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石川県の阪神タイガースファンコミュの大暴れ4安打!6戦目で鬼門突破

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★新井“チェンKO弾”5号3ランで8連戦快勝締め!
 
4回の好機、目前で鳥谷が歩いた。
2死二塁からの四球。
ストライクは1球しかない。
あとは明らかなボール球。
次打席で待つ新井には鳥谷との勝負を避けたように映った。
「なめられた…」
胸の内でつぶやいた。フッと笑ったようにも見えた。
大砲の誇りに自ら火をつけた。

直後の初球。
チェンのスライダーをフルスイングでつかまえた。
コースは内角低め。
簡単な1球ではない。強烈な意地が左翼席まで運んだ。
3試合ぶりの5号3ランは難敵左腕を降板へ追い込んだ一撃にもなった。

「(変化球は)頭にありました。リラックスして集中していけました」

4月に3連敗したナゴヤドーム。
今回は3戦目で踏みとどまった。
「この間はこの間のことですから。連敗を止めて、8連戦を6勝2敗で終えられた。
交流戦前最後のナゴヤドームをいい形で終えられたので、引きずらずに入っていけると思います」
自ら「ヤマ場」と公言していた8連戦を豪快に締めくくり、5月攻勢への足場は固まった。



★田宮謙次郎氏が死去 

57年、オールスターに出場した田宮氏
プロ野球の阪神、大毎(現ロッテ)で活躍し、東映(現日本ハム)で監督を務めた田宮謙次郎(たみや・けんじろう)氏が5日午前10時42分、脳内出血のため茨城県筑西市の病院で死去した。
82歳だった。

田宮氏は49年に投手として阪神に入団し、1年目に11勝を挙げたが、肩痛で52年から野手に転向。
58年に首位打者を獲得し、巨人長嶋茂雄の新人3冠王を阻止した。
59年に大毎に移籍すると、山内一弘、榎本喜八らと脅威の「ミサイル打線」を形成し、60年のリーグ優勝に貢献。
プロ15年間で打率3割以上を7度マークした。

通算成績は1488試合出場、打率2割9分7厘、106本塁打、597打点。外野手でベストナインに5度選ばれた。投手時代の50年に国鉄(現ヤクルト)戦で9回2死までパーフェクトを続けながら最後に安打を許し、完全試合1号を逃した。
引退後は東映−日拓(現日本ハム)の監督を務め、94年から2年間は台湾プロ野球でも監督として指揮を執った。

84年から17年間、阪神のOB会長を務めた。
厳しくも温かい人柄で「名物会長」として慕われていた。
歯に衣(きぬ)着せぬ言動がトレードマーク。
野村監督時代には、真っ向から自らの考えを指揮官にぶつけることがあった。
同郷の井川に対してはエースに成長後も厳しい言葉で飛躍を促した。

02年に野球殿堂入りを果たしたときは下館市議を務めており「選挙じゃないけれど、最近は今年こそ、今年こそと思っていた。待ち遠しかった」とあいさつして周囲を笑わせた。
プロ野球を愛し続けた名選手が、旅立った。

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