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トーマス・クーンコミュの科学のものの見方について議論します。

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 科学の物の見方。

   (1)

 『科学革命の構造』
  マサチューセッツ工科大学。
  哲学者 トーマス・クーン。

 「パラダイム」を「一定期間、科学者集団に対して、問題と解答のモデルを
  与える一般的に認知された業績」と定義。

 もっと簡単に言うと、科学者集団が共有する「科学的認識」を総称して
 「パラダイム」と呼ぶということ。

 「通常科学」

  一般に科学者になるためには、まず高等教育機関で特定の分野の基礎概念を
  理解し、専門知識を身につけることによって、既存のパラダイムを習得する
  必要がある。次に研究者となった段階で、彼らは、与えられたパズルを解く
  ように、既存のパラダイムにおける、未解決問題を解いていきます。クーン
  は、この種のパズル解きの集積を、「通常科学」と呼びます。

 「危機」
 
  ところが、時間の経過とともに、「通常科学」の範囲内では解けない
  パズルや変則事例が増加することがあります。すると、科学者集団は、
  徐々に既存のパラダイムそのものに疑念を抱くようになる。
  パラダイムの「危機」。このようなパラダイムの危機は、根本的に
  新たなパラダイムの出現に、よってしか、乗り越えられない。

  トーマス・クーンはここで「パラダイム変換」
              「科学革命」を主張。「科学革命」

 
  クーンは過去の科学史を詳細に分析した結果、このような「通常科学」と
  「危機」と「科学革命」の循環によって成り立つ科学史観に到達したのです。

  ということ。


  「共約不可能性」クーンは異なる二つのパラダイムを比較するための、
   「客観的基準は存在しない」と述べている。

  量子論では、電子は、古典的な意味で「波のように振る舞う」こともあれば、
 「粒子のように振る舞う」こともあるが、これらは実験装置によって、相補的な
  関係だと認識します。その意味で、古典物理学のパラダイムと量子論のパラダ
  イムは、まさに「共約不可能」だと言えるかも知れない。

  クーンの科学観において、パラダイム内部の通常科学における「合理性」も、
  科学理論の問題解決の道具としての「普遍性」については、認めている。
   
 (2)カルフォルニア大学の哲学者
    パウル・ファイヤアーベント。

    パラダイム変換ばかりでなく、
    あらゆる科学理論の選択基準を、「何でもかまわない」
    (Anything goes!)と主張。
    自分の哲学を『方法論的虚無主義』と呼ぶ。

    科学は人生の質に関する問題を解決してこなかった。
    そこに問題がある。ということ。

    コイサンマンと呼ばれる原始の生活をしている人々も、
    科学がないけれど、生きている。。。
    
 (3)帰納法と呼ばれる現代科学の方法論。
    しかし、ヒュームが言う意味で、いつまでも、それが
    正しいとは限らない。

    帰納法とは何か???

    帰納法とは一般に「個別」から「普遍」を導く方法。
    
    近代科学の方法論。
    確立。
    経験主義者のベーコン。

    なによりも多くの「個別」的事例を観察して、それらに共通する
    「普遍」的パターンを発見することによって、自然法則を抽出すべきだ
    と、考えた。

    この帰納法に対する暗黙の信頼が、現代科学の方法論にも引き継がれる。
     帰納法。

   
      
   ファイヤアーベントが言うように、結局、なんでも、いい、と、
    言える。。。としたら???

     
    ウィトゲンシュタインの言葉。

   『たとえ可能な科学の問いがすべて答えられたとしても、生の問題は
   
    依然としてまったく手つかずのまま残されるだろう。これがわれわれの
   
    直感である。もちろん、そのときもはや問われるべき何も残されては
   
    いない。そしてまさにそれが答えなのである。』

    (『論理哲学論考』6・52)

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