石川県の阪神タイガースファンコミュのマートン完全復調３打点！

★マートン完全復調３打点！３位巨人と０・５差接近

猛虎の逆襲を告げる進軍ラッパは、やはりこの男のバットから奏でられた。
交流戦でよみがえったマートンが３打点。チームをリーグ再開戦での白星発進に導いた。
２回の適時左前打に続き、同点の４回２死二、三塁。
東野の初球の直球を振り抜き、決勝の２点二塁打を右中間に運んだ。

「１本目はうまく当たってくれてラッキー。２打席目はいい球が来たらいこうと思っていた」。
取り戻した自信が表情にあふれた。
昨季プロ野球記録の２１４安打を放ったヒットメーカーが、フォーム改造の影響か開幕から不振に陥り一時は打率１割台をさまよった。
交流戦前まで打率・２７３だったが、交流戦でパ・リーグの好投手相手にセ・リーグトップの打率・３４０（９７打数３３安打、両リーグ通じて４位）と復調。この日の２安打でリーグ４位の打率・３０８と本来の姿に。
２回には今季初盗塁も成功させいよいよ乗ってきた。

交流戦後の４日間は夫人、２人の子供とリフレッシュ。
海遊館、ハードロックカフェ、六甲山、王子動物園…と、家族との時間を大切にする米国人らしく充電し、リフレッシュに努めた。マートンが打点を挙げた試合は今季１０勝３敗、勝率・７６９。勝利打点もチームトップの５度と、１番ながら勝負強さも光る。

これで３位・巨人と０・５ゲーム差に接近。２５日も連勝すれば、５月６日以来の単独３位に浮上する。
クライマックス・シリーズ進出を十分射程にとらえた。
「きょうの１勝は大きいけれど、まだシーズンは長いからね。これからも一生懸命やっていきたい。マタ、アシタ！！」。
甲子園に響く慣れ親しんだ助っ人の日本語が、逆襲へのプレリュードとなるか。

★岩田　３回２死から同点許すも“修正”４勝目

岩田がリーグ再開後初戦の重要な試合でしっかり役割を果たした。
２―０の３回２死走者なしから「状態が突っ込んだ」とバランスを崩し、４長短打を浴びて同点とされた。
だが、すぐさま修正。何とか踏ん張り、６回２失点で４勝目を挙げた。

中５日で能見を回す手もあったが、ローテーション通りにマウンドに上がった左腕は「最近では一番悪かった。次は完投したい」と意欲的だった。