石川県の阪神タイガースファンコミュのなでしこ魂注入　沢、甲子園始球式プラン！

★なでしこ魂注入　沢、甲子園始球式プラン！

世界を制した沢が甲子園のマウンドに立つ。
虎党じゃなくても、胸躍るプランが持ち上がった。
激闘の地・ドイツを飛び立ち、この日、成田空港に凱旋帰国した沢に猛虎が熱視線だ。

広島戦が台風６号で中止になったマツダスタジアムで球団関係者が「沢って神戸の選手でしょ？　始球式に呼びたいですね」と大乗り気。
別の関係者は「現状ではありませんが、これから持ち込まれる可能性はありますね。相手サイドの都合もあるでしょうが…」と否定しなかった。

沢は今季から神戸に本拠地を置くＩＮＡＣ（アイナック）でプレー。
兵庫県を保護地域とする阪神とフランチャイズが重なる。
世界一になった司令塔が甲子園に降り立つ仰天構想がわき上がった。

なでしこジャパンは１７日夜、米国との決勝では奇跡的な粘りを見せた。
米国に２度リードを許したが、追いついた。
１点を追う延長後半１２分、左ＣＫを沢が右足アウトサイドで合わせて、芸術的ゴール。
試合終了まで残り３分で、同点に持ち込み、ＰＫ戦を制した。

死闘の末、世界一にたどり着いた日本だが、１次リーグではイングランドに敗れている。
挫折を糧としてはい上がっていった、なでしこたちの戦いぶりは、６月１１日には最大借金１１あった真弓阪神とイメージがダブる部分もある。
不屈の精神力はお手本にすべき、存在だ。

沢ら国内選手が所属するなでしこリーグは２４日から再開される。
９月には２０１２年ロンドン五輪の出場権を懸けたアジア最終予選がスタートする。
日程は過密だが、競技人口拡大を目指す女子サッカー界にとって、世間の注目が集まる阪神戦での始球式が実現すれば、アピールの絶好機会になるはずだ。

野球とサッカー。
競技は異なるが、球団関係者は「そのあたりはあまり関係ない」と話す。

なでしこブルーのユニホームで甲子園に降臨するのか、それともタテジマを着て、ストライク送球を見せるのか。
はたまた、サッカーボールを持ち込み、正確無比なキックで藤井彰のミットを射抜くのか。
感動と興奮が蘇ること、間違いなし！！　
想像しただけでワクワクする金メダル級の夢プラン。
実現すれば、この日、巨人に敗れた中日に並び、２位に浮上した猛虎の逆転優勝に、弾みがつくのは間違いない。
沢が猛虎Ｖロードの使者になるかもしれない。

★甲斐、フレッシュ球宴「ＭＶＰ狙う」

フレッシュオールスター（２１日・富山）に初出場する２年目の甲斐雄平外野手（２３）が１９日、同試合でのＭＶＰ奪取に意欲をのぞかせた。

最近では日本ハム・中田が受賞し、以降の飛躍につなげた栄冠。
獲得すれば阪神では０２年の藤本（現ヤクルト）以来となる。
藤本は翌０３年に遊撃の定位置を奪い、初の打率３割をマークした。

甲斐は「（ＭＶＰを）狙います。しっかり頑張ります。自分のプレーを出して結果を残せたら。そういう１つ１つの試合で打っていかないと」と目を輝かせた。

もちろん、その先に１軍昇格という大きな目標がある。
ここまで度重なる故障に悩まされ、同期入団の野手では、１軍経験のある俊介、田上らに後れを取ってきた。
「俊介は上でずっとやっている。良い刺激になるし、意識する存在です」。
甲斐が若手の夢舞台で飛躍のきっかけをつかむ。