米国、南NJ州クリスチャン教会コミュの高ぶる者たちに対する裁き。

高ぶる者たちに対する裁き。
イザヤ2:6-22。

イザヤ書は旧約聖書中、最も多く新約聖書に引用されています。そのメッセージは福音的で、キリストの生涯が預言されていますので、＜第5福音書＞とも呼ばれています。

主が示した栄光に満ちた未来の有様に比べて、イザヤ時代のエルサレムの現実の姿は、全世界の人々が主の教えを受けに集まるどころか、主のみ言葉に対してイスラエル（ユダ）が心をすっかり閉ざして、主のみ言葉をイザヤとその弟子たちの内に封じ込めた状態になっていました。

それは、東方のペリシテから占師を沢山受け入れ、彼らを歓迎した結果、国は金銀、財宝が多くなり、馬や戦車も多くなりました。しかし同時に偶像が増え、彼らは自分たちの手で作った物を拝んでいました。神の信仰が欠けて迷信が横行していたのです。（2:6-8）　イスラエルが軽悔していたペリシテと異ならないほどでした。

神の民を自認するイスラエルでは、他の国は主に対する不信仰によって審判に遭うが、自分たちは＜主の日＞に神の救いのわざにあずかると確信していました。しかし、預言者たちは、このような自分勝手な＜主の日＞の期待に厳しい批判を込めてイスラエルが徹底的にさばかれる日こそが＜主の日＞であることを宣言しています。

＜主の日を待ち望んでいる者は災いだ。なぜ主の日を待ち望むのか。それは、闇であって、光ではない。＞（現代訳、アモス5:18-以下）。＜人々は、主の御怒りを避けて、岩の間やほら穴に身を隠す。＞（現代訳、3;21.10.19.）またイザヤは三回も神の裁きの恐ろしさを人々に伝えています。

預言者イザヤは、偶像がそれに頼る者の危機の際に全く無力であるばかりか、かえって重荷となることを指摘しています。＜バビロンの偶像神ベルとネボは、家畜の背中に積まれて、運ばれて行く。＞（46:1）彼らは民を解放してやることもできず、自分自身が縛られて、運ばれれてしまうのです。

イザヤはこの部分の結びに、人間を造られた神を信頼するようにと勧めています。＜鼻で息をする＞（創2:7）神に命の息を吹きいられた者は、神なしには生きることができない者であることを力説しています。

＜神に近ずきなさい。そうすれば、神もあなたがたに近ずいてくださるのです＞（ヤコブ4:8）どれだけ神と親しくなるかは、私たちの選択にかかっています。そこにエネルギーを注ぎ込むことです。アメーン。