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「戦場体験放映保存の会」コミュの戦場証言取材マニュアル

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【取材前保存会からの支給するもの】
・軍歴書※コピー、原本は本部にて保管
 →保存会作成。陸海共用、海軍、軍属の3種類があります。
 →事前にご本人に書いていただいたもの
 →保存会作成。陸海共用、海軍、軍属の3種類があります。
・取材用テープ(ミニDV):カメラ1台につき2~3本
 →取材時間の目安はおおよそ2時間、兵歴によって異なる
【取材後保存会へ返却または提出するもの】
・軍歴書
 →取材時に軍歴等の修正や書き込みをする場合があるため
・取材済みテープ
 →ラベルに必ず証言者名と取材年月日、メイン、サブ
  一本目、二本目といった撮影順序が分かるように番号を
・取材メモ
 →映像編集、データベースとしてまとめる時に必須です。
 →証言内容のタイムテーブル
  ※一本目では○作戦、二本目では△作戦と質疑応答、等大まかで可

1 事前準備
(1)軍歴表をもとにして基本的な事項を下調べする。
   ・兵種、所属部隊、参加作戦、参加地域など。
    →資料(書籍など)やネット検索で簡単に調べておく。
    →メーリングリストで問い合わせる。
   ・インタビューする人に手記や著書があれば必ず読んでおく。
(2)インタビューで使えそうな資料を用意する。
   ・当時の地図(地名等が現在と違うため)
    →保存会が持っている地図のコピーを用意する。
     (中国、満州、南方地域、主な作戦の経過要図)
   ・現在の地図
    →市販されている地図
   ・参考になりそうな資料書籍
    →便覧、写真集、歴史群像シリーズものなど
    →ネット検索で探したページをプリントアウトしたもの
(3)撮影準備
   ・撮影機材のチェック
    →通常の家庭用ビデオ、三脚の他、ビデオに取り付けるイヤホンと
出来る限りマイクを用意する。マイクは、家庭用ビデオの場合、
マイク入力端子のある機種であれば、ガンマイク等の専用機より
むしろ音声ケーブルが付いたタイプのものが便利。
   ・撮影用テープの用意
    →持続的に聞き取りをして下さる方には、保存会から支給されるので事前に受け取る。
   ・2人以上でインタビューする場合は、
    撮影する係とインタビューする係を決めておく。
(4)自宅以外の取材場所の確保
   ・自宅で取材できない場合、別途会場を用意する。
    →公共施設の会議室など
     (インタビューする相手の住んでいる市町村の施設)
    →不明の場合は保存会事務所に問い合わせる。
    →会場の使用料は原則、保存会が負担する。

2 撮影前日
(1)インタビューする相手に連絡して日時と場所の確認をする。
   →相手が忘れている場合があるため(特に時間)。
(2)バッテリーを使う場合は、バッテリーが充電されているか確認する。
(3)AC電源を使う場合は、延長コードを必ず用意する。
(4)マイクをカメラに取付け、音声のチェックをしておく。
(5)その他撮影機材の準備
(6)撮影用テープの確認
   →カメラ1台につき、miniDV60分を3本以上用意する。
   →保存会から受け取る。
(7)カメラの録画時間モードを標準モード(SP)に設定する。
   →LPモードで撮影してはいけない。

3 撮影当日
(1)絶対に遅刻しないこと
   →インタビューをお願いしている相手に迷惑がかかるため。
(2)取材費(後日の申請のため)
  ・交通費
   →タクシーを利用した場合は必ず領収書をもらう。
   →電車、バス等を利用した場合は料金を覚えておく。
    (現時点では、原則として、電車・バス代は個人負担、タクシー代は会が負担しています。
交通費が五千円を超える場合は事前に個別相談します。)
  ・会場使用料
   →自宅以外の会場を使用する場合は、使用料の領収書をもらう。
(3)ごあいさつ
   →本人ならびにご家族にきちんとあいさつをする。
   →保存会の趣旨をあらためて説明する。

4 撮影
(1)撮影する場所を決める。
  ・証言者の座り位置とカメラの置き場所を決める。
   →窓際など出来るだけ明るい場所で行う。
暗い部屋では遠慮無くお願いをして電気を付けさせて頂く。
   →逆光にならないこと
   →原則として証言者が希望するところ
(2)証言者が保持している写真や当時の資料がある場合は、
   撮影をする前に用意してもらう。
(3)カメラのサイズと音声のチェック
  ・2人以上で取材する場合、カメラセッティングをしている間、
   聞き手は証言者と雑談がてらインタビュー進行の打ち合わせを行う。
  ※カメラセッティングが終わらないうちにインタビューをしてはいけない。
  ※インタビューを始める前に必ず撮影者に確認すること。
  ・カメラのサイズ
   →1カメの場合はバストショット
   (バストショット=上半身・ある程度の身振りがおさまるサイズ)
   →2カメの場合はバストショットとフルショット
   (フルショット=全身・動作がすべておさまるサイズ)
  ・音声(マイクを証言者に身につけてもらう場合)
   →衣擦れがおきないように注意する。
   →不安な場合は、マイクをすえ置きにする。
  ・音声(すえ置きの場合)
   →証言者の口元にマイクを向ける。
   →出来るだけ証言者の近くに置く。
  ・音声チェック
   →多少のフレームアウトは構いません、重要なのは証言の肉声です。
→身につける場合でもすえ置きの場合でも、
    必ずイヤホン等で音声がきちんと入っているかをチェックする。

5 取材(インタビュー)
(1)インタビュー進行の基本
  ・軍歴表にしたがって、入営から除隊もしくは復員までの経緯を一通り
   話してもらう。
  ・証言者が実体験したことを話してもらう。
   →また聞きやうわさ話などは証言資料としての価値はありません。
   →ただし、雑談や話の流れで出た場合は、話を無理にさえぎらない。
  ・兵科、兵種の特徴を聞く
   →どのような教育、訓練を受けたのかなど
   →戦場での具体的な役割分担など
  ・参加作戦での経験
   →事前調査次第で聞き取りの内容に差が出るので、下調べは念入りに。
  ・前線での戦場体験だけでなく、後方勤務、平時の軍隊生活など
(2)タイムスケジュール
  ・テープの収録時間は最大で60分なので、50分を目処に休憩をいれる。
   →証言者の疲労を軽減
   (撮影前に50分くらいで休憩を入れることを伝えておく)。
   →テープチェンジの時間を確保。
  ・2人以上で取材する場合、聞き手はテープの残量時間に注意する。
(3)誘導質問をしない
  ・政治、思想的な話を聞き手の方から触れない
   →例:天皇問題、靖国問題、東京裁判、慰安婦問題、南京事件など
(4)ただの会話・雑談になってはいけない
  ・あくまでも歴史資料としての証言取材である。
   →聞き手などの台詞(声を書き換え)が多いと証言記録としての
価値が低下する。
  ・少ない言葉で証言者の話をうまく聞き出すのが聞き手の役割。
  ・あいづちも無言で行うのが原則です(それを先方に事前に説明しておく)。

6 撮影終了後
(1)証言者が所有している資料・写真などについて
   ・借りられる場合
    →コピーなどをとり、保管整理する。
    →借りたものは必ず返却する。
   ・借りられない場合
    →取材終了後、ビデオカメラもしくはカメラなどで撮影する。
(2)撮影レポートを作成する。
   ・取材開始から何分ころにどのような内容が話されたかを記録する。
    →取材中にチェックしておく。
(3)取材テープの取り扱い
   ・収録テープは保存会事務局に撮影レポートと一緒に渡す。
    →資料として保存するため。
【疑問・質問があればMLもしくは事務局へ相談して下さい】

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