ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

ロサンゼルス着物クラブコミュのバウワーズ博物館が贈る日本の武家の宝たち

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
東京国立博物館所蔵 『サムライ−日本の武家の宝物』展
Art of the Samurai: Selections from the Tokyo National Museum
2009年4月19日―6月14日

Domaru Gusoku Style Armor with White Lacing, Edo period, 17th century, iron, leather, bronze, silk, with use of gold on metal attachments, courtesy of Tokyo National Museum


東京国立博物館所蔵 『サムライ−日本の武家の宝物』展では東京国立博物館よりの品々81点を通じて日本の武家文化の美術と美学を紹介します。このコレクションは主に江戸時代(1603-1868)のもので構成され、国宝や重要文化財に指定されるものも多く含まれます。手作業で仕上げられた刀や、鎧、茶器、屏風、絵巻物、能装束など、10世紀から20世紀の間に武士たちによって高度に発達された社会、教養、工芸文化の結晶となる品々をご覧にいれます。東京国立博物館所蔵 『サムライ−日本の武家の宝物』展はバウワーズ博物館内Anderson-Hsu-Tu Galleryにて2009年4月19日からオープンし、2009年6月14日まで公開されます。

12世紀後半から1868年の明治維新まで、約700年近く、武士(戦士階級)は日本政府の実権を握っていました。日本において武人階級の一員であることを表す言葉「侍」は、「仕える」、または「公家に側仕える人々」を意味する「さぶらう」という言葉からきています。おもに公家に雇われる戦士達という存在は平安時代中ごろ(10世紀)初めて現れました。もともと、彼らの社会的地位は低く、従者として考えられていましたが、江戸時代になると、侍は武力を用いてより強大な存在になります。彼らは公家たちの生活をもとにして、質実剛健さに重きをおいた独自の文化を創造しました。武士の暮らしは質素であり、彼らの哲学は主君そしてお家(おいえ)への奉公と武勇を重要視するものでした。これが『武士道』(武士の道)のいしずえとなり、侍を洗練された社会階級へと高めたのです。

東京国立博物館所蔵 『サムライ−日本の武家の宝物』展 は、戦装束から日常風景まで侍の生活を多面的に描き出します。それぞれ異なる主題を持った二つのセクション:刀や鎧を中心とする『侍の装い』、そして能の衣装、茶道具、婚礼装束や嫁入り道具、装飾品、日用品、家具などからなる『武家文化』です。加えて、ジョー&悦子プライス夫妻およびロサンゼルスの財団法人心遠館から貸し出される屏風絵・the Chronicle of Yoshitsuni も展示されます。

侍は戦場こそが彼らの武勇と名誉を見せられる舞台だと目しており、彼らは武勲を立てることで主君から領地を与えられるようになっていました。彼らは有能で勇敢な戦士として名を成すことに自らの命を賭け、誇りとともに戦装束を身にまといました。日本の鎧が色鮮やかなデザインなのは、この自負が大きな理由です。Domaru Gusoku Style with White Lacing(17世紀)はこのようにきらびやかに飾り立てられた鎧の一例です。胴丸は右腕の下に空間があり、その軽量さと動きやすさで上級武将から好まれました。

刀は侍にとって一番重要な装備であり、こちらも「武士の魂」と言われるほどに、崇められ、大事にされていました。 将軍(幕府の総帥)や大名(領主)から刀を賜ることは誉れ高いことでした。日本刀は独特の湾曲で知られていますが、この特徴は11世紀はじめに発展したと考えられています。侍は通常長い刀と短い刀を腰に差していました。今回の展示では、 鎌倉時代(1192-1333)作の名匠・助真(すけざね)によって造られた国宝指定の太刀(反り刀)なども含まれます。この刀剣の外観的特徴は、短めの刃渡りと鋭い先端からなる力強い印象です。

武士たちは戦場から一歩離れると、能楽と茶道を重要な二大文化ジャンルと捉えていました。能の舞台は男性が女性の役も兼ねる特色を持った古典芸能のひとつとして中世に興りました。庶民に親しまれる娯楽として始まりましたが、やがて貴族や武士に観賞される芸術へと発達しました。能面と装束を身にまとった演者は神秘的な物語を描き出し、観るものの心を幽玄(奥深い優雅さと妙)の世界へ導きます。

日本の茶道、または『茶の湯』として知られている習慣は、12世紀に中国の禅僧が日本へ伝えて始まりました。茶の湯は、掛け軸や書で彩られた床の間のあるお茶室で行われ、その真価を高めるために特別な茶器が使われます。お茶会の目的はただ高級なお茶を飲むことだけではなく、亭主と客に交流の機会を与えることです。展示では、武家の私的なお茶会で使われた茶道具をご紹介します。

江戸時代
江戸時代は1603年に始まりました。元来日本では、京都と大阪が、政治、経済、文化の中心でしたが、徳川幕府の初代将軍・徳川家康によって、江戸(現代の東京)からの統治が始まりました。1863年に、明治維新で天皇を中心とする政府が再興され、江戸時代は終りました。

1615年、徳川軍は、大阪で豊臣家を破り、経済力と強大な軍事力で独裁的な支配体制を確立しました。その後14代先の将軍まで、地方領主・および官僚のような役割をする武士、大名たちを媒介にして、日本全体を間接的に治めていきました。

江戸時代を通して、政府が危険にさらされるほど大きな戦渦が無かったため、国家は安定していました。社会制度として、人々は、士農工商という身分に分けられ、その階級それぞれの教育制度や文化がありました。

構成
東京国立博物館所蔵 『サムライ−日本の武家の宝物』展は、東京国立博物館(TNM)と TNM Senior Research Chair Kazutoshi Haradaにより監修され、Julie Lee(バウワーズ博物館展覧会学芸員)が、バウワーズ博物館における展示発表をコーディネートします。

出版物
東京国立博物館所蔵『サムライ−日本の武家の宝物』展では、展示に伴い、豪華なソフトカバーのカタログが出版されます。カタログには、Tokyo National Museum Executive Director Teiichi Satoからのメッセージ、バウワーズ博物館館長Peter C .Keller博士の序文、 MatsumotoTokyo National Museum Director of Curatorial Planning Kazutoshi HaradaとNobuyuki Matsumotoによるエッセイ、そして展示物リスト、歴史年鑑が含まれています。カタログは、バウワーズギャラリーストアで購入できます。


関連プログラム
以下のプログラムが展示会に関連して提供されます。その他関連イベントとフィルムのリストに関しては、バウワーズ博物館の広報課(714)567-3642にご連絡下さい。または、ウェブサイトwww.bowers.orgをご覧下さい。すべてのレクチャーは、Norma Kershaw Auditoriumでおこなわれます。

4月19日日曜日 AM10時〜PM4時
『サムライ−日本の武家の宝物』 -Art of Samurrai-オープニングデイ

音楽、お茶会、着物デモンストレーション、講演、フードサンプリング、アートプロジェクトなど、文化的な刺激にあふれた一日を私たちと一緒に楽しんでください。

・川上紹雪(茶道江戸千家宗家 副家元、 岐阜大学客員教授 )による講演 館内Norma Kershaw Auditoriumにて『茶道について』 AM10:30〜AM11:30
・フードサンプリング  AM11:30〜PM1:00まで
・着物デモンストレーション AM12:00〜PM1:00
・Morgan Pitelka博士(Occidental College)のよる講演 『武将・
将軍・神の芸術 徳川家康と武家文化の政治』 PM1:30〜PM2:30
・野点によるお茶のデモンストレーション 2:30 PM – 3:30 PM
・日本舞踊 Norma Kershaw Auditoriumにて 3:30 PM – 4:30 PM
さらに、日本のテーブルゲーム・囲碁や、折り紙制作などを、1日中いろいろな時間に楽しめます。
入場料:博物館入場料をお支払いの方とメンバーは無料
講演だけを聞く方の入場料: 8ドル

5月3日日曜日 PM1:30
「武士の仇討ちと徳川の秩序」
赤穂浪士四十七士の仇討ちとその他の復讐劇についての講義です。
ポモナ大学歴史教授Samuel H. Yamashita博士とHenry E. Sheffield博士が徳川の権威が、いかに侍の仇討ちの気持ちを制御し、許されない振舞いにつながったとき、どう対処したかを解説します。
入場料:博物館入場料をお支払いの方とメンバーは無料
講義だけを聞く方の入場料: 8ドル

5月14日木曜日 PM6:30
講義と聞き酒:日本酒の紹介
日本酒に興味があるのに何から始めたらわからないと思っていませんか?
東アジアの芸術と文化の専門家であるMeher McArthurが日本酒(米のお酒)の歴史を探ります。お酒がどこでどのように作られているのか、飲む時のお作法や日本文化における重要性などについて。お席に限りがございますので、ご予約のお電話をお願い致します。
予約番号:(714)567-3679
入場料: 一般22ドル メンバー18ドル(料金は前払いです)

5月16日土曜日 PM1:30
講義:日本の城とその内容・武家美術と建築
Bruce Coat博士(Scripps College芸術史・人文科学部長)が、目を見張る絵画や、精巧な家具や陶器、並外れた武具で満たされた巨大な城を日本中に築いた17世紀の武士階級について講義します。
入場料:博物館入場料をお支払いの方とメンバーは無料
講義だけを聞く方の入場料: 8ドル

5月30日土曜日 PM1:30
講義と実演: 日本の茶の湯と侍の道
武士階級はいかにして茶道を簡素、調和、静寂の哲学へと発展させたか、またお茶と禅の教えとの融合など、Sochi Nomotoが、茶の湯の起源と歴史をめぐる講演をします。この講義は John M. Lee Courtでの茶道実演にて締めくくられます。どなたでも、ご観覧いただけます。お茶会の参加者は、お抹茶と特製和菓子を試食できます。お茶会参加費用はお一人様10ドルです。お席に限りがございますので、ご予約された方のみご参加頂けます。
予約電話番号:(714)567-3679
入場料:博物館入場料をお支払いの方とメンバーは無料
講演だけを聞く方の入場料: 8ドル

クレジット
東京国立博物館所蔵『サムライ−日本の武家の宝物』展は、東芝グループの系列会社であるToshiba America , Inc.に所有される独立経営企業Toshiba America Electronic Components, Inc.から展示費用の一部を協賛されています。

バウワーズ博物館について
バウワーズ博物館は、国際的に名高い芸術文化施設であり、世界中の美術の保存、研究、および展示をすることを使命としています。
バウワーズは、「世界最高級の芸術と文化を通じて人々の生活を豊かにする」という任務を達成するために、展覧会、講演、アートクラス、旅行プログラム、子供のための芸術・音楽教育プログラムや地域コミュニティのためのプログラムなどを提供しています。 指針となる哲学は、人々が芸術を通して異なる文化について学ぶのを助け、ひいては自分達、そして私たちが住んでいる世界の素晴らしさを、より深く理解できるようにすることです。博物館の常設展示では、特にアフリカ、南太平洋、アジア、アメリカ先住民の芸術、及びカリフォルニア外光派絵画に重きをおいています。さらに、バウワーズは、『兵馬俑展:秦の始皇帝の保護者』『紫禁城の秘密の世界展』『死海文書展』『大英博物館所蔵エジプト宝物展』『チベット:世界の屋根からの宝物展』を含む、史上もっとも文化的価値のある展覧会をいくつも開催してきました。

このように高い評価を受けた展覧会に加え、博物館本館の2ブロック南に位置したバウワーズキッジアム(Bowers Kidseum)では、子供たちと家族、およびコミュニティのために多様な文化的・芸術的教育体験を提供しています。キッジアムは、想像力と創造性が「奨励される」だけでなく、「育まれる」ような、楽しい環境を子供たちに提供する事を使命としています。

住所・時間・入場料:
バウワーズ博物館は、2002 North Main Street, Santa Ana, CA 92706にあります。オープン時間は、以下の通りです。火曜日〜日曜日:AM10:00〜PM4:00/毎月第4木曜日: AM10:00〜PM8:00/入場料は大人12ドル。学生と62歳以上のシニアは9ドル。6歳未満の子供は無料です。詳しくは、(714)567-3600にお電話ください。またはウェブサイトwww.bowers.orgをご覧下さい。

バウワーズキッジアムは、1802 North Main Street Santa Ana, CA 92706にあります。オープン時間は以下の通りです。火曜日と金曜日:AM10:00〜PM3:00/土曜日と日曜日:AM11:00〜PM4:00/入場料は、大人と3歳以上の子供が6ドル、そして、3歳未満の子供は無料です。詳しくは、(714)567-3600にお電話ください。またはウェブサイトwww.bowers.orgをご覧下さい。

無料の日:The Lockhart Familyは、毎月第一日曜日に、サンタアナ居住者入場無料デイをバウワーズ博物館に提供しています。現在では、The Lockhart Familyに加えて、Target社のご支援で、毎月第一日曜日の入場料無料制度が全ての訪問者に適応できるようになりました。さらに、Dorothy Goerl記念基金からのご寄付により、証明書類を持参したサンタアナ居住者の方々は、毎月第3火曜日にも無料で入場できます。

コメント(0)

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

ロサンゼルス着物クラブ 更新情報

ロサンゼルス着物クラブのメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。