歴代誌。
緒論。
新改訳聖書で歴代誌と呼ばれてきた二巻は、ヘブル語本文ではデイブレー、ハッヤーミームと呼ばれ、元来は、上下の区別がなく一巻でありました。直訳すると＜日々の出来事＞となります。
歴代誌は人類の始祖アダムからバビロンへ強制的に連行後数代にわたる歴史を、系図という形で記しています。それに続いてダビデ王のことと、特に神殿建設の準備について記し、その次に、実際に神殿を建設したソロモン王のことを記しています。
最後に、ソロモンの子レハブアム王から始まる分裂後の南ユダ王国の王たちを、信仰という観点から信仰の王と不信仰の王とに分けて記し、最後はユダ王国の滅亡とバビロンへの強制連行について記しております。
そのうち、第一は、ダビデ王まで記しており、それは、神がいかに自分の契約に対して真実であられるかということに注目しており、その神の契約に対してイスラエル人が忠実であるべきことを勧め、また警告しているのが歴代誌です。
従って、ヘブル語テキストによる聖書の最終節は、ペルシヤ王クロスが、エルサレムの神殿再建と祖国への帰還を命じた布告の言葉となっており、イエス、キリストの教会という真の神殿と罪からの解放を主題とする新約聖書への展望につながっています。
緒論。
新改訳聖書で歴代誌と呼ばれてきた二巻は、ヘブル語本文ではデイブレー、ハッヤーミームと呼ばれ、元来は、上下の区別がなく一巻でありました。直訳すると＜日々の出来事＞となります。
歴代誌は人類の始祖アダムからバビロンへ強制的に連行後数代にわたる歴史を、系図という形で記しています。それに続いてダビデ王のことと、特に神殿建設の準備について記し、その次に、実際に神殿を建設したソロモン王のことを記しています。
最後に、ソロモンの子レハブアム王から始まる分裂後の南ユダ王国の王たちを、信仰という観点から信仰の王と不信仰の王とに分けて記し、最後はユダ王国の滅亡とバビロンへの強制連行について記しております。
そのうち、第一は、ダビデ王まで記しており、それは、神がいかに自分の契約に対して真実であられるかということに注目しており、その神の契約に対してイスラエル人が忠実であるべきことを勧め、また警告しているのが歴代誌です。
従って、ヘブル語テキストによる聖書の最終節は、ペルシヤ王クロスが、エルサレムの神殿再建と祖国への帰還を命じた布告の言葉となっており、イエス、キリストの教会という真の神殿と罪からの解放を主題とする新約聖書への展望につながっています。
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