米国、南NJ州クリスチャン教会コミュの最後の夕食。

最後の夕食
マルコ14:12-26。

イエスは十字架につけられる前夜、弟子たちと共に、あらかじめ用意されていたある家の二階の広間ですごしの食事をされました。そのようすは、レオナルド、ダ、ウインチノの「最後の晩餐」の壁画などでよく知られています。共に食事をすると言うことは、親しい交わりのために大切なことであり、イエスも好んで人々と食事を共にされたようです。

この最後の食事は、今日まで教会で守りつずけられています。聖餐式のもとになった大切な食事です。その席上で、イエスはパンと葡萄酒を弟子たちにおあたえになり、人々の罪をとりさるために、ご自身の体と血とを犠牲として捧げることを明らかにされました。

食事の途中でイエスはパンをさいて弟子たちにさし出し、「取れ、これは私の体である」と言われました。さかれたパンは、十字架の上で引き裂かれるイエスの肉体のことです。神殿において罪をいいあらわした人々は、自分の体を捧げるしるしとして動物を犠牲として祭だんに捧げるのが、ユダヤのならわしでした。

イエス、キリストは私たちの罪をとりさるために、ご自身の肉体をいけにえとして、十字架の上におささげになったのです。もっとも大きな愛は、相手のために生命を捨てることです。イエスは私たちの罪をとりさるために、ご自分の生命を捨てることによって、私たちに対する愛をあらわされました。

イエスが私たちにさし出された生命のパンであるご自身の生命です。私たちは今日、聖餐式を中心として守られる教会の礼拝において、この恵みにあずかることができるのです。