石川県の阪神タイガースファンコミュの最高年俸

★金本、5億5000万円＝3年契約、現役最高年俸－プロ野球

プロ野球阪神の金本知憲外野手（38）が28日、兵庫県西宮市の球団事務所で契約更改交渉に臨み、今季の年俸2億6000万円から2億9000万円の大幅増となる5億5000万円プラス出来高払いの3年契約でサインした。
現役の日本選手では2006年、07年の松中信彦内野手（ソフトバンク）の5億円を抜いて最高額。

金本は4月に元米大リーグ、オリオールズのカル・リプケン氏の記録を超える904試合連続フルイニング出場を達成し、現在も1042試合連続と継続中。
今季取得した2度目のフリーエージェント（FA）権を行使し阪神に残留した。

今季は全試合で4番を務め、打率3割3厘、26本塁打、98打点。優勝は逃したものの、主砲としてチームを引っ張った。
金本は記者会見で「（4年契約で）4年間現状維持だったので、（球団が）そこのところを考慮してくれたと思う」と笑顔で話し、来季について「阪神は昔と違い、勝つことが義務付けられている。責任を実感しながら尽くしていきたい」と気持ちを新たにしていた。　

★岡田監督ええ助っ人獲れそうや

岡田彰布監督（４９）が２７日、中南米からの助っ人補強が年明けにも実現する運びであることを明かした。
即戦力投手獲得を念頭に、中南米のウインターリーグを視察中のスカウトから「何人かいい報告をもらっている」と、候補の絞り込みが最終段階に入っていることを明言。
年明け早々の最終決定を予告した。岡田監督はこの日、家族旅行のため関西空港から豪州に出発した。

実力未知数の助っ人ならいらない。
指揮官が求めるのは、確実に活躍できる本物の助っ人。この日、家族旅行のため豪州に出発した岡田監督は、年明け早々の大型補強を予告し、飛行機に乗り込んだ。

１２月上旬に三宅渉外担当、山口スカウトらがウインターリーグ視察のためドミニカに出発。ドミニカ、プエルトリコでメジャー実績のある即戦力右腕を中心に、候補者の絞り込みを行い、年末に帰国する。
なおドミニカのウインターリーグでは、元巨人の剛腕投手で中日がリストアップしているアルモンテや、０４年にダイヤモンドバックスで１６セーブを挙げたアキーノ（ブルワーズ）らがプレーしている。

「何人かいい報告はもらってるよ」。すでに黒田編成部長から、数人の候補者がリストアップされたとの報告を受けており、岡田監督の帰国を待って、最終的な絞り込み作業が行われる。

一時は好素材の若手を獲得して育成することも検討されたが、今回は見送られた。「ドラフトで獲った若い選手が（試合に）出れんようになるからな」。あくまで本物にこだわりながら、妥協のない補強を目指す考えだ。

２８日には、井川がヤンキースと正式契約。
Ｒ・ジョンソンの放出が報じられていることに「今まで以上にチャンスがあるわな」と先発ローテ入りに期待を寄せつつ、エールを送った。

豪州からは年明けに帰国予定。「最終は年明けよ」と言い残し、機上の人となった指揮官。しばしの休養の後、覇権奪回への“最後のピース”を埋めにかかる。