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ベテラン歯科衛生士への道コミュのスポーツをする時に噛みしめますか?

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昨日から原稿書きに取り掛かっていまして,テーマ「咬耗」です.

とても奥の深い咬合に関して,苦労しながらも多くの情報を収集しました.

咬耗には,日常の咀嚼作用による『生理的咬耗』と,
常習性歯ぎしりや不正咬合者により『病的咬耗』があります.

後者にはブラキシズムがあるわけですが,
病的なブラキシズムがもたらすものに顎関節症などがあるわけです.

最近,私の職場にもブラキシズムの弊害を訴えて来院される方が増えました.
原因は様々ですが,スポーツによるものが多いことに興味をひかれました.

剣道,弓道,スポーツジム通いなど,スポーツであれば何でもです.
この方達は,運動される際に無意識に噛みしめている,くいしばっているのです.
噛みしめによるエナメル質の破折,失活歯の破折,顎関節症,
歯槽骨の吸収などの症状を呈してきます.

力を出すためには奥歯をギュッと噛みしめなくてはいけないのか?


以下,文字数の都合上,記載できなかったとても面白い記事を紹介します.

『熱闘甲子園、プロ野球、メジャーリーグと、相変わらず日本人の胸を熱くするのが野球である。かくいう私も子供の頃(ころ)は夕方暗くなるまで、近所の原っぱでボール遊びをしていた。大人になってからはもっぱら野球観戦であったが、私の時代は間違いなく、王、長嶋の時代であった。彼らのプレーを思い出しては自分の甘酸っぱい青春時代を重ね合わせていた。

歯科医になってからも彼らの時代は続き、二人とも毎日の激しい戦いと練習で、奥歯がぼろぼろになってしまったという話に関心を持った。

そうか、やはり力を出すためには奥歯をギュッと噛(か)みしめなくてはならないのだ、と思ったものである。

その後、多くのスポーツで同様のことが語られ、いつしかそれは世間の常識となった。相撲、ラグビーなどの格闘技、あるいは格闘技の要素の強いスポーツはもちろん、接触プレーのないゴルフでさえ飛距離を出すためにも噛みしめることが重要とされた。飛距離アップのためのマウスピースなどという、怪しげな商品も売られた程である。

ところが、噛みしめなくても力を出す人はいるらしい。いや、むしろ噛み合わせていない状態の方が、力を出すタイプの人がいるらしい。

北海道医療大学の石島勉教授の噛み合わせと背筋力の関係を調べた研究によると、日本人の約3分の2の人が奥歯を噛みしめると背筋力が最大値を示し、残りの3分の1はむしろ噛み合わせていない方が力を発揮すると報告されている。

かの有名なアメリカのプロバスケットボール選手だったマイケル・ジョーダンさんは、力を出すときでも口を開けたままだったそうだ。そう言えば、舌を大きく出しながら、相手の防御をかいくぐってシュートする写真が多く見られた。第一、もしそうでなければ、その度に舌を噛み切って血だらけになってしまったことであろう。野球に詳しい人ならば、一昔前に巨人軍に在籍していたガルベス投手も舌を出しながら投球していたことを覚えているだろう。

噛みしめると力を発揮するタイプの人は、えらの張った、四角い顔をしている人が多い。それは、噛む力を生み出す筋肉と顎(あご)の骨が発達しているからである。フーテンの寅さんみたいなタイプである。

ただ、噛む力が強いが故に奥歯、あるいはそれを支える骨、さらには顎の関節にもダメージを与えてしまうことが多い。従って、こういうタイプの人は歯を防御するためにも、ボクシングの選手がはめているようなマウスピースを歯科医院で作ってもらうのがよい。

王、長嶋派か、はたまたマイケル・ジョーダン、ガルベス派か、あなたはどちらのタイプですか?』
(安田 登歯科医師著:読売新聞 からだエッセーより 2007/10/12)


http://www.yomiuri.co.jp/iryou/medi/karadaessay/20071012-OYT8T00178.htm

コメント(15)

>ONNIさん

コメントありがとうございます!

何のスポーツをされているのか大変興味があり,足あとを付けてしまいました.

近い将来,オリンピックに出られるのでは?

ところで,ONNIさんは力を発揮する際に顎を遠心側に引くとのこと.
こちらも興味深い症例ですね.これは前からの癖ですか?
そうしなかったら,力が出ませんか?(飛距離が出ないとか)

これを防止するためのスプリントとかはないのでしょうか?

現状,あまり被害がないようですので,要観察だとは思いますが^^
私は兄の仕事柄、マウスピースを使う方とお会いしますが、その方達は皆さん、力を出す為というより、競技中や試合中の事故防止の為のようです。

競技中のくいしばりは、緊張からくるものも多いのではないでしょうか?陸上競技、特ににスプリント系は噛みしめない方の方が多いですよね。
反対に重量上げなどのウエイト系の方は噛み締めている方が多いように感じます。

ただ、噛み締めた方が力がでる!と、思い込んでいる方もいるようですが…あせあせ
噛み締め過ぎで歯が折れた方も…
マウスピースの必要性を感じました。
咬合・・・難しいですね・・・

ちなみに・・・私は昔から開口癖があり(現在、前突をへこます為、矯正中・・)時々、ヨダレをたらしたりします(失礼あせあせ(飛び散る汗)

睡眠中も開口&ヨダレをたらすのですが・・・時々、ブラキシズムかクレンチングしているらしく・・・しかも前歯の切端の減り方を見た先生が「下顎をかなり左右にずらしてる(右下2番と左上1番の切端がパズルのように合う)。」
とおっしゃっていました。

しかも・・・なぜかスケーリング中のみ(確認できたのが)、舌がでています。

気がついたら口を閉じるんですが・・・やっぱり出てます。
矯正する前からです・・・

奥歯で噛みしめるっていう自覚はあまりないのですが・・・

ちなみに、けっこう知覚過敏です。超音波スケーラー無理です。冬は水でうがいできません。エナメルアブフラクションは見当たりませんが、全体に歯肉退縮しはじめてきてますたらーっ(汗)
>のりさん

のりさんのお兄さんは,もしかしてプロレスラー??

ボクシングなどの競技をする方がスプリントをはめるのは,外傷防止ですよね.
噛みしめると力が出ると思っている人が意識して口を開けたら,
成績が上がったりすると面白いですよね.

一度,お兄さん関係でアンケートを取ってみませんか?
>さきちゃん

とても興味深いコメントをありがとうございました!

開口なのに,ブラキシズム?
ちなみにブラキシズムの範疇にクレンチングとグラインディングがあります.
そして,スケーリング中に口を閉じて舌を出しているのですか??

この事実に気がついた時は,どんなお気持ちでしたでしょうか^^

知覚過敏,歯肉退縮もありで,やはり咬合に問題があるようですね.
>ONNIさん

よくパソコンをしている人が無意識に口唇を尖らせているのも見たことがあります.
これは,逆のパターンでしょうか.

一種の癖なのでしょうね.それにしても皆さんのコメントは面白です(^O^)/
そうなんですよ・・・(泣)

遅れましたが、知覚過敏ということでneneさんには大変お世話になっております。この場を借りて、お礼を・・・(失礼あせあせ(飛び散る汗))本や冊子などでよく勉強させていただいております。

話がそれました(爆)

スケーリング中、舌が出ていることに気づいたときのあの衝撃は今でも覚えています・・・

「・・・・なんで、舌出てんねん!!!」
>さきちゃん

どうもありがとうございます<(_ _)>

私もエナメル質が酸蝕気味で,アイスなどがしみてしまいます.
もちろんエアースケーラーも苦手.歯質を大事にしましょうね〜

舌が出ているというと,そんな猫を見たことがあります.笑えました(^O^)/
neneさん、こんにちは!

スポーツといえばサーフィンをしていますが、動作によって噛みしめている時と、そうではない時があるように思います。
力強く動きたい時は噛みしめてる気がします。
それ以外は口が開いているかも…
私もかなりブラキサーで、先日までその影響の痛みに悩んでいました。
この先の自分の歯が心配です…
ナイトガードは、入れても眠っている間にはずしてしまっていますあせあせ(飛び散る汗)あせあせ(飛び散る汗)
>asuさん

コメントありがとうございます!

サーフィンでも,ここぞという波に乗る時は,噛みしめるのですかね〜

ストレスの多いサラリーマンにもブラキサーの方が多く,
本当にこの先,私たちの歯と歯肉と顎はどうなるのだろうと憂いますね^^;

中心位できちんと作製されたナイトガードなら,外すことはないかも.
噛みしめない派です。
そういえば集中してると開口してよだれがたれていた経験あります。

でも頬粘膜と舌に圧痕があり、寝ているときには食いしばってます。

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