるとは思います。

◆話はそれますが、鋼管を輪切りにしたものの、浸炭焼入れ依頼があります。SS材は熱処理の対象外と思いますが。

◆それから、高圧ガス配管で、エチレンのように石油系ガスを高温・高圧で給送する用途です。1〜数年で、配管が深く浸炭され、亀裂が発生する由。とりわけ圧力が変化する箇所では、破裂の危険もあるようですね。

リムド鋼もまだ結構流通しているようですね。

ところで、組織写真とてもきれいですね。組織はすべてを語ってくれますね。

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