米国、南NJ州クリスチャン教会コミュのピリポ、カイザリヤでの信仰の告白。

ピリポ、カイザリヤでの信仰告白。
ルカ9:18-27.　
並行箇所。マタイ16:13-20. マルコ 8:27-30.

彼らに言われた、＜それでは、あなたがたは私を誰と言うか＞。ペテロが答えて言った、＜神のキリストです＞。（9:20）

20節のみ言葉が今日のメッセージの中心の言葉になります。イエスさまのご生涯は、大きく二つに分かれます。人々はイエスさまのことを、お話は素晴らしいし、病気も癒してくださるので歓迎しました。しかし、「ガリラヤの春」はいつまでも続きませんでした。イエスさまは後半の生涯にお入りになります。この後半を、内村鑑三は「十字架への道と言っています。

イエスさまの公の生涯は三年ですが、前の二年がガリラヤの春と言われる時代であり、その後がエルサレムにおいて十字架におつきになるまでの時期になります。ここには二つのことがあります。一つはペテロがイエスさまに対して信仰の告白をすることです。20節の＜神のキリストです＞というのを、マタイによる福音書では＜生ける神の子神の子キリストです＞と書いてあります。（16:16）

神さまがおつかわしになったキリストです。これはペテロの信仰の告白と言うべきものです。もう一つのことは、イエスさまの姿変わりです。イエスさまはこの二つの出来事の後、十字架に向かって進まれるのです。＜さて、イエスが天に上げられる日が近ずいたので、エルサレムへ行こうと決意して、その方へ顔を向けられ＞と書いてあります。（9:51）イエスさまがエルサレムに顔を向けられ、決意して行かれたということです。

＜さあ、これからがこの世界に来た使命である、十字架によるあがないのわざに向かうのだ＞という、ただならぬ出来事であったと思います。アメーン。