石川県の阪神タイガースファンコミュの蕭３人５球斬り！

★蕭３人５球斬り！１軍どうで“蕭”

２０１１フレッシュオールスター（ウ選抜０－１０イ選抜、ウ選抜２６勝１７敗５分、２１日、富山）イースタン・リーグ選抜がウエスタン・リーグ選抜に１０－０で勝ち、通算成績を１７勝２６敗５分けとした。

ヤクルト・荒木貴裕内野手が途中出場ながら２安打１打点で最優秀選手賞（ＭＶＰ）に選出され、賞金１００万円を獲得した。

五回から登板した全ウの阪神・蕭一傑投手（２５）は１回無失点に抑えた。

若虎が軒並みホロ苦さを味わう中、１人、悠々とマウンドを降りた。
わずか５球。
貫禄の投球を蕭一傑が見せた。
目指す１軍殴り込みへ。
２００９年のドラ１右腕が、富山でキラリと輝いた。

「５球で終わってしまいました。自分の持ち味ですね。打たせて取るという。ファンの方のためにも、空振りを取りたかったです」

苦笑いで短い球宴を振り返った。
１点を追う五回に４番手で登場し、３人を“瞬殺”した。
先頭の山本（巨人）を初球の外角直球で遊ゴロに仕留めると、続く川口（楽天）も３球目の外角直球で左飛。
３人目の杉谷（日本ハム）も初球で遊撃正面へのゴロに料理した。
出場選手の中で最年長（２５歳）となる右腕が、力を示した。

後半戦での１軍昇格へ、価値あるゼロ封だ。
吉竹２軍監督は試合前「まだ（１軍戦は）半分以上残っている。ファームの選手にもチャンスはある。蕭は前半よかったけど、途中から調子を落としていた。ここでいい投球をして後半戦につなげてもらいたい」と話していた。
その期待に応えてみせた。

昨年９月に自身初の１軍昇格を果たしたが、登板機会がないまま降格した。
今季も開幕から２軍暮らしが続いたが、ウエスタン１５試合に登板し４勝３敗防御率２・６５。
先発として安定した投球を見せてきた。

左わき腹痛の久保が１軍に復帰し、現状ではローテ投手は５人。
残り１つの枠を、鶴やジェン、下柳らと争うことになる。
先発のライバルは多いが、弾みはつけた。

「０点に抑えられたのはよかった」。
晴れの舞台で自信を得た。富山から１軍へ。
開花の時を待つプロ３年目が“殴り込み”を狙う。