米国、南NJ州クリスチャン教会コミュの神を侮る罪。

神を侮る罪。
ローマ2:1-3:8。

神に背き、不道徳と悪事を重ねている人類の罪に対する神の怒りについて語ったパウロは、「このような道徳的な腐敗は神を知らない異邦人のことであって、自分たちには関係ない」と自負しているユダヤ人たちに、あなたがたも例外ではなく、弁解の余地はないのだと戒めています。ユダヤ人は、自分たちだけが、律法を与えられ、神の民とされた特別な民族であるという優越感をもち、他の民族を異邦人と呼んで差別し見下げていました。

自分たちだけは、異邦人と違った特別の民族であるという優越感から、平気で他人の悪事に眉をひそめて裁くことができたのです。主イエスは＜あなたがたは、それよりも大きな欠点が自分にあるのが分からないのですか。＞（マタイ7:3）と戒められました。今日も私たちは、自分のことを棚に上げて人を裁いているのです。

神のみ前においては、ユダヤ人の生きかたも、異邦人の生きかたも、まったく変わりはありません。そこでは誰も自分が人よりも優れた点があるかのように誇ることはできません。自分を人よりも優れたもののように思うのも、無意味なことです。＜人々の隠れたことを裁かれる最後の日に、これらのことが明らかになるのである。＞（2:16）自分の正しさを弁解する余地はありません。

私たちは、罪深い人間であることに気付かず、悔い改める必要を認めないために、キリストの十字架による罪赦しの恵みをないがしろにするという、大きな罪を犯しているのです。自分の正しさによって生きられると　傲慢に思い違いをすることこそ、どのような不道徳や悪事にもまして、神を侮る最も恐ろしい罪であるのです。アーメン。