米国、南NJ州クリスチャン教会コミュの四旬節の意味。

四旬節の意味。
出エジプト記34:28.。

四旬節はキリスト教で復活祭までの46日間から日曜日を除いた 40 日間の斎戒期間。キリストの荒野での40日間の断食、苦難を記念するものです。ラテン語においては、四旬節は「40番目」を意味する＜クアドラゲシ（Quadragesima）と言う言葉で表されています。ヨーロッパのいくつかの言語ではこのラテン語が変形した形が用いています。

スペイン語の＜クアレスマ＞（Cuaresma）, アイルランド語のカルハス（Carghas）,また英語の複合語＜クオドラジエシマく、サンデ＞（Quadragesima Sunday）など。英語では一般的に＜レント＞（Lent）という語が用いられています。この言葉はもともとゲルマン語で春を表す言葉に由来しています。

もともとカトリック教会の説教はラテン語で行われていましたが、中世後期になって各言語での説教が行われるようになると共に、四旬節の呼び名も各地の言語に基ずいたものに変化していったと考えられます。復活祭はイエス、キリストの復活を祝い、四旬節は聖週間（復活祭前の1週間）を準備するのです。

聖週間では。紀元29年頃にローマ帝国のユダヤ属州で起こったと考えられるイエスのエルサレム入城からその受難と死までが記念されています。40という数字は旧約聖書の中で特別な準備期間を示す数字でありました。例えば、モーセは民を率いて40年荒野を彷徨っていました。ヨナはニネウエの人々に40日以内に改心しなければ街が滅びると預言しました。

イエスは公生活を前に40日間荒野で過ごし、断食しました。四旬節の40日間はそのような伝統に従い、キリスト教徒にとってはイエスに倣うという意義のある準備期間となっています。