石川県の阪神タイガースファンコミュのナゴヤからスタート！貯金宣言

★さあ逆襲ロード！真弓監督が貯金宣言

さあ、逆襲ロードの始まりだ。阪神は４日のナゴヤドームでの中日３連戦から、７カード２１試合の夏のロードに出る。
名古屋入りした真弓明信監督は３日、現在の借金１０返済へ向けた１６勝５敗以上という厳しいノルマにも「巻き返さないと勝負にならない」と話し、貯金生活への強い決意を口にした。

もう死語となってしまった“死のロード”。
阪神にとって毎年恒例の夏の高校野球に聖地を預ける間、各地を転戦する。
真弓監督はこれを“逆襲ロード”とするべく、７カード、２１試合に臨む。

現在、借金１０。貯金するためには１６勝５敗の成績が必要となる。
簡単なノルマではない。
２勝１敗のペースで勝ち越していきながら、２カードでは３タテも食らわさなければならない。
だが名古屋に到着した指揮官は、無理な数字ではない？の問いかけに「そう思う。巻き返さないと勝負にならないからね」と平然と言ってのけた。

２日の巨人戦に勝利し、後半戦を５勝１敗と順調な滑り出しを見せた。真弓監督は試合後に「借金をなくして少しでも貯金ができれば。頑張ります」と話したように、最近の戦いに手応えを感じている。

後半戦に入って３番・鳥谷、５番・新井のクリーンアップに戻した。
途端に鳥谷は６試合で２２打数１０安打の打率・４５５、４打点と輝きを取り戻した。
新井も本調子とまではいかないが、長打が出るなど復調の兆しを見せ始めている。
そして昨秋のキャンプから付きっきりで指導してきた桜井は２日の巨人戦で決勝アーチを放つなどひと皮むけようとしている。
就任以来、思い描いてきた打線が、ここにきてようやく完成しつつあるからだ。

投手陣に目を移しても開幕前から先発陣にイニングを伸ばすことを指示。
リリーフ陣への負担を減らしたことで、他球団に比べてフレッシュな状態で厳しい夏に臨める。
これら投打の好材料が自信の裏付けとなっているのだ。

真弓監督は「８月の戦いが勝負どころになる」と言った。
１６勝５敗の快進撃を見せれば、現在の４位からＣＳ出場圏内である３位浮上も見えてくる。
さらにはその先も。
“逆転ロード”が、ナゴヤからスタートする。