米国、南NJ州クリスチャン教会コミュの神殿が破壊されることの予告。

神殿が破壊されることの予告。
ルカ21:5-19。

どのようなものでも、永遠のものはなく、終わりが必ず来ます。歴史観には二つのタイプがあります。ギリシャ人は、歴史は円のように同じことを繰り返していると考えました。ユダヤ人の歴史観は、歴史はある方向に進んでいると言う考え方です。聖書は、私たちの人生も世界の歴史も、ある方向に進んでいると教えています。

人生の終わりも、世の終わりも、破壊で終わるか、あるいは救いがあり、完成に至るのか、エルサレムの滅びについておっしゃているのです。私たちにとっての完成とは、どういうことでしょうか。それは、救いが完成されることです。イエスは、私たちを神の国の完成に導こうとしていらっしゃるお方です。

エルサレムの神殿は、見事な石と奉納物とで飾られていました。10メートルもある、大理石の柱が何本も立っており、金細工のぶどうなどの奉納物で飾られていました。人々が神殿の栄光を褒めている時に、イエスは、＜あなたがたは、これらのものをながめているが、その石一つでも崩せられるに、他の石の上に残ることもなくなる日が、来るであろう。＞（24:6）とおっしゃいました。

神殿が徹底的に崩壊すると言う預言は、神殿に寄りかかっている安逸をむさぼっているエルサレムの宗教指導者たちに対する警告でありましたが、弟子たちにも大きな不安を与えました。その立派な大理石の柱が崩れ、町全体を取り囲んでいる石の壁も崩れ、徹底的に滅ぼされてしまう時が来ると言われたときに、＜そういうことがあるのでしょうか、いつあるのでしょうか、＞と弟子たちは尋ねました。

そんなことは起こりえないだろう。すでに、その時から6百年くらい前に、神殿がバビロンによって破壊され、その神殿が再興され、町は復活したのです。そのエルサレムが滅びるとしたら、まさによの終わりだとユダヤ人は考えていました。イエスは終末には四つのしるし、偽キリストの出現、世界戦争、国家的対立そして天変地異が起こると告げられました。

偽キリストは過去にも多く現れましたが、今日にも多く出現して人々を惑わしています。聖書では、時間は神が万物を創造した時に始まり、やがて終る時がくると教えています。それがいつであるか、私たちには分らない？。教会はますます熱心になって、全世界に福音を宣べ伝えることです。アメーン。