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ベテラン歯科衛生士への道コミュのスメア層って何?

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「スメア層」って何ですか?
改めて聞かれると回答に窮するこの語句.
ベテランメンバーは,たぶん学校で習っていないと思います.

本日は,マニアックな話題で行ってみます♪

先日,neneの書籍「チームで取り組む象牙質知覚過敏症」において,
象牙質知覚過敏症を予防するには「スメア層の喪失防止が鍵となる」とのくだりに質問がありました.歯科医師からです.
歯科医師がスメア層が分からないとの事^^;


「スメア層」とは,

窩洞形成された直後の象牙質面は,削除により破壊された象牙質の無機成分(ハイドロキシアパタイト),有機成分(分断されたコラーゲン),感染脱灰された罹患歯質,細菌などで構成される厚さ1-3µのスメア層で覆われています.

接着性レジンセメントで修復物をセットする際,または接着性レジンのボンディングでレジン充填をする際に,エッチング処理をしますよね.
このエッチングは,スメア層を除去するために行う処置です.

スメア層の一部は,象牙細管内2-5µの深さまで入り込み,
これはスメアプラグ(スメア栓)と呼ばれています.
スメア層は,象牙質表面に粘着しており,スリーウェイシリンジによる強水洗や3%過酸化水素水などによる発泡洗浄でも除去することができません.
通常,接着性レジンを使用する際のエッチングには,
クエン酸などのマイルドな酸が用いられます.


では「象牙質知覚過敏症防止とスメア層の関係」ですが,
象牙質の露出が即,知覚過敏の発症には繋がりません.
象牙質表面に象牙細管が開口しても,多くの場合はスメア層により塞がれています.
しかし,このスメア層は,非常に剥がれ易く,ブラッシングなどの機械的刺激により除去されてしまうと,象牙細管が開口し,外来刺激が歯髄まで容易に伝達されていまします.

ゆえに,象牙質知覚過敏症の発症には,スメア層の喪失が重要な関わりを持つことから,その予防を含むケアは,「スメア層の喪失防止」が鍵となるわけです.

例えば,酸性の食品摂取後に,すぐブラッシングしないとか,
歯磨剤の量やオーバーブラッシングに留意するなどが挙げられます.

コメント(9)

また〜難議題ですね!!!
お勉強になります。ありがとうございます。

スメア層の除去はエンドでは行いますよね。

スメアクリーンって商品で感染根管処置を行います。

しかし、発砲洗浄しても粘着して剥がれないスメア層はなぜ、オーバーブラッシングで剥離しやすいのでしょうか?
機械的には剥がれやすいという事ですね?

象牙質の知覚過敏については 喪失防止をして、
根管においては、ブラシ付のキャナルバーが
開発されたらいいのにね。(特許申請するかぁ!!)

すいません 悪ふざけしました。
 
最近はNC O2の根管への発泡洗浄は意味が無いとなってきた様子です。

私達(Dr曰く)習ってきた事が研究の結果実証され手技を変更されると言う事はやはり歯科医療現場も少しづつではあるが進歩しているんだ・・・・

歯科医療現場の進展は遅々としてますよね。
開発や研究に採算が合わないのは分かりますが、医療現場では長さ30mm弱のカプセルを飲んで、内蔵の中を数百枚 360度くまなく、遠隔操作しながら写真が取れるカメラが出来たとの事!!!

なんで、クリクリ根管拡大してんのやろ・・・何十年も変わらんやん〜
勉強になりました有難うございます。

「スメア層」は学校で習ったきり、すっかりその存在を忘れていました。
知覚過敏とは離れてしまうのですが、
アイオノマーなどの、フッ素除放性のあるセメントで合着した場合、象牙細管の2-5μmスメア層がフッ素の除放を妨げてしまう事はあるのでしょうか?

知覚過敏も奥が深いんですね!neneさんの書籍を読んで
勉強します!
>Himmelさま

おひさしぶりぃ.コメントありがとうございました.

>発砲洗浄しても粘着して剥がれないスメア層はなぜ、オーバーブラッシングで剥離しやすいのでしょうか?
機械的には剥がれやすいという事ですね?

私的見解ですが,象牙質表面の象牙細管を覆っているスメア層は,
ブラッシングの機械的刺激で除去でき,
特に酸性飲料摂取後のブラッシングでは,容易にスメア層が除去されるのだと考えられます.
しかし,象牙細管内のスメアプラグの除去には,酸処理が必要なのでしょう.

また,石灰化が亢進した根管内の除去しずらいスメア層は,
EDTAを用いて根管拡大しますが,EDTAは塩基性ですね.
ってことは,歯質は酸ばかりでなく塩基でも溶解するのですね.


>おっさんさん

>アイオノマーなどの、フッ素除放性のあるセメントで合着した場合、象牙細管の2-5μmスメア層がフッ素の除放を妨げてしまう事はあるのでしょうか?

グラスアイオノマーの歯質接着性に関しては,neneの得意とするところです(一過言あります).後日,別トピで話題にしたいと思います♪
大変お勉強になりました♪

スメア層の除去は、エンドではDRがセッセッと行っていまして、
把握していましたが、ブラッシングの機械的刺激で除去できるとは
知りませんでした。。。

スメア層はエンドでは除去し、知覚過敏予防では喪失防止をしなければならないということですね。と、言うことは、エンドから見て除去を何処までするのか?予防から見て何処まで喪失防止をするのか?根管壁の厚みにより、その歯を維持させるためにdrはどの段階で判断しているのか?疑問を抱きました。
早速、明日確認してみることにします。
neneさんの見解も是非、教えてくださいませ。
>えなかさん

コメント&質問ありがとうございました.

まずは,知覚過敏の自然治癒の課程を説明をします.

「象牙細管が口腔内に開口すると,象牙質の感受性が著しく高くなります.
しかし,長期間口腔内に放置されると,象牙細管内溶液,血液,唾液由来の物質などの沈着により,あるいはは口腔内細菌や吸収された歯髄細胞成分,ブラッシングによって形成されるスメア層などにより象牙細管が閉塞されます.
さらに,二次象牙質,管周象牙質の形成も加わり,象牙質の感受性が低下します.
この正常な生体反応により,通常では2,3週間で症状は治まるものですが,何らかの原因により,この機構が正常に働かないと象牙質の感受性の亢進が持続してしまいます.
一方,象牙細管から侵入した細菌や毒素,刺激物の侵入や知覚神経線維の興奮により,歯髄にも炎症が生じることも考えられます.」

今回,スメア層の除去から根治の話に進展しましたが,
象牙細管を覆うスメア層は,根管内のそれとは量の問題で捉え方が違ってくるように思います.ほんの数µの世界です.

ゆえに,私が強調したいのは,
しみる症状がある部位においては,象牙細管が開口している場合があるので,
スメア層を除去してしまうような行為,例えば,乱暴なブラッシング,歯磨剤の大量使用,酸性食品摂取などの問題に留意すると言うことです.

しかし,根管内のスメア層の除去は,意味合いが違います.
酸や塩基処理で可能な限り無菌化(寡菌化)を図らなければなりません.

根治に関して詳しくは知りませんが,
最近では,破折防止のために根管拡大も35号くらいまで,と聞いたことがあります.
ちなみにパナビアで使用するADゲルで根管内のスメア層を除去することも多いようですね.
>ともっぺさん

コメント&書籍購入ありがとうございます♪

「医原性の象牙質知覚過敏症」というものがあります.
これは,私達が行う歯科医療行為によって,象牙質知覚過敏症を発症させてしまうことで,主に歯周処置とホワイトニング処置が該当します.

前者は,不用意にセメント質を削除しないことに尽きますね.
またPMTCによるエナメル質の削除も留意しなければなりません.
後者は,エナメル質に存在するマイクロクラックから薬剤が浸透して発症することが考えられます.

う〜,この話題は,書き出したら止まらないので,今回は,ほんのおさわり程度にさせて頂きます^^
>neneさま
レス遅くなり申し訳ございません。
アイオノマーの別トピ楽しみにしています!

昨晩 咬合のスペシャリストでもあるDRとお話をする機会
があったり、このコミュニティーでHYSやホワイトニングの事などを勉強させて頂き、今までぺリオの勉強しかしていなかった私は いかに考え方が浅かったかを、実感しています。

幅広く色々な角度から口腔内を診れる衛生士を目指して頑張ります!
>neneさま

ここで、生の声を聞けることに感謝しています。
ありがとうございました。

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