米国、南NJ州クリスチャン教会コミュの水を葡萄酒に変える。

水を葡萄酒に変える。
ヨハネ2:1-12。

ヨハネは、イエスの宣教活動の重点をエルサレムとその周辺に置いています。イエスの生涯の中で公的宣教の時期は、水を葡萄酒に変えたしるしに始まりました。ガリラヤのカナで結婚式がありました。イエスは弟子たちと共にその婚宴に招かれました。

当時結婚の宴は一週間も続くことがありました。ところが祝宴に付き物の葡萄酒が底をついてしまいました。世話役の当惑を察し、マリヤはイエスに事態の窮状を訴えました。＜あなたは私と何の関係があるのでしょう。女の方。私の時はまだ来ていません＞（2:3. 2:4）。

一見マリヤを突き放す冷たい言葉のように感じられますが、イエスの真意はご自身の関心事と母の関心事が異なっていることを指摘しています。別に彼女の要請を拒絶したのでなく、そう言った後で彼女の願いに答えておられます。＜私の時はまだ来ていません＞という言葉から判断しても、イエスの地上生涯の目的という高い次元からの発言であったのです。

ここで、「時」はイエスの十字架の死を意味しています。それは神のご計画のうちに定められた時を意味しています。イエスはここで、それが母の要求であっても人の要求に従って行動することができないことを示されたのです。

マリヤはイエスの真理を理解しました。手伝いの者は＜あの方が言われることを、何でもしてあげてください＞と語ることによって、彼女はイエスの主権を認め、イエスがご自分から進んで援助の手を伸べてくださることへの信頼を表明しました。そこには120 リットルも入る石の水がめが6個置いてありました。

それに水をいっぱい満たすよう指示したイエスは、、次にそれをくんで世話役のところへ持って行くようにと言われた。彼らはイエスの言葉どおりにした。世話役がこれを味わった時、水は葡萄酒に変わって、通常初めに良い葡萄酒を出し、酔いが回って舌の感覚が鈍ってくる頃になると悪い葡萄酒を出したりしました。酒の種明しを知らない世話役は花婿を呼びその行為をたたえました。奇蹟が起こったのです。