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クローズアップ現代コミュの2008年3月5日(水)論争・道路をどうする?

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2008年3月5日(水)論争・道路をどうする?


スタジオゲスト:田中重好(名古屋大学大学院教授)
    赤岩勇二(NHK政治部・記者)


道路を整備する財源。50年以上前。田中角栄らの議員立法で成立した道路特定財源。
ある自治体の首長「地方に道路を作らなくていいのか・・・」
発想を転換する自治体も出てきた。
今後の道路整備をどうするのか。まきおこる道路論争。

国の借金778兆円。先進国で最悪の財政状況。今後高齢化が進み、社会保障が増大する。限られた税金をどう使うか
道路特定財源というものをどう使うか。
焦点となる道路特定財源。ガソリン税や自動車重量税などにかけられる税金から。5.4兆円。
今後10年間で最大59兆円を道路整備に使う予定。
民主党は道路特定財源の廃止を主張。一般財源とする予定。
1800ほどの自治体のうち1794が道路特定財源の維持の要望書に署名。 
自治体にとっての道路特定財源の重み。

道路決起大会。
演説者「さらに道路を整備しなければならない・・・」
全国の自治体に危機感が広がる。

鹿児島県南さつま市。7億円を道路特定財源から受けている。市の財政の半分。市は全ての世帯にビラを配布して制度の重要性を訴える。市の担当者の説明「この問題はお金の問題・・・」
市では生活道路を中心に干そう工事や改修工事などを行う予定。
南さつま市市長「都市部は道路整備を進めてきた・・・それで地方は置いていかれる・・・不公平・・・」
道路整備の費用の半分は国が補助金として出す。自治体は地方債という借金で自らの3割の負担分を賄う。
3割程度の自己負担で道路整備ができる現行制度。自己負担が借金になる。
借金の4分の一は道路整備によるもの。
市の政策説明会。財政が厳しい中で道路整備を進め地域活性化を進める方針を説明。
男性市民A「財政難的な現実をみて・・・・」
男性市民B「道路整備が地域の活性化に必要・・・」
女性市民「道路は私たちの命だと思う・・・」
県の中心や空港への幹線道路の整備に活性化の期待を託す 
南さつま市市長「やっぱり道路なんですよ・・・産業活動の中心は道路」

見直しを始めた自治体の例。兵庫県加西市。
加西市市長「ブレーキをかけないと借金が増えていく・・・」 
財政破綻を避けるため国から指導を受けている加西市。市民病院の経営建て直しや公立学校の耐震補強なども行わなければならない。
新たな道路は原則建設しないという方針を打ち出す。福祉や教育に予算を配分する。
今の市長の就任前に決まっていた道路整備計画。55%の補助を受けて平成18年度からスタートしていた。3年目の平成20年度に中止すればこれまで受けた補助金を返還しなければならない。市長は続行するしかないと判断。代わりに新年度の予算を大幅に削る。
担当者と市長の会議。結局予算削減の方針は変更しないことに。
補助金が減ることをめぐって新たな波紋。 
市議会議員たちがこの点に反発。
加西市桜井市議 「国に無理をいって採択してもらった・・・次回に差し支えるかもしれない・・・信義に反する・・・」
加西市市長「作る分についてはいけいけどんどんでいけるが・・・補助金はアクセルをふみやすいがブレーキをかけにくい・・・」 

ここでスタジオ。
スタジオゲストは田中重好(名古屋大学大学院教授)と赤岩勇二(NHK政治部・記者)。
田中「市長の気持ちはよく分かる・・・今は拡大から縮小へ向かっている・・・アクセルは簡単だがブレーキを踏んで方向転換しなければならない・・・大都市はコンパクトシティへ向かって・・・過疎地もどう守っていくか・・・地方財政は非常に厳しい・・・1980年代からの財政投資・・・自治体の経営する側からは問題に・・・道路特定と暫定税率で地域にお金をまわす・・・のどから手が出るほどほしい・・」
国谷キャスター「先ほどにもあったように道路の整備をすることで地域に借金がたまる・・・決して使い勝手がいいのではないではないか」
田中「それが問題・・・国が用意したメニューの中で選ばざるをえない・・・地域の実情に戻ったときに選んだ選択肢がベストチョイスかというと問題が残る・・・」
国谷「自治体が署名していた・・・国の道路整備中期計画の世論調査は妥当でないと見る人が50%だった・・・」 
田中「かつては国が決めたものが公共事業だった・・・公共事業の公共性が問われている・・・国民が身近に決めたいと考えていると思う・・・」

自民党と民主党が激しく対立している。 
自民党は現在の税率の継続を主張
自民党伊吹幹事長「道路は必要か不必要かではなく・・・必要であり優先順位だけがある・・・道路特定財源がなくなれば結局教育や福祉に回すお金を削らざるをえなくなる・・・道路を作るか否かではなく地方財政を守るかどうかの問題・・・」
民主党菅直人代表代行「官僚が膨大な金を握っている・・・自分たちがその配分を・・・私たちは国民主権・地方主権を取り戻すために道路財源を突破口にする・・・」

民主党の小川淳也衆院議員。地元香川県の知事から厳しい批判を受ける 
真鍋香川県知事「具体案がなんにもなくて・・・混乱するだけ・・・政争の具にするのをやめてほしい」
集会で支持者から疑問の声が上がる。 
小川「与野党で攻防するのは当然だが・・・政治色を抜くことが必要だと感じる・・・」

自民党の中でも修正協議に応じるべきという声も。
小泉純一郎「自民党の中でも協議に応じてもよいという考えがある・・・私なんかそうだ・・・」 

自民党の埼玉選出の柴山昌彦衆院議員。地元の有権者から直接意見を聞く。
今の特定財源のあり方は見直すべきという意見が出る。 
自民党の姿勢に対する批判の声。
市民「選挙で一般財源化すると言っていたじゃないか・・・」
柴山「与党の基本的なスタンスに否定的な人が多い・・・危機感が倍化した」

どう決着をつけるのか両党が問われる。
伊吹「強行採決はない・・・民主党も地方財政に迷惑をかけないと明示してほしい・・・そこから議論が始まる・・・」
菅「わが党の考え方を受け入れるならば話し合いに・・・道路は国民の信を問う価値のある問題だと思う・・・」

再びスタジオ。田中重好(名古屋大学大学院教授)と赤岩勇二(NHK政治部・記者)と国谷キャスター。
国谷「自民党は・・・」
赤岩「整備計画の10年間で59兆円が妥当かどうか・・・追求されている・・・」
国谷「民主党は暫定税率廃止を訴えるが、必要な道路は今後整備していくとも答えている・・・しかし、財源をどうするか説得的に述べていない・・・」
国谷「小泉、安部の時代に自民党内でも一般財源化の流れができていたのでは・・・」
赤岩「厳密に言うと全て一般化することは難しいと言われていた・・・自民党は先の選挙で大敗した・・・その状況の中で議論が進んでいない・・・」
国谷「どんなところで議論が行われるべきか・・・」
田中「2001年の分権改革以来、地域のほうでは分権化が進んできた・・・しかし道路の問題は、地域の古い陳情型で起きている・・・地域からもっと具体的に別の形を示すべきかもしれない・・・」 
国谷「下からではないとは?」
田中「自治体は国から提示された中からのチョイスになっている・・・本当に必要か決めるべきなのは市民や自治体・・・道路をどう作るのか・・・しかも借金が膨大に膨れ上がる・・・」
国谷「政局も絡んで・・・民主党としては解散総選挙をにらんでいるのか?」
赤岩「民主党からは歩み寄っていない・・・政府の方では3月末までに決着をつけたい・・・政局をにらんでそれぞれが動いている・・・合意は簡単でない」
国谷「政局に流されないでほしい・・・」
赤岩「新しい問題を考えるきっかけになれば・・・」  


以上見ながらのメモと見終わってから50分ほどの記憶より

コメント(1)

私は兵庫県の加西市市長に賛成だ。
それに、公共事業の公共性をとても疑問に思う。
必ずしも新しくする必要のなさそうな道路、
優先順位をつけるとすれば教育や医療の下に来そうな道路、
大して渋滞のないような場所に作られる「渋滞緩和のための」道路
など、もしかしたら私が知らないだけで緊急性の高い工事だったのかもしれないけれど、もしそうだとしても、その緊急性のアピールが住民に対して行われるべきであると思う。

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